タンパク質のフォールディングに対する溶媒効果の分子論的研究
タンパク質のフォールディングに対する溶媒効果の分子論的研究
批准号:
13740335
负责人:
吉田 亨次
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
溶液中でのタンパク質のフォールディング機構を分子論的に解明するために、水/アルコール混合溶媒中においてモデルタンパク質の変性実験を行い、さらに溶媒の液体構造を中性子散乱実験ならびに理論計算によって明らかにした。F-moc固相合成法により、モデルタンパク質であるFSD-1(28残基)を合成し、エタノール/水、トリフルオロエタノール/水に溶解し円偏光二色性スペクトルを測定した。そして二次構造解析を行い、特定のアルコール濃度でタンパク質の立体構造が変化することを見出した。次にこれら溶媒の液体構造を明かにするために中性子散乱法、RISM積分方程式理論、および分子動力学シミュレーションの手法を用いて、溶媒を構成する原子間の動径分布関数を求めた。その結果、アルコールの濃度が変化すると液体構造が大きく変化することが示された。つまり、水の濃度が高い領域では、水の正四面体類似ネットワークが発達し、アルコールの疎水基は水のつくるネットワークに取り囲まれ、複数のアルコール分子が集合している。一方、アルコールの濃度が高い領域では、水素結合で結ばれた鎖構造が支配的である。そして、この構造変化が起こるアルコールの濃度は前述のタンパク質の構造変化が起こる濃度とほぼ一致していた。このことから、タンパク質の立体構造安定性には溶媒である水の正四面体類似構造が不可欠であると結論できる。さらにFSD-1の一部(10残基)とエタノール/金剛溶媒系について一般化アンサンブル法による分子動力学シミュレーションを行い、タンパク質の残基を構成する各原子と溶媒分子の相互作用を明らかにし、ミクロスコピックなフォールディング機構を解明した。
英文摘要
溶液中でのタンパク質のフォールディング機構を分子論的に解明するために、水/アルコール混合溶媒中においてモデルタンパク質の変性実験を行い、さらに溶媒の液体構造を中性子散乱実験ならびに理論計算によって明らかにした。F-moc固相合成法により、モデルタンパク質であるFSD-1(28残基)を合成し、エタノール/水、トリフルオロエタノール/水に溶解し円偏光二色性スペクトルを測定した。そして二次構造解析を行い、特定のアルコール濃度でタンパク質の立体構造が変化することを見出した。次にこれら溶媒の液体構造を明かにするために中性子散乱法、RISM積分方程式理論、および分子動力学シミュレーションの手法を用いて、溶媒を構成する原子間の動径分布関数を求めた。その結果、アルコールの濃度が変化すると液体構造が大きく変化することが示された。つまり、水の濃度が高い領域では、水の正四面体類似ネットワークが発達し、アルコールの疎水基は水のつくるネットワークに取り囲まれ、複数のアルコール分子が集合している。一方、アルコールの濃度が高い領域では、水素結合で結ばれた鎖構造が支配的である。そして、この構造変化が起こるアルコールの濃度は前述のタンパク質の構造変化が起こる濃度とほぼ一致していた。このことから、タンパク質の立体構造安定性には溶媒である水の正四面体類似構造が不可欠であると結論できる。さらにFSD-1の一部(10残基)とエタノール/金剛溶媒系について一般化アンサンブル法による分子動力学シミュレーションを行い、タンパク質の残基を構成する各原子と溶媒分子の相互作用を明らかにし、ミクロスコピックなフォールディング機構を解明した。
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K.Yoshida, T.Yamaguchi, M.Nagao, Y.Kawabata, H.Seto, T.Takeda: "Slow dynamics of butoxyethanol-water mixture by neutron spin echo technique"Appl.Phys A. 74. S386-S388 (2002)
K.Yoshida、T.Yamaguchi、M.Nagao、Y.Kawabata、H.Seto、T.Takeda:“通过中子自旋回波技术测定丁氧基乙醇-水混合物的慢速动力学”Appl.Phys A. 74. S386-S388 (2002
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Yoshida, T.Yamaguchi, A.Kovalenko, F.Hirata: "Structure of tert-buthyl alcohol-water mixtures studied by the RISM theory"J.Phys.Chem.B. 106. 5042-5049 (2002)
K.Yoshida、T.Yamaguchi、A.Kovalenko、F.Hirata:“用 RISM 理论研究叔丁醇-水混合物的结构”J.Phys.Chem.B。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Yosida, T.Yamaguchi: "Low-frequency Raman spectroscopy of aqueous solutions of aliphatic alcohols"Z.Naturforsch. 56a. 529-536 (2001)
K.Yosida、T.Yamaguchi:“脂肪醇水溶液的低频拉曼光谱”Z.Naturforsch。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
T.Takamuku, A.Nakamizo, M.Tabata, K.Yoshida, T.Yamaguchi, T.Otomo: "Large-angle X-ray scattering, Small-angle neutron scattering, and NMR relaxation studies on mixing states of 1,4-dioxane-water, 1,3-dioxane-water, and tetrahydrofuran-water mixtures"J.Mol
T.Takamuku、A.Nakamizo、M.Tabata、K.Yoshida、T.Yamaguchi、T.Otomo:“1,4 混合态的大角 X 射线散射、小角中子散射和 NMR 弛豫研究
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Yoshida, T.Yamaguchi, A.Kovalenko, F.Hirata: "Structure of tert-buthyl alcohol-water mixtures studied by the RISM theory"J.Phys.Chem.B. (発表予定). (2002)
K.Yoshida、T.Yamaguchi、A.Kovalenko、F.Hirata:“用 RISM 理论研究叔丁醇-水混合物的结构”J.Phys.Chem.B(即将发表)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 9 条
深共晶溶媒の構造と物性および生体関連分野への応用
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批准号:22K12673
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2022
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负责人:吉田 亨次
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依托单位:
海外基金