臨界降伏圧を調節するタンパク質yieldinの細胞・生化学的解析
臨界降伏圧を調節するタンパク質yieldinの細胞・生化学的解析
批准号:
13740462
负责人:
中里 朱根
金额:
$0.51万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
本研究の目標は、細胞壁の酸性化によって誘導される臨界降伏圧(Y)の変化を制御しているyieldin(YLD)というタンパク質の作用機作を明らかにすることであり、それを手がかりにYの実体と細胞壁の伸展過程の分子機構に迫ろうとするものである。そのためにまずYLDの組織内局在性を解析し、さらにそのリガンドを探索することを目的とした。平成13年度の抗YLD抗体を用いた細胞学的研究から、YLDが伸長中、または伸長直前の組織の表皮及び皮層の細胞の細胞壁に局在することが明らかになった。そこで平成14年度には、YLDリガンドの探索を細胞壁を構成する主な成分、つまり細胞壁構成多糖に絞って行った。細胞壁多糖をペクチン分画およびヘミセルロース分画に分画し、得られた画分からYLD固定化アフィニティクロマトグラフィーを用いてYLD親和性多糖を単離した。それらの糖量を測定したのち、(1)酸加水分解産物を薄層クロマトグラフィーを用いて分析するか、または(ii)4-アミノ安息香酸エチルエステルを用いて標識化した各単糖を高速液体クロマトグラフィーを用いて分析することにより、そのYLD親和性多糖を構成する単糖の分離・同定を試みた。その結果、YLDに親和性のある多糖はペクチン分画に多く含まれ、またアラビノースとガラクトースおよびグルコース残基がYLD親和性多糖由来の単糖群中に確認された.さらに(ii)の方法でしか確認されていないが、YLD親和性多糖にはN-アセチルグルコサミン残基が含まれている可能性が示唆された。以上のことから、YLDは細胞壁中に存在するなんらかの構造タンパク質、例えばアラビノガラクタンタンパク質(AGPs)の糖鎖と相互作用している可能性があると思われる。AGPsは多様な植物・器官で発現し、細胞の成長分化になんらかの重要な役割を果たしていると考えられているが、その詳細はまだ明らかにされていない。本研究を通じ、yieldinというタンパク質の作用機作だけでなくAGPsの役割の本質が明らかになるかも知れない。
英文摘要
本研究の目標は、細胞壁の酸性化によって誘導される臨界降伏圧(Y)の変化を制御しているyieldin(YLD)というタンパク質の作用機作を明らかにすることであり、それを手がかりにYの実体と細胞壁の伸展過程の分子機構に迫ろうとするものである。そのためにまずYLDの組織内局在性を解析し、さらにそのリガンドを探索することを目的とした。平成13年度の抗YLD抗体を用いた細胞学的研究から、YLDが伸長中、または伸長直前の組織の表皮及び皮層の細胞の細胞壁に局在することが明らかになった。そこで平成14年度には、YLDリガンドの探索を細胞壁を構成する主な成分、つまり細胞壁構成多糖に絞って行った。細胞壁多糖をペクチン分画およびヘミセルロース分画に分画し、得られた画分からYLD固定化アフィニティクロマトグラフィーを用いてYLD親和性多糖を単離した。それらの糖量を測定したのち、(1)酸加水分解産物を薄層クロマトグラフィーを用いて分析するか、または(ii)4-アミノ安息香酸エチルエステルを用いて標識化した各単糖を高速液体クロマトグラフィーを用いて分析することにより、そのYLD親和性多糖を構成する単糖の分離・同定を試みた。その結果、YLDに親和性のある多糖はペクチン分画に多く含まれ、またアラビノースとガラクトースおよびグルコース残基がYLD親和性多糖由来の単糖群中に確認された.さらに(ii)の方法でしか確認されていないが、YLD親和性多糖にはN-アセチルグルコサミン残基が含まれている可能性が示唆された。以上のことから、YLDは細胞壁中に存在するなんらかの構造タンパク質、例えばアラビノガラクタンタンパク質(AGPs)の糖鎖と相互作用している可能性があると思われる。AGPsは多様な植物・器官で発現し、細胞の成長分化になんらかの重要な役割を果たしていると考えられているが、その詳細はまだ明らかにされていない。本研究を通じ、yieldinというタンパク質の作用機作だけでなくAGPsの役割の本質が明らかになるかも知れない。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Akane OKAMOTO-NAKAZATO et al.: "Distribution of yieldin, a regulatory protein of the cell wall yield threshold, in etiolated cowpea seedlings"Plant Cell Physiology. 42. 952-958 (2001)
Akane OKAMOTO-NAKAZATO 等人:“yieldingin(细胞壁产量阈值的调节蛋白)在黄化豇豆幼苗中的分布”植物细胞生理学。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Akane OKAMOTO-NAKAZATO: "A brief note of the study of yieldin, a protein regulating the yield threshold of the cell wall"Journal of Plant Research. 115. 309-313 (2002)
Akane OKAMOTO-NAKAZATO:“产量蛋白(一种调节细胞壁产量阈值的蛋白质)研究简述”《植物研究杂志》。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Akane Okamoto, Nakazato et al.: "Distribution of yieldin, a regulatory protein of the cell wall yield threshold, in etiolated cowpea seedlings"Plant & Cell Physiology. 42(9). 952-958 (2001)
Akane Okamoto、Nakazato 等人:“yieldingin(细胞壁产量阈值的调节蛋白)在黄化豇豆幼苗中的分布”植物
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
臨界降伏圧を調節する細胞壁結合性タンパク質イールディンのリガンドの探策と解析
-
批准号:15770030
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.3万
-
财政年份:2003
-
负责人:中里 朱根
-
依托单位:
細胞壁伸展過程の研究;臨界降伏圧(Y)を調節するタンパク質yieldinの分子細胞生物学的解析
-
批准号:12037217
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
-
资助金额:$1.6万
-
财政年份:2000
-
负责人:中里 朱根
-
依托单位:
海外基金