肝臓におけるleptinの産生およびその病態生理的意義
肝臓におけるleptinの産生およびその病態生理的意義
批准号:
13770273
负责人:
池嶋 健一
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
本研究では肝の炎症および線維化におけるleptinの関与を明らかにすることを目的として検討を進めてきた。前年度は実験的肝線維化モデルにおいて活性化肝星細胞がleptinを産生することおよびleptinが線維化増強作用を有することを明らかにしてきたが、線維化に先行する炎症におけるleptinの作用に関しては不明の点が多いため、今年度はエンドトキシン肝障害に対するleptinの影響について検討を加えた。雄性C57Bl/6系マウスにおいてLPS投与24時間後に見られる肝障害はleptinの同時投与で著明に抑制されたが、LPS投与後の血清TNF-α値上昇はleptin投与で影響を受けなかった。一方、LPS投与6時間後に認められる肝組織中での白血球膠着浸潤および類洞壁のICAM-1陽性染色像はleptin同時投与群で明らかに抑制されており、肝組織中ICAM-1 mRNA発現誘導も減弱していた。さらにin vitroの系においてもTNF-αによる類洞内皮細胞のNFκB活性化およびICAM-1 mRNA発現誘導がleptinにより濃度依存的に抑制された。従ってleptinはin vivoにおいてLPSによるマクロファージのTNF-α産生には直接影響を及ぼさず、むしろその後に生じる類洞内皮細胞でのICAM-1発現誘導などに伴う白血球浸潤を抑制することによりエンドトキシン肝障害を軽減するものと考えられた。以上より、アルコール性肝障害や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)など腸内細菌由来エンドトキシンが深く関与している病態において、leptinが類洞局所の炎症・線維化反応を修飾する因子として重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
英文摘要
本研究では肝の炎症および線維化におけるleptinの関与を明らかにすることを目的として検討を進めてきた。前年度は実験的肝線維化モデルにおいて活性化肝星細胞がleptinを産生することおよびleptinが線維化増強作用を有することを明らかにしてきたが、線維化に先行する炎症におけるleptinの作用に関しては不明の点が多いため、今年度はエンドトキシン肝障害に対するleptinの影響について検討を加えた。雄性C57Bl/6系マウスにおいてLPS投与24時間後に見られる肝障害はleptinの同時投与で著明に抑制されたが、LPS投与後の血清TNF-α値上昇はleptin投与で影響を受けなかった。一方、LPS投与6時間後に認められる肝組織中での白血球膠着浸潤および類洞壁のICAM-1陽性染色像はleptin同時投与群で明らかに抑制されており、肝組織中ICAM-1 mRNA発現誘導も減弱していた。さらにin vitroの系においてもTNF-αによる類洞内皮細胞のNFκB活性化およびICAM-1 mRNA発現誘導がleptinにより濃度依存的に抑制された。従ってleptinはin vivoにおいてLPSによるマクロファージのTNF-α産生には直接影響を及ぼさず、むしろその後に生じる類洞内皮細胞でのICAM-1発現誘導などに伴う白血球浸潤を抑制することによりエンドトキシン肝障害を軽減するものと考えられた。以上より、アルコール性肝障害や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)など腸内細菌由来エンドトキシンが深く関与している病態において、leptinが類洞局所の炎症・線維化反応を修飾する因子として重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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Ikejima K, Honda H, Hirose M, Sato N, et al.: "Leptin augments inflammatory and profibrogenic responses in the murine liver induced by hepatotoxic chemicals"Hepatology. 34. 288-297 (2001)
Ikejima K、Honda H、Hirose M、Sato N 等人:“瘦素增强由肝毒性化学物质诱导的小鼠肝脏中的炎症和促纤维化反应”肝病学。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Shibuya T, Takei Y, Hirose M, Ikejima K, Enomoto N, Maruyama A, Sato N: "A double-stranded decoy DNA oligomer for NF-κB inhibits TNFα-induced ICAM1 expression in sinusoidal endothelial cells"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 298. 10-16 (2002)
Shibuya T、Takei Y、Hirose M、Ikejima K、Enomoto N、Maruyama A、Sato N:“NF-κB 的双链诱饵 DNA 寡聚物抑制正弦内皮细胞中 TNFα 诱导的 ICAM1 表达”Biochem.Biophys.Res。通讯.. 298. 10-16 (2002)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Nishiyama D, Ikejima K, Honda H, Hirose M, Takei Y, Sato N: "Acute ethanol administration down-regulates Toll-like receptor-4 in the murine liver"Hepatol.Res.. 23. 130-137 (2002)
Nishiyama D、Ikejima K、Honda H、Hirose M、Takei Y、Sato N:“急性乙醇给药下调小鼠肝脏中的 Toll 样受体 4”Hepatol.Res.. 23. 130-137 (2002)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Kon K, Ikejima K, Enomoto N, Sato N, et al.: "Pioglitazone prevents early-phase hepatic fibrogenesis caused by carbon tetrachloride"Biochem Biophys Res Commun. 291. 55-61 (2002)
Kon K、Ikejima K、Enomoto N、Sato N 等人:“吡格列酮可预防四氯化碳引起的早期肝纤维化”Biochem Biophys Res Commun。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Immunonutritional approach for innate immune dysregulation in metabolic dysfunction-associated fatty liver disease
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批准号:21K07922
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:池嶋 健一
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依托单位:
海外基金