メルロ=ポンティの身体論と哲学的人間学および認知心理学との関連
メルロ=ポンティの身体論と哲学的人間学および認知心理学との関連
批准号:
14710006
负责人:
音喜多 信博
金额:
$2.05万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2004
中文摘要
1、本年度は、年度初めの計画どおり、メルロ=ポンティの身体論とシェーラーの知覚理論との関連について研究をすすめた。具体的には、『倫理学における形式主義と実質的価値倫理学』(1913-16年)、『知識形態と社会』、(1926年)所収の「認識と労働」、および「観念論-実在論」(1927年)などにおけるシェーラーの知覚理論を整理し、それを『行動の構造』(1942年)や『知覚の現象学』(1945年)に代表される前期メルロ=ポンティの知覚理論と比較した。その結果、メルロ=ポンティは、「形式的=機械的自然観」に基づく知覚理論に対する批判というシェーラーのテーマを継承して、自身の現象学的知覚論を展開しているということが明らかになった。両者ともに、環境からの物理的刺激に対する単なる受動的反応として知覚を捉える機械論的な経験的心理学に反対して、有機体の生命的関心と相関した、一種能動的な環境世界との関わりという観点から知覚を研究している。シェーラーは「衝動的-運動型の知覚理論」を展開したが、前期メルロ=ポンティはそれを継承しながらも、シェーラーのいう「衝動」という哲学位置づけの不明確な概念は使用せず、あくまで知覚の「作動的志向性」の現象学的記述に徹している。さらに、こういった両者の研究方向は、今日の認知科学研究の一流派であるJ.J.ギブソンらの「生態学的心理学」とも親近性をもつものであることも明らかになった。以上の研究成果の一部は、玉川大学脳科学研究施設「生命観」部門・第16回研究会(平成16年10月17日)における研究発表「後期シェーラーにおける知覚論と形而上学」にまとめられた。2、また、昨年度からの継続課題として、メルロ=ポンティの思想とシェーラーやテイヤール・ド・シャルダンの哲学的人間学との関連についても研究をしてきたが、その成果は、論文「メルロ=ポンティと哲学的人間学-コスモロジーをめぐる問題」(『現象学年報』第20号)にまとめられた。
英文摘要
1、本年度は、年度初めの計画どおり、メルロ=ポンティの身体論とシェーラーの知覚理論との関連について研究をすすめた。具体的には、『倫理学における形式主義と実質的価値倫理学』(1913-16年)、『知識形態と社会』、(1926年)所収の「認識と労働」、および「観念論-実在論」(1927年)などにおけるシェーラーの知覚理論を整理し、それを『行動の構造』(1942年)や『知覚の現象学』(1945年)に代表される前期メルロ=ポンティの知覚理論と比較した。その結果、メルロ=ポンティは、「形式的=機械的自然観」に基づく知覚理論に対する批判というシェーラーのテーマを継承して、自身の現象学的知覚論を展開しているということが明らかになった。両者ともに、環境からの物理的刺激に対する単なる受動的反応として知覚を捉える機械論的な経験的心理学に反対して、有機体の生命的関心と相関した、一種能動的な環境世界との関わりという観点から知覚を研究している。シェーラーは「衝動的-運動型の知覚理論」を展開したが、前期メルロ=ポンティはそれを継承しながらも、シェーラーのいう「衝動」という哲学位置づけの不明確な概念は使用せず、あくまで知覚の「作動的志向性」の現象学的記述に徹している。さらに、こういった両者の研究方向は、今日の認知科学研究の一流派であるJ.J.ギブソンらの「生態学的心理学」とも親近性をもつものであることも明らかになった。以上の研究成果の一部は、玉川大学脳科学研究施設「生命観」部門・第16回研究会(平成16年10月17日)における研究発表「後期シェーラーにおける知覚論と形而上学」にまとめられた。2、また、昨年度からの継続課題として、メルロ=ポンティの思想とシェーラーやテイヤール・ド・シャルダンの哲学的人間学との関連についても研究をしてきたが、その成果は、論文「メルロ=ポンティと哲学的人間学-コスモロジーをめぐる問題」(『現象学年報』第20号)にまとめられた。
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音喜多 信博: "哲学的人間学の基本構造-アルノルト・ゲーレンをめぐって"MORALIA(東北大学倫理学研究会). 第10号. 45-70 (2003)
Nobuhiro Otokita:“哲学人类学的基本结构 - 论阿诺德·盖伦”MORALIA(东北大学伦理学研究组)第 10 期。45-70(2003 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
人間を考える会編(共著): "人・ヒト・ひと-人間を考える-"東京教学社. 165(101-129) (2003)
思考人类协会编辑(合著者):“人,人,人 - 思考人类”东京京学社 165(101-129)(2003)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
メルロ=ポンティと哲学的人間学-コスモロジーをめぐる問題
梅洛-庞蒂和哲学人类学——围绕宇宙学的问题
DOI:
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发表时间:
2004
期刊:
現象学年報(日本現象学会) 第20号
影响因子:
--
作者:
[音喜多 信博]
通讯作者:
音喜多 信博
音喜多 信博: "メルロ=ポンティと哲学的人間学-コスモロジーの系譜"現象学年報(日本現象学会). 第20号(発表予定). (2004)
Nobuhiro Otokita:“梅洛-庞蒂和哲学人类学 - 宇宙学谱系”现象学年度报告(日本现象学学会)第 20 期(待出版)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
現代独仏圏の哲学的人間学とJ・マクダウェルのアリストテレス的自然主義
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批准号:17K02156
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.33万
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财政年份:2017
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负责人:音喜多 信博
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依托单位:
現象学的精神病理学および精神分析学をめぐる科学論的考察
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批准号:98J01503
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1998
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负责人:音喜多 信博
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依托单位:
海外基金