平安時代における天皇の食事とその変化の社会的背景

平安时代天皇饮食的社会背景及其变迁

• 批准号: 14710229
• 负责人: 佐藤 全敏
• 金额: $ 1.28万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14710229/
• 关键词: 天皇; 食事; 贄; 内膳司; 御厨司所; 支配理念; 律令国家; 平安時代; 御膳; 内膳; 進物所; 御厨子所; 供御人

所期の課題にこたえるため、天皇の食事の実相とその食材の集め方を検討した。その結果、次のような事実が明らかとなった。九世紀末期まで、天皇は律令国家の君主として、日々、隋唐様式の性格な食法を実践していた。すなわち内膳司(進物所)が調理し、銀器・銀箸・銀匙に大床子・御大盤を用いるものである。しかし天皇独自の食材(贄)は、七世紀以来の収取構造に依拠して調達されていた。いわば七世紀以来の国制構造のうえに成り立った隋唐様式の食事であった。全国を一律に支配するという理念をかかげた律令制下の天皇は、全国からの貢進物を食べるかたちで、その支配理念を日々体現していたということができる。そうした中、九世紀末に変化がはじまる。新しい調備機関(御厨子所)が生まれ、従来の御膳(朝夕御膳)の腋に新しい御膳(御厨子所御膳)が付加されるようになる。十世紀初頭には朝夕御膳が形骸化し、代わって全く新しい朝干飯御膳が生まれる。これは平敷の畳にすわり土器・木箸で食するものであった。これらは非隋唐的な御厨子所御膳への志向がその原因となっていた。これにともない贄の調達方法にも変化が生じる。御厨子所独自の食材収取ルートが成立し、またそれとは別に新しい一般収取ルートが制定される。これらはともに畿内におかれ、天皇の食材に主に畿内から集めるものになった。畿内に収斂した理由は、当時の畿内の政治・経済的背景があった、ここに至り天皇は、全国から集められた食材を隋唐風に食べる存在ではなくなった。支配理念は明らかに変質した。ただ重要なのは、そうした変化を生み出した動因が、いわゆる下部構造に単純に求められない点にある。非隋唐的な御厨子所御膳への志向が根本にあった。日常生活のなかで広く起こっていた文化変容が食事にもおよび、それが国制をも変化させることになったのである。

The expected problem is that the emperor's food is not available. The result is that the second time, the second time, the third time, the third time. At the end of the 9th century, the emperor ordered the monarch of the country to practice the law of food according to the character of the Sui and Tang dynasties. In the kitchen, silverware, silver chopsticks, silver spoons, and imperial plates are used. Since the 7th century, the structure of the emperor's food has been adjusted according to the law. Since the 7th century, the structure of the country has been established. The concept of "uniform domination" in the whole country is embodied in the concept of "emperor" and "national tribute" under the law system. In the middle of the 9th century, there was a change. The new preparation agency (imperial kitchen) is born, and the new imperial food (imperial kitchen) is added. At the beginning of the tenth century, the imperial diet was transformed into a new one, and the imperial diet was born in the new era. This is the first time I've seen a woman. The reason for this is that it is not the Sui and Tang Dynasties. The method of adjustment is changed. The kitchen's own food collection team was established, and the new general collection team was establishedこれらはともに畿内におかれ、天皇の食材に主に畿内から集めるものになった。The reason for this is that the political background of the country at that time is very different from that of the country. The dominant idea is to change the quality of the day. The important thing is that the lower part of the structure is pure. Not the Sui and Tang Dynasty imperial kitchen by the imperial ambition and fundamental. The daily life of the Chinese people has changed from culture to food, from culture to culture.

项目成果

佐藤 全敏: "古代天皇の食事と贄"二〇〇三年度日本史研究会大会(2003年11月於立命大学). (口頭報告).

佐藤光敏：“古代皇帝的膳食和祭祀”2003 年日本历史研究会会议（立命馆大学，2003 年 11 月）（口头报告）。

佐藤全敏: "東大寺別当の成立"日本史研究. (近刊号). (2003)

佐藤善敏：《东大寺别东的建立》日本历史研究（即将出版）（2003 年）。

佐藤 全敏: "古代天皇の食事と贄"日本史研究. 501(印刷中)(近刊). (2004)

Zentoshi Sato：“古代皇帝的膳食和祭祀”，日本历史研究 501（正在印刷）（即将出版）（2004 年）。

佐藤 全敏: "九世紀の贄収取制度"二〇〇三年度延喜式研究会大会(2003年10月於法政大学). (口頭報告).

Mitsutoshi Sato：“九世纪祭祀收集系统”2003 年 Engishiki 研究小组会议（法政大学，2003 年 10 月）（口头报告）。