知覚学習におけるトップダウン処理の役割について

论自上而下的加工在知觉学习中的作用

基本信息

批准号：
03J06613
负责人：
小山慎一
金额：
$ 2.37万
依托单位：
Chiba University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、知覚学習に高次の視覚処理が関与しているかどうかを調べることである。知覚学習に注意や態度、記憶等のトップダウン的処理がどのように関与しているかはあまり良く知られていない。そこで、筆者らは同じ視覚刺激が同じ回数だけ提示されるように実験を統制した上で、運動検出課題と運動弁別課題では学習効果が異なることを示した(Koyama et al.2004)。両課題において提示された刺激は同じであることから、両課題における学習効果の相違は注意などのトップダウン処理に起因すると考えられる。さらに、筆者らは知覚学習が閾値以下の刺激に対しても成立することを示した(Seitz, Koyama et al.2005)。興味深いことに、この学習は同時に行われた別の課題においてターゲット刺激が提示されたときだけに生じていた。さらに、トレーニング期間終了後、刺激が全く提示されなかった時に、被験者はトレーニングに使用された運動刺激と同じ刺激を誤って知覚する傾向にあった。この研究によって、知覚学習が生じるためには、ターゲット刺激や報酬等によって脳が活性化される必要があることが示唆され、さらに、目に見えない刺激によっても知覚にバイアスがかかりうることが示された。また、運動視の学習へのトップダウン処理の関与を機能的MRIを用いて調べたところ、異なる種類の全体運動(放射状運動と直進運動)に対する低次視覚野(第3次視覚野)の反応が異なることが示唆された。このような脳活動はサルでは見られないことから、大脳皮質視覚野の進化を示す結果と考えられた。また、知覚学習におけるトップダウン処理の関与が、色や形の知覚でも起こっているかどうかについても検討された(Koyama et al.2006;Koyama et al.in preparation)。

这项研究的目的是研究高阶视觉处理是否参与感知学习。众所周知，人们如何参与感知学习的自上而下的处理，例如注意力，态度和记忆。因此，我们控制了实验，以使相同的视觉刺激得到相同的次数，并表明学习效应在运动检测任务和运动歧视任务之间有所不同（Koyama等，2004）。由于两个任务中呈现的刺激都是相同的，因此认为这两个任务中学习效果的差异归因于自上而下的处理（例如注意力）。此外，我们已经表明，对于低于阈值的刺激也是如此（Seitz，Koyama等，2005）。有趣的是，这种学习仅在同时执行的另一个任务中提出目标刺激时才发生。此外，在训练期结束后，没有提出刺激时，受试者往往会错误地感知与用于训练的运动刺激相同的刺激。这项研究表明，要进行感知学习，需要通过目标刺激，奖励等激活大脑，并且还表明，看不见的刺激会偏向感知。此外，当我们使用功能性MRI研究自上而下的处理在运动视觉学习中的参与时，建议低阶视觉皮层（高等视觉皮层）对不同类型的总体运动（径向运动和线性运动）的响应有所不同。由于这种类型的脑活动在猴子中没有看到，因此被认为是脑皮质视觉皮层演变的结果。还检查了自上而下的处理在感知学习中的参与是否也发生在对颜色和形状的感知中（Koyama等，2006; Koyama et al。在准备中）。