『光源氏物語抄(異本紫明抄)』を中心とする中世の源氏物語古注釈の研究

以《光源氏物语抄》为中心的中世纪《源氏物语》注释研究

• 批准号: 15720041
• 负责人: 陣野 英則
• 金额: $ 1.47万
• 依托单位: Waseda University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15720041/
• 关键词: 源氏物語; 古注釈; 光源氏物語抄(異本紫明抄); 長珊聞書; 三条西公条; 享受; 読者; 女房; 紫明抄; 素寂; 光源氏物語抄

京都・陽明文庫で調査した、中世の源氏物語古注釈書『長珊聞書』に関しては、その紙焼きコピー(全53冊、約3100丁分)を平成16年7月に入手していたが、今年度は、昨年度に引き続き、この膨大な量に及ぶ資料の解読・翻刻作業を進めた。この作業は、早稲田大学大学院出身の新美哲彦・緑川真知子・横溝博の三氏の協力を得ている。また、この翻刻の成果については、武蔵野書院から『源氏物語古註釈叢刊』(全10巻、既刊8巻)の続刊として、全4分冊で刊行されることが決まっている。当初の予定では、4分冊のうちの第1分冊(「桐壷」〜「須磨」巻)を平成18年3月までに刊行することをめざしていたのだが、まだこの範囲の翻刻作業自体が完了していないので、刊行は平成18年度にずれ込むこととなる。一方、この『長珊聞書』の解読・翻刻作業と並行して、源氏物語古注釈研究と少なからぬ関係をもつ研究課題、すなわち物語文学の読者・享受に関する考察を進めている。今年度は、雑誌等に掲載された論考において、『源氏物語』の読者論・女房論、『堤中納言物語』の享受論を展開した。成立当時の読者層に関するこれまでの通説を批判的に検討した上で、平安時代の物語文学は、ごく一部の高貴な姫君たちだけを対象として生成されたのではなく、女房たち、さらには女童などをも読者として想定していた可能性があるということを論じている。また、それと連動して、特に女房たちの「いろごのみ」の問題をとりあげた。

Kyoto·Yangming library research, the Middle Ages and Genji Monogatari ancient annotation book "Nagasan Wen Shu" related to the paper burning (all 53 books, about 3100 minutes), since July 16, Heisei 16, this year, last year, the introduction of the book, the expansion of the amount of data and the interpretation of the copy work. This work was completed by Tetsuhiko Shinmi, Shinchiko Morikawa, Hiroshi Yokomitsu, who graduated from Waseda University. The results of this reproduction are published in the series of "The Tale of Genji"(all 10 volumes, 8 volumes) published in the series of 4 volumes. The first volume of the first volume of the fourth volume ("Tongji"~"Sumo") was published in March 2018. The reproduction of the first volume was completed and published in March 2018. A party, the "Changshan Wen Shu" interpretation, copy work, parallel, Genji Monogatari ancient annotation research, less This year's edition of "The Story of Genji,""The Story of Genji," etc."was published. The author of this article is a writer who has been studying and criticizing the literature of the Heian era. The problem of "

项目成果

『源氏物語』の「いろ」と生成・享受-<いろごのみ>論及び<王権>論のあとに-

《源氏物语》中的“颜色”及其产生与享受——继“唯色论”和“王权论”之后——

• 发表时间: 2005
• 期刊: 國語と國文學(東京大学国語国文学会) 82/5
• 作者: 陣野英則;西村 隆;西村 隆;陣野英則
• 通讯作者: 陣野英則

『堤中納言物語』「ほどほどの懸想」論-「ほどほどの」読者たち-

堤中言物语的“适度关注”理论 - “适度”读者 -

• 发表时间: 2005
• 期刊: 国文学研究(早稲田大学国文学会) 146
• 作者: 陣野英則

国文学 解釈と鑑賞 別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識38匂兵部卿・紅梅・竹河

日本文学解读与鉴赏分册《源氏物语鉴赏与基础知识》38大平风镜、小梅、竹川

• 发表时间: 2004
• 作者: 陣野英則;陣野英則;陣野英則;陣野英則;陣野英則(編)
• 通讯作者: 陣野英則(編)

『源氏物語』の読者論序説-多種多様な「読者たち」-

《源氏物语》读者介绍 - 各种各样的“读者” -

• 发表时间: 2005
• 期刊: 源氏研究(翰林書房) 10
• 作者: 陣野英則

姫君と女房たちとの間-「宇治十帖」後半の場合-

公主与妃子之间——《宇治十章》后半篇——

• 发表时间: 2005
• 期刊: 礫(礫の会) 230
• 作者: 陣野英則;陣野英則;陣野英則
• 通讯作者: 陣野英則