重金属による血管構成細胞のグリコサミノグリカン糖鎖合成異常の解析
重金属による血管構成細胞のグリコサミノグリカン糖鎖合成異常の解析
批准号:
16790090
负责人:
藤原 泰之
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
環境汚染重金属であるカドミウムの血管細胞毒性を軽減することが知られている亜鉛について,プロテオグリカン合成に対する作用を検討し,以下の知見を得た。ウシ大動脈由来血管内皮細胞は主としてヘパラン硫酸プロテオグリカンの大型分子種であるパールカンを産生しているが,亜鉛は増殖期の内皮細胞に対して,パールカン分子のコア蛋白合成に影響を及ぼさなかった。また,内皮細胞が産生するヘパラン硫酸糖鎖の二糖組成を定量したところ,細胞層において,GlcA/IdoA-GlcNAc,GlcA/IdoA-GlcNSおよびGlcA/IdoA(2S)-GlcNSの構成二糖が検出された。一方,培地画分においてはさらにGlcA/IdoA-GlcNS(6S)およびGlcA/IdoA(2S)-GlcNS(6S)も検出された。しかしながら,これらの構成二糖の割合は亜鉛により変化せず,亜鉛はヘパラン硫酸糖鎖の形成においても影響を及ぼさないことが示唆された。また,コンドロイチン/デルマタン硫酸糖鎖の二糖組成についても検討を行ったが,亜鉛による有意な変化は認められなかった。我々は先に,亜鉛が内因性FGF-2依存的に内皮細胞の増殖を促進させることを明らかにしているが,FGF-2の活性発現に重要なヘパラン硫酸プロテオグリカンの合成に対して亜鉛が影響を及ぼさないことが示されたことから,亜鉛の内皮増殖促進作用はプロテオグリカン代謝とは独立した作用機序で起こることが示唆された。また,環境汚染金属であるヒ素はカドミウムや鉛と同様に動脈硬化症を含む血管病変の危険因子の一つとされていることから,内皮細胞のプロテオグリカン代謝に対する亜ヒ酸の作用を検討したところ,亜ヒ酸が非特異的な細胞傷害性を伴わずに,ヘパラン硫酸プロテオグリカンとコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの合成を共に抑制することを明らかにした。
英文摘要
環境汚染重金属であるカドミウムの血管細胞毒性を軽減することが知られている亜鉛について,プロテオグリカン合成に対する作用を検討し,以下の知見を得た。ウシ大動脈由来血管内皮細胞は主としてヘパラン硫酸プロテオグリカンの大型分子種であるパールカンを産生しているが,亜鉛は増殖期の内皮細胞に対して,パールカン分子のコア蛋白合成に影響を及ぼさなかった。また,内皮細胞が産生するヘパラン硫酸糖鎖の二糖組成を定量したところ,細胞層において,GlcA/IdoA-GlcNAc,GlcA/IdoA-GlcNSおよびGlcA/IdoA(2S)-GlcNSの構成二糖が検出された。一方,培地画分においてはさらにGlcA/IdoA-GlcNS(6S)およびGlcA/IdoA(2S)-GlcNS(6S)も検出された。しかしながら,これらの構成二糖の割合は亜鉛により変化せず,亜鉛はヘパラン硫酸糖鎖の形成においても影響を及ぼさないことが示唆された。また,コンドロイチン/デルマタン硫酸糖鎖の二糖組成についても検討を行ったが,亜鉛による有意な変化は認められなかった。我々は先に,亜鉛が内因性FGF-2依存的に内皮細胞の増殖を促進させることを明らかにしているが,FGF-2の活性発現に重要なヘパラン硫酸プロテオグリカンの合成に対して亜鉛が影響を及ぼさないことが示されたことから,亜鉛の内皮増殖促進作用はプロテオグリカン代謝とは独立した作用機序で起こることが示唆された。また,環境汚染金属であるヒ素はカドミウムや鉛と同様に動脈硬化症を含む血管病変の危険因子の一つとされていることから,内皮細胞のプロテオグリカン代謝に対する亜ヒ酸の作用を検討したところ,亜ヒ酸が非特異的な細胞傷害性を伴わずに,ヘパラン硫酸プロテオグリカンとコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの合成を共に抑制することを明らかにした。
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Stimulation of proteoglycan release from cultured vascular endothelial cell layers by sodium spirulan.
螺旋藻钠刺激培养的血管内皮细胞层释放蛋白多糖。
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Journal of Health Science 50・6
影响因子:
--
作者:
[今井輝子, 井本真澄, 坂本久恵, 橋本 満, Michiru Ida, Yasuyuki Fujiwara, Yasuyuki Fujiwara, Yasuyuki Fujiwara, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Yasuyuki Fujiwara, Toshiyuki Kaji]
通讯作者:
Toshiyuki Kaji
DOI:
10.1074/jbc.m507130200
发表时间:
2006-03-03
期刊:
JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY
影响因子:
4.8
作者:
[Ida, M, Shuo, T, Oohira, A]
通讯作者:
Oohira, A
Sodium arsenite inhibits proteoglycan synthesis by vascular endothelial cells in culture.
亚砷酸钠抑制培养物中血管内皮细胞的蛋白聚糖合成。
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Journal of Health Science 51・4
影响因子:
--
作者:
[今井輝子, 井本真澄, 坂本久恵, 橋本 満, Michiru Ida, Yasuyuki Fujiwara, Yasuyuki Fujiwara]
通讯作者:
Yasuyuki Fujiwara
Disaccharide composition of glycosaminoglycan chains in growing vascular endothelial cells in culture after exposure to lead.
暴露于铅后培养中生长的血管内皮细胞中糖胺聚糖链的二糖组成。
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Journal of Health Science 50・6
影响因子:
--
作者:
[今井輝子, 井本真澄, 坂本久恵, 橋本 満, Michiru Ida, Yasuyuki Fujiwara, Yasuyuki Fujiwara, Yasuyuki Fujiwara, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Chika Yamamoto, Yasuyuki Fujiwara]
通讯作者:
Yasuyuki Fujiwara
DOI:
10.1248/bpb.27.1763
发表时间:
2004-11-01
期刊:
BIOLOGICAL & PHARMACEUTICAL BULLETIN
影响因子:
2
作者:
[Kaji, T, Sakurai, S, Wight, TN]
通讯作者:
Wight, TN
共 10 条
血管周囲脂肪組織に着目したヒ素の血管毒性発現機構の解明
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批准号:23K11438
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2023
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负责人:藤原 泰之
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依托单位:
血管内皮細胞が産生するグリコサミノグリカン糖鎖の微細構造解析とその代謝調節
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批准号:14771296
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2002
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负责人:藤原 泰之
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依托单位:
海外基金