イギリス帝国における世界大戦の記憶とナショナリズムの比較研究
イギリス帝国における世界大戦の記憶とナショナリズムの比較研究
批准号:
05J09828
负责人:
津田 博司
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
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本年度は、これまでの研究の体系化に取り組み、オーストラリアおよびカナダにおける脱植民地化と戦争の記憶の変容についての分析を行った。オーストラリアでは、ヴェトナム戦争期のアンザック・デイを主な研究対象として、前年度に引き続いてオーストラリア国立大学にて在外研究を行った。この調査では、白豪主義やイギリス帝国主義といった既存のイデオロギーへの批判やそれに伴う社会変動に着目しながら、アンザック・デイの担い手である退役軍人会(RSL)や反戦運動団体が、アンザックの記憶に見出した意味について検証した。そこでは、従来イギリス帝国の連帯意識に根ざす帝国的アイデンティティの象徴であったアンザックの伝統が、脱植民地化によってその拠り所を失うと同時に、ヴェトナム戦争をめぐる社会不安のなかでその歴史的文脈を読み替えられ、オーストラリアというポストコロニアルな国民国家の統合の神話として再生したことが明らかとなった。同様の事象は、カナダ国立公文書館での史料調査においても確認できた。第2次世界大戦直後のカナダにおいては、同時期のオーストラリアと同じく、戦争の記憶を媒介とするイギリス帝国の一員としての意識が支配的であった。しかし、心理的な側面での脱植民地化が進むにつれて、戦没者追悼記念日の機能は、帝国の存在を前提としない、自立的なナショナル・アイデンティティの顕彰へ変わることになる。この変化は、1945・46年および1964年にかけて行われた、カナダ国旗の制定をめぐる論争に示されている。本研究課題は、両世界大戦後のイギリス帝国における戦争の記憶が、各植民地を横断する帝国的アイデンティティの維持に果たした役割を実証した。さらに、イギリス帝国の衰退以降もなお、それらの戦争の記憶が旧帝国の各国民国家の統合のシンボルとして存続しているという、歴史学的に重要な知見を得ることができた。
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白人とは何か? ホワイトネス・スタディーズ入門
什么是白度研究简介?
DOI:
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发表时间:
2005
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shiro Yamada, et al., 山田史郎(藤川隆男他と共著)]
通讯作者:
山田史郎(藤川隆男他と共著)
「(書評)スティーブ・ブラード著、田村恵子訳『鉄条網に掛かる毛布-カウラ捕虜収容所脱走事件とその後』オーストラリア戦争記念館、2006年」
“(书评)史蒂夫·布拉德(Steve Bullard),田村惠子(Keiko Tamura)翻译,《铁丝网上的毯子:考拉战俘营逃亡及其后果》澳大利亚战争纪念馆,2006 年”
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
『オーストラリア研究』 20
影响因子:
--
作者:
[Sadakane O, Ozeki H, Naito T, Akasaki T, Sato H, 津田 博司]
通讯作者:
津田 博司
帝国を渡る沈黙-大戦間期カナダにおける戦没者追悼記念日-
跨帝国的沉默:两次世界大战期间加拿大的阵亡将士纪念日
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
待兼山論叢(史学編) 40(in press)
影响因子:
--
作者:
[Sadakane O, Ozeki H, Naito T, Akasaki T, Sato H, 津田 博司, 津田 博司]
通讯作者:
津田 博司
オーストラリアにおけるアンザック神話の形成-C.E.W.ビーン(1879-1968)とイギリス帝国-
澳大利亚安扎克神话的形成 - C.E.W. Bean (1879-1968) 和大英帝国 -
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
西洋史学 220(in press)
影响因子:
--
作者:
[Sadakane O, Ozeki H, Naito T, Akasaki T, Sato H, 津田 博司, 津田 博司, 津田 博司]
通讯作者:
津田 博司
旧イギリス帝国ドミニオンにおける多文化主義的ナショナリズムの展開
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批准号:08J00974
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2008
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负责人:津田 博司
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依托单位:
海外基金