十七世紀イングランドの国家と社会-権力・秩序・共同体

十七世纪英国的国家与社会：权力、秩序与共同体

基本信息

批准号：
05J10263
负责人：
後藤はる美
金额：
$ 2.18万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2007
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J10263/
关键词：
イギリス史近世史大陪審治安判事ヨークシャ法廷イギリス

项目摘要

これまでの研究成果をふまえて、本年度は四季法廷大陪審員の出身教区内における社会的・経済的地位や活動の検討を主な課題とした。いくつかの教区の事例研究からは、大陪審員の多くが教区運営の中枢を担う社会層から任命されていたこと、またその大半がある程度の土地を所有し、経済的にも教区民の中流以上に位置したことが確認できた。このように近隣共同体において「有為の実力者」と認められた人々が大陪審の中核をなしたことは、この制度を成立、機能させていく上での重要な基盤であったといえる。他方で大陪審は、教区税を負担しない住民と治安判事のあいだに位置する幅広いグラデーションを含んでいた。対象地域におけるこの「中間の人々」の多層性は、大陪審制運営の不安定要素ともなる。とくに世紀後半にかけて出身階層の凝集性が薄まる傾向が認められたが、この変化は大陪審員の選任方法の改善をめざした議会法制定の動きとも呼応する。1696年にはヨークシャ大陪審員の財産資格の見直しと召還人数の大幅な削減が議会法により定められ、ノースライディング四季法廷大陪審員の選任パターンの一大転機となった。本研究において検証された大陪審員選任の実態は、任命・被任命側の双方にある諸制約と受動的・能動的選択の帰結としてとらえられる。大陪審制は、その責務を受け入れた地域住民を権力の行使に参与させることにより秩序維持をめざした。これは同時に地域住民に「国家を経験させる」ことを意味し、彼らを統治システムのエージェントとして国家に包摂する場として機能した。この権力リソースへのアクセスは大規模かつ定期的に与えられる一方で、治安判事の監督下に暫定的にのみ認められるものであった。大陪審員と上位権力の関係に浮き彫りにされる対立と協力、信頼と懐疑の不安定な均衡は、近世イングランドにおける国家の発達と地域秩序の維持形成を包括的に理解する重要な鍵となるだろう。

考虑到先前研究的结果，今年的主要问题是考虑Shiki Court大陪审团教区内的社会和经济地位和活动。来自几个教区的案例研究证实，许多大陪审团是由社会阶层任命的，社会阶层是教区管理层的中心部分，并且大多数人拥有一定程度的土地，并且在经济上位于中产阶级教区居民之上。在邻里社区中被公认为“有权势的人”的人是大陪审团的核心，这可以说是建立和运行该系统的重要基础。另一方面，大陪审团包括不缴纳教区税和治安法官的居民之间的各种坡度。目标地区的多层“中间人”也是大陪审团管理中的不稳定元素。特别是，在本世纪下半叶，起源有凝聚力的趋势，但是这一变化也与制定议会法律旨在改善大陪审团的方式的运动相吻合。 1696年，议会法律对约克郡大陪审团的财产资格进行了审查，并大幅减少了被召回的人数，这标志着选择北部四个季节四季法院大陪审团的主要转折点。在本研究中测试的大陪审团选择的现实可以看作是任命和被动和积极选择的后果，以及对任命和任命者的限制。大陪审团制度旨在通过让接受职责的当地居民参与行使权力来维持秩序。这也意味着当地居民将“体验整个国家”，并成为将其作为管理系统的代理商的地方。大规模和周期性授予了该电力资源的访问权限，但仅在治安法官的监督下临时授予。大陪审团与卓越权力之间的关系中强调的冲突和合作平衡以及信任和怀疑的不稳定平衡将是对国家发展以及现代早期英格兰地区区域秩序的维护和形成的关键。