スターリン時代を中心としたソヴィエト文化における「こども」イメージの研究

以斯大林时代为中心的苏联文化中的“儿童”形象研究

• 批准号: 17720055
• 负责人: 岩本 和久
• 金额: $ 1.66万
• 依托单位: Wakkanai Hokusei Gakuen College
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2005
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2005 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17720055/
• 关键词: 外国文学; ロシア; ソヴィエト; こども; スターリン

本研究はソヴィエト文化の重要な要素と考えられる「こども」のイメージが,スターリン体制下でどのように表象されたのかという問題を扱ったものである。研究の初年度にあたる2005年度は,ソ連児童文学についての概括的な調査を行った。2年目にあたる2006年度は,全体主義体制における「こども」の位置づけを考えるため,軍やスポーツの世界の英雄像について調査を行った。スターリン体制下のソ連では,それら英雄が国家の息子としてみなされていたからである。研究の最終年度にあたる2007年度もこの調査を継続し,成果として1930年代に活躍した北極探検家パパーニンについての論文「パパーニンの北極漂流生活とその文学的表象」を,『稚内北星学園大学紀要』8号に発表した。この論文はパパーニンを描いた詩や伝記の分析をもとに,ソ連社会における指導者と英雄と人民の関係について,父と子というイメージを念頭に置きながら論じたものである。また,ソヴィエトのアニメ映画や児童映画に関する映像資料を収集し,ソ連の文学作品やディズニーなどソ連国外の映像作品との比較を行いつつ,文化的コンテクストへの位置づけを行った。以上の過程で,9月と11月に北海道大学附属図書館(札幌)で,12月にロシア国立図書館(モスクワおよびサンクトペテルブルグ)で,それぞれ資料調査を行っている。また,10月に千葉大学で,12月に東京外国語大学で,国内の研究者との情報交換を行った。

This paper studies the important elements of culture and the problems of "" under the system of "". In 2005, a survey of children's literature was conducted. In 2006, the position of "" in the system of collectivism was investigated, and the hero image of the world was investigated. Under the system, the hero and the country's son are separated. The final year of the study was 2007, and the results of the survey were published in the paper "Arctic Drifting Life and Literary Representation","Journal of the University of North Star", No. 8. This paper describes the poetry and the analysis of the history, and the relationship between the hero and the people, the father and the son, and the idea. The collection of image data related to children's images, the comparison of foreign image works, and the location of cultural images. In the above process, the Hokkaido University Affiliated Library (Sapporo) was held in September and November, and the National Library was held in December. Chiba University in October, Tokyo University of Foreign Studies in December, information exchange for domestic researchers

项目成果

フロイトとパヴロフ、あるいは言語と身体 : ゾーシチェンコ『日の出前』をめぐって

弗洛伊德和巴甫洛夫，或者语言和身体：论佐先科的《日出之前》

• 发表时间: 2007
• 期刊: 21世紀COEプログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」研究報告集No.19テクストと身体
• 作者: Akira;USUKI;鴻野わか菜;宇山智彦;前田弘毅;前田弘毅;三谷 惠子;貝澤 哉;UYAMA Tomohiko;坂井 弘紀;鴻野 わか菜;岩本 和久
• 通讯作者: 岩本 和久

パパーニンの北極漂流生活とその文学的表象

帕帕宁的北极漂流生活及其文学表现

• 发表时间: 2008
• 期刊: 稚内北星学園大学紀要 8
• 作者: 西田隆政;青木博史;岡崎友子;青木 博史;青木 博史;青木 博史;青木 博史(編著);岩本和久
• 通讯作者: 岩本和久

ゾーシチェンコと精神分析

佐申科和精神分析

• 发表时间: 2005
• 期刊: ロシア・東欧研究 33号
• 作者: 福間加容;望月哲男;松里公孝;Kimitaka Matsuzato & Magomed-Rasul Ibragimov;楯岡公美;村尾進;羽田 正;楯岡公美;羽田 正;貝澤哉;鴻野わか菜;深沢克己;岩本和久;松井洋子;Haneda Masashi;岩本和久
• 通讯作者: 岩本和久