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情報伝達による細菌の病原性および薬剤耐性因子調節機構の解明

情報伝達による細菌の病原性および薬剤耐性因子調節機構の解明
通过信息传递阐明细菌致病性和耐药因子调节机制
批准号:
18890100
负责人:
西野 邦彦
金额:
$1.82万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
近年、多剤耐性菌の出現が医療現場において大きな問題となっている。化学療法が困難な多剤耐性菌の出現により、人類は多くの感染症の脅威に曝されており、今日もなお感染症の克服は医学的重要課題の一つである。一方で、細菌ゲノム配列が次々と解読され、細菌染色体上には、異物排出蛋白質遺伝子が数多く潜在していることが明らかとなってきた。異物排出蛋白質は抗菌薬や細胞障害性異物を菌体外に排出することにより、細菌を様々な化合物に対して耐性化させる。異物排出蛋白質は薬剤排出のみならず、細胞間情報伝達や病原性発現制御にも関与していることが分かってきた。本研究ではサルモネラ菌をはじめとした病原細菌の染色体上に潜む排出蛋白質機能解析を中心に、情報伝達による細菌の異物排出蛋白質発現制御ネットワークを明らかにし、細菌が持つ薬剤耐性因子・病原因子・制御ネットワークを統合的に理解することを目的としている。本年度、私は食中毒原因菌であるサルモネラ菌の異物排出蛋白質機能解析を中心に研究を進めた。細菌ゲノムに基づく薬剤耐性因子網羅的探索「レジストーム解析」を行った結果、サルモネラ菌には9個の異物排出蛋白質遺伝子が存在していることを明らかにした。いずれの異物排出蛋白質も発現量が上昇すると、サルモネラ菌を薬剤耐性化させることを明らかにした。一度にこれだけ多くの未知耐性因子が見つかるというのは、ゲノムに基づく検索の威力を示していると言える。また、異物排出蛋白質がサルモネラ病原性発現に関与していることを突き止めた。サルモネラ菌を経口摂取させるとマウスは約6-10日で死に至るが、異物排出蛋白質欠損株はマウスに対しての致死能が消失した。中でも、ABC型排出蛋白質であるMacABの病原性への関与が高く、macABの遺伝子発現は、サルモネラ菌病原性マスターレギュレーターであるPhoPによって制御されていることを明らかにした。本研究により抗菌薬耐性と病原性という,本来は結びつかなかった機構のつながりがみえるようになってきた。本研究を受けて、Nature Review誌にて特集が組まれ、異物排出蛋白質は薬剤耐性のためだけにあるのではなく、病原性発現や環境耐性に必要な因子であることが大々的に発表された。Nature誌のCEO David Swinbanks博士からも、これら研究成果は異物排出蛋白質機能解明にとって画期的に重要な仕事であるばかりでなく、医療分野にも大きくインパクトを与える研究であるとの評価をいただき、Nature誌よりBiotechnology Awardを表彰された。異物排出蛋白質が抗菌薬耐性のみならず病原性発現に関与する点から考えると、異物排出蛋白質は新規薬剤の魅力的なターゲットである。よい阻害剤を見つけることができれば、細菌の多剤耐性化を克服しながら、病原性を軽減させることのできる全く新しい治療薬開発に役立つものと期待している。
英文摘要
近年、多剤耐性菌の出現が医療現場において大きな問題となっている。化学療法が困難な多剤耐性菌の出現により、人類は多くの感染症の脅威に曝されており、今日もなお感染症の克服は医学的重要課題の一つである。一方で、細菌ゲノム配列が次々と解読され、細菌染色体上には、異物排出蛋白質遺伝子が数多く潜在していることが明らかとなってきた。異物排出蛋白質は抗菌薬や細胞障害性異物を菌体外に排出することにより、細菌を様々な化合物に対して耐性化させる。異物排出蛋白質は薬剤排出のみならず、細胞間情報伝達や病原性発現制御にも関与していることが分かってきた。本研究ではサルモネラ菌をはじめとした病原細菌の染色体上に潜む排出蛋白質機能解析を中心に、情報伝達による細菌の異物排出蛋白質発現制御ネットワークを明らかにし、細菌が持つ薬剤耐性因子・病原因子・制御ネットワークを統合的に理解することを目的としている。本年度、私は食中毒原因菌であるサルモネラ菌の異物排出蛋白質機能解析を中心に研究を進めた。細菌ゲノムに基づく薬剤耐性因子網羅的探索「レジストーム解析」を行った結果、サルモネラ菌には9個の異物排出蛋白質遺伝子が存在していることを明らかにした。いずれの異物排出蛋白質も発現量が上昇すると、サルモネラ菌を薬剤耐性化させることを明らかにした。一度にこれだけ多くの未知耐性因子が見つかるというのは、ゲノムに基づく検索の威力を示していると言える。また、異物排出蛋白質がサルモネラ病原性発現に関与していることを突き止めた。サルモネラ菌を経口摂取させるとマウスは約6-10日で死に至るが、異物排出蛋白質欠損株はマウスに対しての致死能が消失した。中でも、ABC型排出蛋白質であるMacABの病原性への関与が高く、macABの遺伝子発現は、サルモネラ菌病原性マスターレギュレーターであるPhoPによって制御されていることを明らかにした。本研究により抗菌薬耐性と病原性という,本来は結びつかなかった機構のつながりがみえるようになってきた。本研究を受けて、Nature Review誌にて特集が組まれ、異物排出蛋白質は薬剤耐性のためだけにあるのではなく、病原性発現や環境耐性に必要な因子であることが大々的に発表された。Nature誌のCEO David Swinbanks博士からも、これら研究成果は異物排出蛋白質機能解明にとって画期的に重要な仕事であるばかりでなく、医療分野にも大きくインパクトを与える研究であるとの評価をいただき、Nature誌よりBiotechnology Awardを表彰された。異物排出蛋白質が抗菌薬耐性のみならず病原性発現に関与する点から考えると、異物排出蛋白質は新規薬剤の魅力的なターゲットである。よい阻害剤を見つけることができれば、細菌の多剤耐性化を克服しながら、病原性を軽減させることのできる全く新しい治療薬開発に役立つものと期待している。
期刊论文(0)
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科研奖励(0)
会议论文
The growth phase-dependent expression of drug exporters in Escherichia coli and its contribution to the drug tolerance
大肠杆菌中药物输出蛋白的生长阶段依赖性表达及其对耐药性的贡献
DOI: --
发表时间: 2006
期刊: J. Bacteriol. 188
影响因子: --
作者: [Kobayashi, A., H.Hirakawa, T.Hirata, K.Nishinio, A.Yamaguchi]
通讯作者: A.Yamaguchi
DOI: 10.1111/j.1365-2958.2005.04940.x
发表时间: 2006-01-01
期刊: MOLECULAR MICROBIOLOGY
影响因子: 3.6
作者: [Nishino, K, Latifi, T, Groisman, EA]
通讯作者: Groisman, EA
DOI: --
发表时间: 2007
期刊: 日本臨牀 新感染症学 上巻-新時代の基礎・臨床研究- (印刷中)
影响因子: --
作者: [小島直人, et al., 西野邦彦]
通讯作者: 西野邦彦
DOI: 10.1128/aem.02507-05
发表时间: 2006-07
期刊: Applied and Environmental Microbiology
影响因子: 4.4
作者: [S. Yamada;N. Awano;K. Inubushi;E. Maeda;S. Nakamori;K. Nishino;A. Yamaguchi;H. Takagi]
通讯作者: S. Yamada;N. Awano;K. Inubushi;E. Maeda;S. Nakamori;K. Nishino;A. Yamaguchi;H. Takagi
Dynamic analysis of xenobiotic efflux complexes
  • 批准号:
    23H02631
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
  • 资助金额:
    $12.06万
  • 财政年份:
    2023
  • 负责人:
    西野 邦彦
  • 依托单位:
Biometric study of drug resistant bacteria
  • 批准号:
    22K19831
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
  • 资助金额:
    $4.16万
  • 财政年份:
    2022
  • 负责人:
    西野 邦彦
  • 依托单位:
細菌ゲノム生存戦略のレジストーム研究
  • 批准号:
    19041041
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
  • 资助金额:
    $6.02万
  • 财政年份:
    2007
  • 负责人:
    西野 邦彦
  • 依托单位:
情報伝達による細菌の薬剤耐性因子発現制御機構の解明
  • 批准号:
    03J03778
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for JSPS Fellows
  • 资助金额:
    $1.41万
  • 财政年份:
    2003
  • 负责人:
    西野 邦彦
  • 依托单位:
海外基金