魚種による塩分耐性(狭塩性と広塩性)の違いは何に起因するのか
魚種による塩分耐性(狭塩性と広塩性)の違いは何に起因するのか
批准号:
06F06213
负责人:
金子 豊二
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
生物が生存するために体内の環境を一定の範囲内に保つことは必須である。これまでに広塩性淡水魚で詳しい浸透圧調節機構が調べられているが、狭塩性淡水魚では未だ不明な点が多い。そこで狭塩性淡水魚のモデルとしてキンギョを用い、その浸透圧調節機構について調べた。まず、脱イオン水、淡水、様々な希釈海水にキンギョを淡水から直接移行して3日後の生存率を調べるとともに、生残個体の体液浸透圧を測定した。その結果、脱イオン水から35%希釈海水付近までが生存できる塩分濃度の範囲であった。また淡水から徐々に環境浸透圧を高めた場合でも45%希釈海水付近が限界であった。このことからキンギョには50%希釈海水以上の高浸透圧環境に適応できないことが示された。体液浸透圧は、いずれの環境水中でも環境水浸透圧よりも高かったが、環境水が高張になるほど体液と環境水との浸透圧差は縮まった。このことはキンギョの塩類細胞は外界の塩分濃度が高まってもイオンの排出を行えないことを示唆している。次に、脱イオン水、淡水、30%希釈海水で飼育したキンギョの鰓を蛍光免疫染色および走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。蛍光免疫染色によると、塩類細胞の密度は30%希釈海水で他の群に比べ低かった。これは、塩類細胞の密度を低くすることで、イオン取込を抑制するためと考えられる。一方、淡水群と脱イオン水群間では塩類細胞の密度に大きな違いは見られなかった。また、SEMによる観察から、細胞が外界に接する頂端膜の面積は、脱イオン水で特に大きかった。これは、環境水と接する部分を広くすることでイオン取込み効率を上げているものと考えられる。以上の結果より、キンギョはイオン排出型塩類細胞を欠くため高浸透圧環境には適応できず、淡水に特化した浸透圧調節機構を有すると考えられる。しかし、塩類細胞の密度と個々の細胞のイオン取込み強度を変えることで、ある程度の塩分濃度までは対応できることが示された。
英文摘要
生物が生存するために体内の環境を一定の範囲内に保つことは必須である。これまでに広塩性淡水魚で詳しい浸透圧調節機構が調べられているが、狭塩性淡水魚では未だ不明な点が多い。そこで狭塩性淡水魚のモデルとしてキンギョを用い、その浸透圧調節機構について調べた。まず、脱イオン水、淡水、様々な希釈海水にキンギョを淡水から直接移行して3日後の生存率を調べるとともに、生残個体の体液浸透圧を測定した。その結果、脱イオン水から35%希釈海水付近までが生存できる塩分濃度の範囲であった。また淡水から徐々に環境浸透圧を高めた場合でも45%希釈海水付近が限界であった。このことからキンギョには50%希釈海水以上の高浸透圧環境に適応できないことが示された。体液浸透圧は、いずれの環境水中でも環境水浸透圧よりも高かったが、環境水が高張になるほど体液と環境水との浸透圧差は縮まった。このことはキンギョの塩類細胞は外界の塩分濃度が高まってもイオンの排出を行えないことを示唆している。次に、脱イオン水、淡水、30%希釈海水で飼育したキンギョの鰓を蛍光免疫染色および走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。蛍光免疫染色によると、塩類細胞の密度は30%希釈海水で他の群に比べ低かった。これは、塩類細胞の密度を低くすることで、イオン取込を抑制するためと考えられる。一方、淡水群と脱イオン水群間では塩類細胞の密度に大きな違いは見られなかった。また、SEMによる観察から、細胞が外界に接する頂端膜の面積は、脱イオン水で特に大きかった。これは、環境水と接する部分を広くすることでイオン取込み効率を上げているものと考えられる。以上の結果より、キンギョはイオン排出型塩類細胞を欠くため高浸透圧環境には適応できず、淡水に特化した浸透圧調節機構を有すると考えられる。しかし、塩類細胞の密度と個々の細胞のイオン取込み強度を変えることで、ある程度の塩分濃度までは対応できることが示された。
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ウナギのレプトケファルスは浸透圧を調節する
鳗鱼调节渗透压
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nakada, T., Wakabayashi, Y., Ohkura, S., Maeda. K. I., Okamura, H., 李 慶美・金子 豊二・山田 祥朗・岡村 明浩・田中 悟・塚本 勝巳]
通讯作者:
李 慶美・金子 豊二・山田 祥朗・岡村 明浩・田中 悟・塚本 勝巳
DOI:
10.1016/j.ygcen.2006.06.009
发表时间:
2006-12-01
期刊:
GENERAL AND COMPARATIVE ENDOCRINOLOGY
影响因子:
2.7
作者:
[Lee, Kyung Mi, Kaneko, Toyoji, Aida, Katsumi]
通讯作者:
Aida, Katsumi
DOI:
10.1152/ajpregu.00482.2005
发表时间:
2006-05
期刊:
American journal of physiology. Regulatory, integrative and comparative physiology
影响因子:
--
作者:
[F. Katoh;M. Tresguerres;Kyung Mi Lee;T. Kaneko;K. Aida;G. Goss]
通讯作者:
F. Katoh;M. Tresguerres;Kyung Mi Lee;T. Kaneko;K. Aida;G. Goss
DOI:
10.1016/j.ygcen.2005.12.003
发表时间:
2006-05
期刊:
General and comparative endocrinology
影响因子:
2.7
作者:
[Kyung Mi Lee;T. Kaneko;K. Aida]
通讯作者:
Kyung Mi Lee;T. Kaneko;K. Aida
地球温暖化による陸水の高塩分化と水温上昇がベトナムのパンガシウス養殖に及ぼす影響
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批准号:20K06223
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2020
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负责人:金子 豊二
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依托单位:
魚類の卵黄胞に関する分子生理学的研究
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批准号:05F05470
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2005
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负责人:金子 豊二
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依托单位:
シロサケ発眼卵から作製する「卵黄巾着」を用いた環境汚染の簡易バイオアッセイの確立
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批准号:16658079
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2004
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负责人:金子 豊二
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依托单位:
シロサケ仔魚の海水適応能発達におけるスタニウス小体の関与
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批准号:04760128
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:金子 豊二
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依托单位:
シロサケ初期発生過程におけるスタニウス小体の分化・発達
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批准号:03760118
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:金子 豊二
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依托单位:
仔稚魚期におけるスタニオカルシン産生の免疫組織化学的検索
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批准号:02760110
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1990
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负责人:金子 豊二
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依托单位: