温度制御した気相クラスターイオンの構造と反応性の研究の新展開
温度制御した気相クラスターイオンの構造と反応性の研究の新展開
批准号:
06J00813
负责人:
藤原 亮正
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
スプレーイオン源と温度可変多重極型イオントラップ(10-350K)を備えた光解離分光装置を製作した。この装置によって、溶液から直接気相に取り出した水素結合クラスターイオンを温度制御して、レーザー分光することが可能になった。本年度は、生体分子を構成するペプチドの構造と反応性を検討するため、温度制御したプロトン化ペプチドの紫外及び赤外光解離分光を行った。TrpH^+の21Kでの紫外光解離スペクトルでは、35120cm^<-1>にS_1-S_0遷移が観側された。S_1状態(L_b)への励起エネルギーは中性Trpと比べてほとんど変化しておらず、プロトンがアミノ基に付加するという理論計算の結果と一致する。Trp-GlyH^+では、TrpH^+と同様のスペクトルが観測され、互いに類似した構造をとることが示された。Ala-TrpH^+の紫外光解離スペクトル(22K)は、TrpH^+に比べて〜2000cm^<-1>低エネルギー側にシフトしたブロードな特徴を示す。Ala-TrpH^+のプロトン付加位置はTrpH^+やTrp-GlyH^+と同じ末端アミノ基であるが、アンモニウムイオンとインドール環の距離が近く、アンモニウムイオンによってL_a状態が安定化していることが明らかになった。温度を上げると(80K)、アンモニウムイオンとインドール環の相互作用が弱い異性体の増加が観測された。これは気相イオンの幾何構造と電子構造の温度変化を分光学的に捉えた初めての実験結果であり、ペプチドの電子構造はプロトン付加位署だけでなく、幾何構造によって変化することが明らかになった。溶媒和クラスターイオンの赤外光解離分光からは、メタノールがアンモニウムイオンに溶媒和した閉じた構造をとり、メタノール1分子の溶媒和ではTrpH^+とAla-TrpH^+のコンホメーションが変化しないことが示された。
英文摘要
スプレーイオン源と温度可変多重極型イオントラップ(10-350K)を備えた光解離分光装置を製作した。この装置によって、溶液から直接気相に取り出した水素結合クラスターイオンを温度制御して、レーザー分光することが可能になった。本年度は、生体分子を構成するペプチドの構造と反応性を検討するため、温度制御したプロトン化ペプチドの紫外及び赤外光解離分光を行った。TrpH^+の21Kでの紫外光解離スペクトルでは、35120cm^<-1>にS_1-S_0遷移が観側された。S_1状態(L_b)への励起エネルギーは中性Trpと比べてほとんど変化しておらず、プロトンがアミノ基に付加するという理論計算の結果と一致する。Trp-GlyH^+では、TrpH^+と同様のスペクトルが観測され、互いに類似した構造をとることが示された。Ala-TrpH^+の紫外光解離スペクトル(22K)は、TrpH^+に比べて〜2000cm^<-1>低エネルギー側にシフトしたブロードな特徴を示す。Ala-TrpH^+のプロトン付加位置はTrpH^+やTrp-GlyH^+と同じ末端アミノ基であるが、アンモニウムイオンとインドール環の距離が近く、アンモニウムイオンによってL_a状態が安定化していることが明らかになった。温度を上げると(80K)、アンモニウムイオンとインドール環の相互作用が弱い異性体の増加が観測された。これは気相イオンの幾何構造と電子構造の温度変化を分光学的に捉えた初めての実験結果であり、ペプチドの電子構造はプロトン付加位署だけでなく、幾何構造によって変化することが明らかになった。溶媒和クラスターイオンの赤外光解離分光からは、メタノールがアンモニウムイオンに溶媒和した閉じた構造をとり、メタノール1分子の溶媒和ではTrpH^+とAla-TrpH^+のコンホメーションが変化しないことが示された。
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エレクトロスプレーイオン源を備えた温度可変光解離分光装置の製作とペプチドへの応用
配备电喷雾离子源的变温光解离光谱仪的制作及其在肽中的应用
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Wakayama Sayaka, et al., Akimasa Fujihara, 藤原亮正, 若山清香, 藤原亮正, 藤原亮正, 若山清香, 藤原亮正]
通讯作者:
藤原亮正
気相クラスターイオンの温度可変光解離分光装置の製作
气相团簇离子变温光解离光谱仪的研制
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Wakayama Sayaka, et al., Akimasa Fujihara, 藤原亮正, 若山清香, 藤原亮正, 藤原亮正]
通讯作者:
藤原亮正
気相クラスターイオンの温度可変光解離分光装置の製作とペプチドへの応用
气相簇离子变温光解离光谱仪的制作及其在肽中的应用
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
ナノ学会会報 6
影响因子:
--
作者:
[Wakayama Sayaka, et al., Akimasa Fujihara, 藤原亮正]
通讯作者:
藤原亮正
水クラスター中でのNa_2の溶解過程
Na_2在水团簇中的溶解过程
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Wakayama Sayaka, et al., Akimasa Fujihara, 藤原亮正, 若山清香, 藤原亮正, 藤原亮正, 若山清香, 藤原亮正, 前川亜耶子]
通讯作者:
前川亜耶子
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
J. Phys. Chem. A 112
影响因子:
--
作者:
[中原 勝, 吉田 健, 松林 伸幸, 藤原 亮正]
通讯作者:
藤原 亮正
共 7 条
Molecular recognition and enantioselective reaction of amino acids
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批准号:23K04668
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:藤原 亮正
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依托单位:
海外基金