柳亭種彦を中心とする、近世小説史における戯作者の位置に関する基礎的研究

以流亭种彦为中心的剧作家在近代小说史上的地位基础研究

• 批准号: 06J02381
• 负责人: 五十川 朱里 (本多 朱里)
• 金额: $ 1.41万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2006
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2006 至 2008
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06J02381/
• 关键词: 日本近世後期小説; 柳亭種彦; 山東京伝; 桜姫全伝曙草紙; 合巻; 文化文政期合巻出版目録; 竹塚東子; 艶道通鑑; 西村屋与八; 読本

本研究員は、日本近世後期小説の構成や様式を分析し、当時の出版状況などを踏まえ考究することによって、この期の戯作者の文学史的位置づけを見直し、近世後期小説の特徴を総括的に把握することを目標としている。昨年度より引き続き、柳亭種彦が私淑し、彼の作品にも多大な影響を与えた山東京伝を研究対象とした。この研究は、彼の読本代表作である『桜姫全伝曙草紙』をとりあげ、これまで指摘されてこなかった新たな典拠を提示したうえで、彼の戯作制作の方法を明らかにし、さらにそれを当時の江戸戯作全体にひろげ考えたものであり、これを「『桜姫全伝曙草紙』の方法」として論文にまとめ、『近世文芸』に投稿し、現在審査中である。また、文化文政期(1804〜1830)の合巻について、どの版元からどのような作者がどれだけの作品を出しているのか、時代における内容の傾向変化はあるのかなどを調べるため、海外も含め各地をまわり出来る限り原本にあたって内容を確認し、当時の出版目録や版本の巻末にある刊行目録をもとに正確な合巻目録を作成した。この成果は「文化文政期合巻出版目録(仮題)」として発表する予定である。さらに、竹塚東子という戯作者に注目した。この戯作者はこれまでほとんど注目されることもなく、翻刻も皆無といってよいが、当時の出版状況をまとめてみると、合巻の形式が確立してゆく文化期に毎年数編の作品を発表し再版もされるなど、活躍した人物であることに気付いた。そこで、当時の資料に基づきながら、その本質が全く知られていない竹塚東子という戯作者を明らかにしてゆくと同時に、作品の翻刻を進めている。文化文政期の合巻界を支えたのは京伝や種彦といった有名な作者ばかりではなく、このようなあまり知られていない戯作者の存在も大きく、これらの作者や作品を明らかにすることによって、当時の合巻を総括的にとらえることができると考えている。

通过分析现代现代现代晚期的小说的结构和风格，并考虑当时的出版状态，研究人员的目的是在此期间回顾剧作家的文学历史地位，并对现代晚期小说的特征进行全面了解。自去年以来，Yanagite Tanehiko继续研究东京Yamato的传奇，这对他的作品产生了重大影响。这项研究的重点是他的杰作Sakurahime Zenden Akebonososhi，并介绍了以前从未指出的新资源，并揭示了他制作戏剧的方法，并在当时的整个江户比赛中进一步传播了它。这项工作被汇编成“ Sakurahime Zenden Akebonososhi的方法”中，并提交给早期的现代文学，目前正在审查中。此外，为了调查哪些作者发表了哪些发行商，以及该期间内容是否有变化，我们尽可能多地检查了原始内容，包括海外，以及该版本当时的出版物目录以及该版本结束时的出版物目录，并根据出版物的出版物和出版物进行了准确的目录，并创建了出版物的准确编目。结果将作为“文化和Bunsei时期合并出版目录（暂定标题）的创建”。此外，我专注于剧作家Takezuka Toko。直到现在，这位剧作家还没有得到太多关注，也没有重印，但是当我总结当时的出版状态时，我意识到他是一个活跃的人，每年都会出版几篇作品，并在建立合并的文化期间重印。因此，基于当时的材料，他发现了剧作家Takezuka Toko，其本质是完全未知的，与此同时，随着他的作品重印。不仅Kyoden和Tanehiko等著名作者在Bunka Bunsei时期支持了综合卷的世界，但是这些鲜为人知的剧作家的存在也很大，并且通过揭示这些作者和作品，我们相信可以捕捉到当时综合数量的全面观点。

项目成果

柳亭種彦-読本の魅力-

流亭种彦 -读书的魅力-

• 发表时间: 2006
• 作者: S.Morita;A.Kobayashi;Y.Takanezawa;N.Kioka;T.Handa;H.Arai;M.Matsuo;K.Ueda;本多朱里;本多 朱里;本多朱里
• 通讯作者: 本多朱里

『桜姫全伝曙草紙』の方法-『艶道通鑑』をめぐって

《樱姬全传曙光杂志》的方法 - 关于《远藤津观》

• 发表时间: 2007
• 作者: S.Morita;A.Kobayashi;Y.Takanezawa;N.Kioka;T.Handa;H.Arai;M.Matsuo;K.Ueda;本多朱里;本多 朱里
• 通讯作者: 本多 朱里

種彦合巻と西村屋与八

后牧种彦和西村屋八八

• 发表时间: 2006
• 期刊: 江戸文学 35号
• 作者: S.Morita;A.Kobayashi;Y.Takanezawa;N.Kioka;T.Handa;H.Arai;M.Matsuo;K.Ueda;本多朱里
• 通讯作者: 本多朱里