ナノスケールサイズ極限の金属超薄膜の常伝導および超伝導状態での量子伝導
ナノスケールサイズ極限の金属超薄膜の常伝導および超伝導状態での量子伝導
批准号:
06J11464
负责人:
宮田 伸弘
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
中文摘要
磁場中でマイクロ4端子プローブ法による電気伝導測定を行う装置を開発して,固体表面上の表面状態や超薄膜中の量子井戸状態のスピン軌道相互作用を見積もることを目指している.今年度では冷却機構の改善,電気伝導測定回路およびプログラムの洗練を行い,よりストレスなく測定ができるようにした.まず分子線エピタキシーにより作成したBi(001)薄膜の磁気抵抗効果を調べた.この測定の独創点は作成から測定まで超高真空環境を破らずに行っている点にある.結果,1μmの薄膜は5Tで1,000%の磁気抵抗効果を示した.この値は過去の研究の結果よりも小さいが,その説明として,磁気抵抗効果はBi中の電子とホールの濃度比によって決まることを考えると,作成法の違いもしくは大気暴露の影響によって異なる値になると考えられる.また,他の膜厚においても磁気抵抗測定を行い,膜厚依存性から磁気抵抗における表面状態の寄与をおよそ10%と見積もった.次にAg(111)超薄膜およびAg(111)√<3>×√<3>-Bi超薄膜の磁気抵抗測定を調べた結果,両薄膜とも反局在効果を示した.さらに両者の比較から表面のBiによって反局在効果が増大するのを観測した.光電子分光によるバンド構造を参照しながら,薄膜内の各々の量子井戸状態のスピン散乱時間を定量的に解析した.その値は1ps程度であった.さらに系のスピン緩和機構がRashba効果によって起こる伝道帯のスピン分裂に起因すると仮定して,系のRashba相互作用定数を各々の量子井戸状態に対して求めた.その値は1×10^(-12)eVm程度で現行の角度分解光電子分光では検出できない値である.以上の研究によって,上記の複合環境で動作する磁気輸送測定装置を開発することで,磁気輸送現象における金属量子薄膜のスピン軌道相互作用を調べる手段を確立した.
英文摘要
磁場中でマイクロ4端子プローブ法による電気伝導測定を行う装置を開発して,固体表面上の表面状態や超薄膜中の量子井戸状態のスピン軌道相互作用を見積もることを目指している.今年度では冷却機構の改善,電気伝導測定回路およびプログラムの洗練を行い,よりストレスなく測定ができるようにした.まず分子線エピタキシーにより作成したBi(001)薄膜の磁気抵抗効果を調べた.この測定の独創点は作成から測定まで超高真空環境を破らずに行っている点にある.結果,1μmの薄膜は5Tで1,000%の磁気抵抗効果を示した.この値は過去の研究の結果よりも小さいが,その説明として,磁気抵抗効果はBi中の電子とホールの濃度比によって決まることを考えると,作成法の違いもしくは大気暴露の影響によって異なる値になると考えられる.また,他の膜厚においても磁気抵抗測定を行い,膜厚依存性から磁気抵抗における表面状態の寄与をおよそ10%と見積もった.次にAg(111)超薄膜およびAg(111)√<3>×√<3>-Bi超薄膜の磁気抵抗測定を調べた結果,両薄膜とも反局在効果を示した.さらに両者の比較から表面のBiによって反局在効果が増大するのを観測した.光電子分光によるバンド構造を参照しながら,薄膜内の各々の量子井戸状態のスピン散乱時間を定量的に解析した.その値は1ps程度であった.さらに系のスピン緩和機構がRashba効果によって起こる伝道帯のスピン分裂に起因すると仮定して,系のRashba相互作用定数を各々の量子井戸状態に対して求めた.その値は1×10^(-12)eVm程度で現行の角度分解光電子分光では検出できない値である.以上の研究によって,上記の複合環境で動作する磁気輸送測定装置を開発することで,磁気輸送現象における金属量子薄膜のスピン軌道相互作用を調べる手段を確立した.
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Electronic Transport of Quantum-Well States in Ultrathin Pb (111) films
超薄 Pb (111) 薄膜中量子阱态的电子传输
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[N. Miyata, C. M. Wei, K. Horikoshi, T. Hirahara, S. Hasegawa, I. Matsuda]
通讯作者:
I. Matsuda
DOI:
10.1063/1.2813613
发表时间:
2007-11-12
期刊:
APPLIED PHYSICS LETTERS
影响因子:
4
作者:
[Hirahara, T., Matsuda, I., Nagao, T.]
通讯作者:
Nagao, T.
極低温・強磁場印加型独立駆動マルチプローブシステムの開発
低温强磁场应用独立驱动多探头系统开发
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮田 伸弘, 成田 尚司, 平原 徹, 長谷川 修司, 松田 巌]
通讯作者:
松田 巌
Pb超薄膜電気伝導度のbilayer振動-バンド構造からの考察-
Pb超薄膜电导率的双层振荡-从能带结构的考虑-
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮田伸弘, 魏金明, 平原徹, 長谷川修司, 松田巌]
通讯作者:
松田巌
超高 真空・極低温・強磁場印加型独立駆動マルチプロ「ブシステムの開発
开发应用超高真空、低温和强磁场的独立驱动多专业系统
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮田 伸弘, 成田 尚司, 平原 徹, 長谷川 修司, 松田 巌]
通讯作者:
松田 巌
共 6 条
国内基金
海外基金
(ZnO纳米柱阵列/Fe系金属超薄膜)n三维夹层超结构的制备及其光催化还原CO2合成碳氢燃料
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批准号:21471114
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项目类别:面上项目
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资助金额:85.0万元
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批准年份:2014
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负责人:吴庆生
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依托单位:
硅基表面金属超薄膜上的微观磁性结构体的电子自旋传输
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批准号:11174199
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项目类别:面上项目
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资助金额:75.0万元
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批准年份:2011
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负责人:刘灿华
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依托单位: