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財の象徴性とビジネス:"機械"の社会史

財の象徴性とビジネス:"機械"の社会史
商品和商业的象征意义:“机器”的社会史
批准号:
06J52432
负责人:
飯塚 陽介
金额:
$0.38万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 --

项目摘要

项目成果

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英文摘要
明治期東京・横浜における機械取引の変遷について、専門知識の所在に着目して検討を加えた。従来の研究においては、機械市場全体を俯瞰したマクロな動向については研究成果の蓄積が形成されてきたのに対して、明治期日本において「機械」という新奇な商品がどのような人々の手によって取引されていたのか、そして彼らがいかなる経営上の困難に直面していたのか、という興味深い研究課題にはほとんど目が向けられていない。個別事例研究は、一部の大商社にほとんど限定されている。筆者は、機械取引に必要とされる専門知識の確保、そして専門知識の担い手の管理に際して生じた諸問題について検討を加えた。その結果として、以下のような事実を発見した。筆者は、東京都公文書館所蔵資料への調査の結果として、明治前期の時点で、船具取引の延長としての機械器具類の取引が広範に展開していた事実を発見した。発達しつつあった小汽船海水運業から生じる補修財需要が東京における機械市場の嚆矢であった。初期の日本人商人は、工学知識をほとんど持たない人々であった。それを補完していたのが、横浜在住の外国人技術者である。Japan Directoryへの検討からは、複数のconsulting engineerが明治の横浜に所在していたことが確認される。これらの外国人技術者たちが、日本人商人に対する技術的な助言を行っていたのである。その後、専門知識の担い手を自店で雇用する事例も多く見られるようになるが、店員の同業者間での引き抜き・店員の店主に無断での独立開業が頻発するようになった。知的資産は店員に体化しており、それを自店に引き留めることは困難であった。店員の統制を目的として、明治後期には同業組合が結成された。その際には、近世的な主従関係に立脚した雇用関係が奨励された。「機械」という西洋近代を代表する財を取引する商人の間で、近世的価値観の再現あるいは、「伝統の創造」が店員統制という目的のために推進されたのである。
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