樹状細胞による心筋梗塞後免疫応答制御と左室リモデリングの関連
樹状細胞による心筋梗塞後免疫応答制御と左室リモデリングの関連
批准号:
18790511
负责人:
内藤 広太郎
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
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英文摘要
これまでに我々は臨床および基礎的研究の両面から心筋梗塞後の炎症および免疫応答の重要性を提唱してきた。近年、免疫学において強力な抗原提示能を有し免疫応答を統御する樹状細胞(Dendritic cells)の存在が注目されている。心筋梗塞による心筋傷害に伴って何らかの自己抗原となりうる物質が樹状細胞により提示されれば、強力な免疫応答を惹起する可能性がある。実際にラット心筋梗塞モデルの脾臓のリンパ球により健常ラヅトに心筋炎による心不全が誘発されたとの報告や、in vitroの研究においても正常心筋細胞が傷害を受けるとの報告がなされている。これらの事実より、梗塞後の心筋傷害に自己免疫が関与している可能性が考えられる。ラット脳梗塞モデルや腎臓の虚血再灌流モデルにおいでは樹状細胞の浸潤および活性化の報告がなされているが、心筋梗塞後の樹状細胞に関する報告はほぼ皆無である。我々はラッド心筋梗塞モデルにおける免疫組織化学的検討により、梗塞部を中心に増殖性応答(BrdU:bromodeoxyuridine陽性)を示したOX62陽性樹状細胞が心筋に浸潤してくること、樹状細胞の活性化に重要な役割を担うとされるHSP70,TLR4の発現が心筋において亢進していることを確認した。リンパ組織である脾臓においても心筋梗塞後に樹状細胞は増殖性応答を示し、成熟化していることも確認し、免疫応答が惹起されている可能性を示唆している。さらに、我々はラット心筋梗塞モデルにおいてG-CSFやGM-CSF誘導剤の投与による心機能の改善および増悪を報告したが、これらの投与により樹状細胞の浸潤も抑制および亢進していることを確認し、樹状細胞を中心とした免疫応答が心筋梗塞後の治癒過程を修飾している可能性を示唆していると考えられる。
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