キラルホスフィン求核触媒を用いたエナンチオ選択的ハロ環化反応の開発
キラルホスフィン求核触媒を用いたエナンチオ選択的ハロ環化反応の開発
批准号:
07J55261
负责人:
鵜飼 厚志
金额:
$1.73万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2009
中文摘要
含臭素多環状天然物の生合成経路にならった鎖状ポリプレノイドのエナンチオ選択的ブロモ環化反応の開発を行った。エナンチオ選択的ブロモ環化反応は、直接ブロモ基が導入でき、短い反応工程で多くの海洋天然物に見られる含臭素多環状骨格を構築できるため、有用性が高い。しかし、ブロモ化におけるエナンチオ選択性は十分ではないため、その選択性の向上を目指してキラル求核触媒の精密設計を行った。その結果、新たに設計した電子求引基を持つキラル求核性ホスホロアミダイトが酸素官能基を反応終結基として持つo-ゲラニルメトキシフェノール誘導体のブロモ環化反応を触媒的に促進し、良好な収率およびエナンチオ選択性でブロモ化生成物を与えることを見出した。トルエン溶媒中、30mol%のキラルホスホロアミダイト及び1.1当量のNBS存在下、エナンチオ選択的なブロモ化反応の後、生成したモノ環化生成物のシリル基の除去、ブレンステッド酸によるジアステレオ選択的な環化反応を経て65%収率、76%のエナンチオ選択性で三環性ブロモ化生成物を得ることができた。また、ヨードラクトン化反応は天然物合成において用いられるキラルビルディングブロックの合成に有効な手法の一つである。そこで、酸素原子を終結基として持つ反応基質であるホモゲラニオールのtert-ブチルジメチルシリルエーテルおよびホモゲラニル酸のtert-ブチルジメチルシリルエステルを用いたヨード環化反応の開発を行った。その結果、トリフェニルホスフィン触媒によるヨード環化反応がジアステレオ選択的に進行し、良好な収率で対応するヨード化生成物を得ることに成功した。本ヨード化反応は、30mol%のトリフェニルホスフィンを用いた場合に最も優れた反応性を示した。
英文摘要
含臭素多環状天然物の生合成経路にならった鎖状ポリプレノイドのエナンチオ選択的ブロモ環化反応の開発を行った。エナンチオ選択的ブロモ環化反応は、直接ブロモ基が導入でき、短い反応工程で多くの海洋天然物に見られる含臭素多環状骨格を構築できるため、有用性が高い。しかし、ブロモ化におけるエナンチオ選択性は十分ではないため、その選択性の向上を目指してキラル求核触媒の精密設計を行った。その結果、新たに設計した電子求引基を持つキラル求核性ホスホロアミダイトが酸素官能基を反応終結基として持つo-ゲラニルメトキシフェノール誘導体のブロモ環化反応を触媒的に促進し、良好な収率およびエナンチオ選択性でブロモ化生成物を与えることを見出した。トルエン溶媒中、30mol%のキラルホスホロアミダイト及び1.1当量のNBS存在下、エナンチオ選択的なブロモ化反応の後、生成したモノ環化生成物のシリル基の除去、ブレンステッド酸によるジアステレオ選択的な環化反応を経て65%収率、76%のエナンチオ選択性で三環性ブロモ化生成物を得ることができた。また、ヨードラクトン化反応は天然物合成において用いられるキラルビルディングブロックの合成に有効な手法の一つである。そこで、酸素原子を終結基として持つ反応基質であるホモゲラニオールのtert-ブチルジメチルシリルエーテルおよびホモゲラニル酸のtert-ブチルジメチルシリルエステルを用いたヨード環化反応の開発を行った。その結果、トリフェニルホスフィン触媒によるヨード環化反応がジアステレオ選択的に進行し、良好な収率で対応するヨード化生成物を得ることに成功した。本ヨード化反応は、30mol%のトリフェニルホスフィンを用いた場合に最も優れた反応性を示した。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.3987/com-09-s(e)1
发表时间:
2010-12
期刊:
Heterocycles
影响因子:
0.6
作者:
[A. Sakakura;Gakujun Shomi;Atsushi Ukai;K. Ishihara]
通讯作者:
A. Sakakura;Gakujun Shomi;Atsushi Ukai;K. Ishihara
海外基金