高温高密度における強い相互作用の相転移の非平衡過程に関する研究
高温高密度における強い相互作用の相転移の非平衡過程に関する研究
批准号:
18740140
负责人:
根本 幸雄
金额:
$1.99万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
中文摘要
1ゲージ理論に基づくカイラル相転移近傍のクォークスペクトルの研究を行うため、シュインガーダイソン方程式を用いた解析を行った。1グルーオン交換に基づくダイアグラムを基本にし、無限次のダイアグラムの足し上げによってカイラル相転移を実現させている。結果として、強結合領域ではグルーオンとの相互作用により大きな減衰効果を持つこと、熱質量の結合定数依存性が、弱結合の場合と異なりほぼ一定になること、等がわかった。2前年度までに有限温度におけるフェルミオンスペクトルの研究を行っていたが、本年度はそれを拡張し、有限質量フェルミオンのスペクトルや、フェルミオン伝播関数の極構造を複素エネルギ一平面上で調べることなどをおこなった。このなかで、極の位置の温度依存性が、ある質量を境に定性的に変化することを見出し、その機構をフェルミオンとポソンの準位反発の立場から明らかにした。また、有限質量フェルミオンにおいてもある温度領域3ピーク構造がみられることも示した。さらにカイラル相転移付近のクォークスペクトルについても調べ、パイオンの分散関係の変化に起因してパイとクォークとの結合状態密度に発散を生ずる、いわゆるvan Hove特異点が現れることを示した。3これまでの解析ではフェルミオンスペクトルを1ループ計算によって調べていたが、高次のダイアグラムの効果によってその結果がどのように変更を受けるかをみるため、湯川型相互作用を持つ模型にシュインガーダイソン方程式を用いて非摂動的に有限温度のフェルミオンスペクトルの構造を調べた。その結果、強結合領域においてもフェルミオンスペクトルに3ピーク構造がみられること、フェルミオンの熱的質量が上記1で見出された結果と同じ結合定数依存性を持つこと、などを示した。
英文摘要
1ゲージ理論に基づくカイラル相転移近傍のクォークスペクトルの研究を行うため、シュインガーダイソン方程式を用いた解析を行った。1グルーオン交換に基づくダイアグラムを基本にし、無限次のダイアグラムの足し上げによってカイラル相転移を実現させている。結果として、強結合領域ではグルーオンとの相互作用により大きな減衰効果を持つこと、熱質量の結合定数依存性が、弱結合の場合と異なりほぼ一定になること、等がわかった。2前年度までに有限温度におけるフェルミオンスペクトルの研究を行っていたが、本年度はそれを拡張し、有限質量フェルミオンのスペクトルや、フェルミオン伝播関数の極構造を複素エネルギ一平面上で調べることなどをおこなった。このなかで、極の位置の温度依存性が、ある質量を境に定性的に変化することを見出し、その機構をフェルミオンとポソンの準位反発の立場から明らかにした。また、有限質量フェルミオンにおいてもある温度領域3ピーク構造がみられることも示した。さらにカイラル相転移付近のクォークスペクトルについても調べ、パイオンの分散関係の変化に起因してパイとクォークとの結合状態密度に発散を生ずる、いわゆるvan Hove特異点が現れることを示した。3これまでの解析ではフェルミオンスペクトルを1ループ計算によって調べていたが、高次のダイアグラムの効果によってその結果がどのように変更を受けるかをみるため、湯川型相互作用を持つ模型にシュインガーダイソン方程式を用いて非摂動的に有限温度のフェルミオンスペクトルの構造を調べた。その結果、強結合領域においてもフェルミオンスペクトルに3ピーク構造がみられること、フェルミオンの熱的質量が上記1で見出された結果と同じ結合定数依存性を持つこと、などを示した。
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Quasiparticle picture of quarks near chiral transition at finite temperature
有限温度下夸克接近手性转变的准粒子图
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Nulcear Physics A 785
影响因子:
--
作者:
[M.Kitazawa, T.Kunihiro, Y.Nemoto]
通讯作者:
Y.Nemoto
Quasi-quark spectrum in the chiral symmetric phase from the Schwinger-Dyson equation
施温格-戴森方程的手性对称相中的准夸克谱
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Progress of Theoretical Physics 119
影响因子:
--
作者:
[M. Harada, et. al.]
通讯作者:
et. al.
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
素粒子論研究 (掲載決定)
影响因子:
--
作者:
[K. Mitsutani, et. al.]
通讯作者:
et. al.
Fluctuations of the chiral condensate and quasi-particle spectra near phase transition
相变附近手性凝聚态和准粒子光谱的涨落
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Nagoya University Proceedings, "Strongly Coupled Quark Gluon-Plasma: SPS, RHIC and LHC"
影响因子:
--
作者:
[Y. Nemoto, et. al.]
通讯作者:
et. al.
Fermionic collective modes in QGP near critical temperatures
QGP 接近临界温度的费米子集体模式
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Prog. Theor. Phys. Supplement 168
影响因子:
--
作者:
[Y. Nemoto, M. Kitazawa, T. Koide, T. Kunihiro]
通讯作者:
T. Kunihiro
共 19 条
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