引用動詞文の通時的研究
引用動詞文の通時的研究
批准号:
15J02304
负责人:
辻本 桜介
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2017-03-31
中文摘要
本研究は、古代語において人の発言・思惟の内容となる語句を引用する「~と」という成分の持つ文法的な性格を明らかにすることを目的としている。27年度の研究実績は、主に次の2点である。(1)「~を~と思ふ」のように、ヲ格成分が生起するタイプの構文(認識動詞構文)が持つ、現代語と異なる文法的性格について考察した。現代語では「~を~だと思う」のように断定の助動詞「だ」が生起するが、古代語ではそれに相当する現象(「なり」の生起する「~を~なりと思ふ」)が見られない。この点に着目し、現代語において「だ」の生起がどのような意味の表し分けを担うかを考察した上で、古代語の認識動詞構文はそうした表し分けの無い未分化な性質を持つことを明らかにした。(2)助詞「と」を語構成に持つ助詞トテのうち、主節主体の動きを表す動詞終止形に接続するものが持つ、引用とは異なる意味・機能について考察した。「~と言ふ/思ふ」のように発言・思惟を引用する形式の場合、後続する主節の主体の動きを表す動詞終止形を受ける例は稀であるが、トテの場合はそうした例がしばしば見出される。用例の調査と分析を行い、このようなトテを用いる文は、主体の発言・思惟の内容を引用するのではなく、前件で主体が何らかの動作の実現に自ら向かっていることを大まかに示し、後件で前件動作に向かう中で主体が引き起こす事態を詳細に述べる、という構造を持つことを明らかにした。(1)については『日本語学論集』12号に掲載され、(2)については『日本語の研究』12巻2号に掲載されることになった。
英文摘要
本研究は、古代語において人の発言・思惟の内容となる語句を引用する「~と」という成分の持つ文法的な性格を明らかにすることを目的としている。27年度の研究実績は、主に次の2点である。(1)「~を~と思ふ」のように、ヲ格成分が生起するタイプの構文(認識動詞構文)が持つ、現代語と異なる文法的性格について考察した。現代語では「~を~だと思う」のように断定の助動詞「だ」が生起するが、古代語ではそれに相当する現象(「なり」の生起する「~を~なりと思ふ」)が見られない。この点に着目し、現代語において「だ」の生起がどのような意味の表し分けを担うかを考察した上で、古代語の認識動詞構文はそうした表し分けの無い未分化な性質を持つことを明らかにした。(2)助詞「と」を語構成に持つ助詞トテのうち、主節主体の動きを表す動詞終止形に接続するものが持つ、引用とは異なる意味・機能について考察した。「~と言ふ/思ふ」のように発言・思惟を引用する形式の場合、後続する主節の主体の動きを表す動詞終止形を受ける例は稀であるが、トテの場合はそうした例がしばしば見出される。用例の調査と分析を行い、このようなトテを用いる文は、主体の発言・思惟の内容を引用するのではなく、前件で主体が何らかの動作の実現に自ら向かっていることを大まかに示し、後件で前件動作に向かう中で主体が引き起こす事態を詳細に述べる、という構造を持つことを明らかにした。(1)については『日本語学論集』12号に掲載され、(2)については『日本語の研究』12巻2号に掲載されることになった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
主節主体の動きを表す動詞終止形に接続するトテについて―引用と異なる機能の分析―
关于与表达主句主语运动的动词最终形式相关的tote - 引语和不同功能的分析 -
DOI:
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发表时间:
2016
期刊:
日本語の研究
影响因子:
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作者:
[Y. Iida, N. G. Swenson, 辻本桜介, 辻本桜介]
通讯作者:
辻本桜介
古代語における認識動詞構文の諸相―現代語と比較して―
古代语言认知动词结构的各个方面:与现代语言的比较
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
日本語学論集
影响因子:
--
作者:
[Y. Iida, N. G. Swenson, 辻本桜介]
通讯作者:
辻本桜介
訓点資料を活用した古代語格助詞の記述的研究
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批准号:22K00578
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.75万
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财政年份:2022
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负责人:辻本 桜介
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依托单位: