肝細胞の代謝制御におけるオートファジーの意義-KO細胞の網羅的メタボローム解析
肝細胞の代謝制御におけるオートファジーの意義-KO細胞の網羅的メタボローム解析
批准号:
16K10577
负责人:
戸島 剛男
金额:
$3.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-01 至 2019-03-31
中文摘要
肝細胞の代謝制御に関するメタボローム解析に先立ち、まずは正常肝及び病的肝(脂質代謝異常に基づく脂肪肝・ 非アルコール性脂肪肝炎・ 糖尿病など)における再生肝のオートファジーの役割を明らかにした。 具体的には、Cre-loxPの遺伝子ノックアウト手法を用いて、肝特異的にオートファジー関連遺伝子(Atg5)のノックアウト(KO)マウスを作成した。その後、同マウスを用い た肝切除後の肝再生を利用して肝細胞の代謝におけるオートファジーの意義について検討を行った。その際、脂肪肝マウスモデルを用いて比較検討を行った。 結果として、db/dbマウスはコントロールマウスと比較して、(1)有意に肝切除後の生存率が低く、肝再生率の遅延を認めた。(2)肝再生時における 血清ALT値は 有意に高かった。(3)オートファゴソーム数は有意に少なく、AP関連タンパク質であるAtg5の発現低下を認めた。 以上の結果より、脂肪肝部分切除後において オートファジーの機能が低下している可能性が強く示唆された。 さらに、機能解析の一助としてNrf2と呼ばれる細胞内レドックスの主な制御因子に注目した。Nrf2はantioxidant elements(ARE)の転写因子であり、細胞内代謝 の改変によりNADPH産生を亢進させ、細胞内ROSの制御に利用することが知られている。本研究においては、肝癌細胞株を用いた実験系において、肝癌細胞の遊走 能はNrf2抑制によって低下し、Keap1抑制によるNrf2活性化で亢進した。さらに、Nrf2抑制によって非接着培養での生存率が低下した他、単細胞からのスフェロ イド形成能はNrf2抑制によって低下し、Keap1抑制によるNrf2活性化で亢進する結果であった。 以上、本研究は、病的肝の再生時のオートファジーの役割解明につながるとともに、Nrf2-Keap1シグナルとの深い関わりが示唆された。
英文摘要
肝細胞の代謝制御に関するメタボローム解析に先立ち、まずは正常肝及び病的肝(脂質代謝異常に基づく脂肪肝・ 非アルコール性脂肪肝炎・ 糖尿病など)における再生肝のオートファジーの役割を明らかにした。 具体的には、Cre-loxPの遺伝子ノックアウト手法を用いて、肝特異的にオートファジー関連遺伝子(Atg5)のノックアウト(KO)マウスを作成した。その後、同マウスを用い た肝切除後の肝再生を利用して肝細胞の代謝におけるオートファジーの意義について検討を行った。その際、脂肪肝マウスモデルを用いて比較検討を行った。 結果として、db/dbマウスはコントロールマウスと比較して、(1)有意に肝切除後の生存率が低く、肝再生率の遅延を認めた。(2)肝再生時における 血清ALT値は 有意に高かった。(3)オートファゴソーム数は有意に少なく、AP関連タンパク質であるAtg5の発現低下を認めた。 以上の結果より、脂肪肝部分切除後において オートファジーの機能が低下している可能性が強く示唆された。 さらに、機能解析の一助としてNrf2と呼ばれる細胞内レドックスの主な制御因子に注目した。Nrf2はantioxidant elements(ARE)の転写因子であり、細胞内代謝 の改変によりNADPH産生を亢進させ、細胞内ROSの制御に利用することが知られている。本研究においては、肝癌細胞株を用いた実験系において、肝癌細胞の遊走 能はNrf2抑制によって低下し、Keap1抑制によるNrf2活性化で亢進した。さらに、Nrf2抑制によって非接着培養での生存率が低下した他、単細胞からのスフェロ イド形成能はNrf2抑制によって低下し、Keap1抑制によるNrf2活性化で亢進する結果であった。 以上、本研究は、病的肝の再生時のオートファジーの役割解明につながるとともに、Nrf2-Keap1シグナルとの深い関わりが示唆された。
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会议论文
酸化ストレス応答因子Nrf2の肝細胞癌における発現の臨床的および生物学的意義
氧化应激反应因子Nrf2在肝细胞癌中表达的临床及生物学意义
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[下川雅弘, 吉住朋晴, 伊藤心二, 間野洋平, 本村貴志, 戸島剛男, 原田昇, 播本憲史, 池上徹, 副島雄二, 前原喜彦]
通讯作者:
前原喜彦
肝癌増殖におけるオートファジーの活性化によるエネルギー再構築の重要性
通过自噬激活进行能量重建在肝癌生长中的重要性
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[戸島剛男, 吉住朋晴, 副島雄二, 池上 徹, 播本憲史, 原田 昇, 伊藤心二, 間野洋平, 本村貴志, 大平将史, 下川雅弘, 藤本侑希子, 坂田一仁, 井口詔一, 川崎淳司, 湯川恭平, 泉 琢磨, 前原喜彦]
通讯作者:
前原喜彦
肝再生とオートファジー
肝脏再生和自噬
DOI:
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发表时间:
2016
期刊:
肝胆膵
影响因子:
--
作者:
[戸島剛男, 吉住朋晴, 森田和豊, 内山英昭, 本村貴志, 伊藤心二, 原田昇, 播本憲史, 池上徹, 副島雄二, 調憲, 前原喜彦]
通讯作者:
前原喜彦
時・空間的シングルセル解析による膵がん細胞の悪性度獲得機構の解明と治療標的の同定
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批准号:22K08894
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:戸島 剛男
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依托单位:
海外基金