沿岸地下水の積極的・持続的利用のための人工涵養及び窒素浄化法の開発
沿岸地下水の積極的・持続的利用のための人工涵養及び窒素浄化法の開発
批准号:
20651019
负责人:
小野寺 真一
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2010
中文摘要
本研究では、水不足の問題を抱える瀬戸内や島嶼部において、持続的な地下水の利用、特に渇水時の地下水利用及び質的な保全を念頭において、人工涵養手法の開発及び揚水操作による地下水汚染浄化手法の開発を目的として、研究を遂行した。特に、香川県丸亀平野、広島県生口島、大阪平野で集中観測を行った。成果は以下のとおりである。(1)平野部において深層地下水の水圧低下に伴う浅層地下水の深層への局部的な涵養を引き起こしていることが確認された。これに対し、従来からの浅層地下水の利用法である、旧河道の下流側にトレンチを掘り、そこから湧出した地下水を導水し農業利用する方法(出水)は、河川-地下水相互作用を活用したものであり、持続的利用に対し有効であることが示された。(2)一般的な施肥による水田への平均的な窒素負荷量は80kg/haであるが、例えば、硝酸性窒素濃度が6mg/Lの地下水を用いて年間潅水量である14000m^3/haを供給すると、窒素負荷量は年間84kg/haとなり、通常の施肥量に匹敵することになる。すなわち、地下水の硝酸性窒素濃度が6mg/L以上であれば、施肥は不要となる。(3)物質収支と地形依存の地下水流出量を加味した水収支法により、削減が可能な肥料量の空間分布や地下水利用可能量などをメッシュごとに推定し、地下水の濃度に応じて、肥料をほぼ100%削減できるエリアが存在することを確認した。(4)果樹園が多く分布する島嶼部においては、大量の窒素肥料が施用されているが、当概地域の散水はほとんど地下水に依存しているため、前述の議論を適用すれば、海岸から300m上流においては、250kg/ha/yearの窒素肥料の半分程度、500m上流では全て削減可能になると考えられる。しかし、源流域付近は濃度が低く、また下流側は脱窒の影響で濃度が減衰しており、現位置システムは適用できない。すなわち、中流域からの導水が必要であり、流域一帯となった肥料削減システムネットワークの構築によって、より効率的な利用が可能になる。
英文摘要
本研究では、水不足の問題を抱える瀬戸内や島嶼部において、持続的な地下水の利用、特に渇水時の地下水利用及び質的な保全を念頭において、人工涵養手法の開発及び揚水操作による地下水汚染浄化手法の開発を目的として、研究を遂行した。特に、香川県丸亀平野、広島県生口島、大阪平野で集中観測を行った。成果は以下のとおりである。(1)平野部において深層地下水の水圧低下に伴う浅層地下水の深層への局部的な涵養を引き起こしていることが確認された。これに対し、従来からの浅層地下水の利用法である、旧河道の下流側にトレンチを掘り、そこから湧出した地下水を導水し農業利用する方法(出水)は、河川-地下水相互作用を活用したものであり、持続的利用に対し有効であることが示された。(2)一般的な施肥による水田への平均的な窒素負荷量は80kg/haであるが、例えば、硝酸性窒素濃度が6mg/Lの地下水を用いて年間潅水量である14000m^3/haを供給すると、窒素負荷量は年間84kg/haとなり、通常の施肥量に匹敵することになる。すなわち、地下水の硝酸性窒素濃度が6mg/L以上であれば、施肥は不要となる。(3)物質収支と地形依存の地下水流出量を加味した水収支法により、削減が可能な肥料量の空間分布や地下水利用可能量などをメッシュごとに推定し、地下水の濃度に応じて、肥料をほぼ100%削減できるエリアが存在することを確認した。(4)果樹園が多く分布する島嶼部においては、大量の窒素肥料が施用されているが、当概地域の散水はほとんど地下水に依存しているため、前述の議論を適用すれば、海岸から300m上流においては、250kg/ha/yearの窒素肥料の半分程度、500m上流では全て削減可能になると考えられる。しかし、源流域付近は濃度が低く、また下流側は脱窒の影響で濃度が減衰しており、現位置システムは適用できない。すなわち、中流域からの導水が必要であり、流域一帯となった肥料削減システムネットワークの構築によって、より効率的な利用が可能になる。
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DOI:
10.1016/j.scitotenv.2008.06.064
发表时间:
2009-04
期刊:
The Science of the total environment
影响因子:
--
作者:
[M. Taniguchi;J. Shimada;Y. Fukuda;M. Yamano;S. Onodera;S. Kaneko;Akihisa Yoshikoshi]
通讯作者:
M. Taniguchi;J. Shimada;Y. Fukuda;M. Yamano;S. Onodera;S. Kaneko;Akihisa Yoshikoshi
感潮域における地下水流出の推定とそれに伴う栄養塩供給
潮汐区地下水径流及相关养分供应的估算
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[藤倉由記子, 加嶋倫子, 寺尾啓二, 西川禎一, 加藤愛彬]
通讯作者:
加藤愛彬
大阪湾への地下水による栄養塩流出の評価
地下水流入大阪湾的营养物径流评价
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Munthali, K.G., Murayama, Y., 土居哲也・榊原拓海・林威光・藤井大雅・樫田啓・浅沼浩之, 川合知二, 小野寺真一]
通讯作者:
小野寺真一
農業用堰の湛水域が栄養塩流出に与える影響
农业堰蓄水区对养分径流的影响
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[清水裕太, 小野寺真一(第2発表者)]
通讯作者:
小野寺真一(第2発表者)
アジアの都市と水環境(谷口真人・吉越昭久・金子慎治編著)(8章マニラの水環境3節水環境と水環境問題)
亚洲的城市与水环境(谷口雅人、吉越明久、金子真司编)(第8章马尼拉的水环境3节水环境与水环境问题)
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[B. Gelloz, N. Harima, H. Koyama, H. Elhouichet, and N. Koshida, 小野寺真一]
通讯作者:
小野寺真一
共 82 条
Construction of recycling system for the restoration of degraded nutrient cycle due to expanding brackish aquacultures in south-eastern Asia
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批准号:21KK0192
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项目类别:Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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资助金额:$12.23万
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财政年份:2021
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负责人:小野寺 真一
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依托单位:
水および土壌の重金属汚染に関する地球化学的研究 -ナイジェリアにおける都市環境の影響評価の例-
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批准号:03F00098
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:2003
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负责人:小野寺 真一
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依托单位:
自然環境情報を導入した山地流域における水源水質の変動予測に関する研究
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批准号:12780069
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2000
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负责人:小野寺 真一
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依托单位:
海外基金