会計基準の投資意思決定有用性に関する原理的考察と新たな方法論構築

会计准则对投资决策有用性的理论研究及新方法论的构建

• 批准号: 20653026
• 负责人: 福井 義高
• 金额: $ 1.98万
• 依托单位: Aoyama Gakuin University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
• 财政年份: 2008
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2008 至 2010
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20653026/
• 关键词: 財務会計; 資産評価理論; 会計測定

従来、日本の会計研究は自己完結性が強く、他の領域の研究成果や知識をそれほど援用せず、隣接分野である経済学やファイナンスの昨今の発展にもそれほど注意を払って来なかった。また、実証分析においては、ある意味極めて制約的なその前提を問うことなく、もっぱらデータ相互の相関性を明らかにすることに主眼を置いた研究が続いている。それに対し、本研究は新古典派経済学に基づく現代ファイナンス理論を十分に咀嚼したうえで、実証会計分析の根拠を問いつつ、いかなる意味で会計情報が有用であるかを原理的に考察することを目指している。本年度は、ジョン・サールの言語哲学とともに、カール・ポパーやイムレ・ラカトシュらの科学方法論を用いて、単純な存在当為二元論を超えた社会的事実としての会計を基礎概念に遡って分析した成果(『体系現代会計学第1巻』所収「会計研究の基礎概念」)をもとに、より通時的観点から、メタ会計研究の可能性をさらに追求した。これと関連して、日本銀行金融研究所の委託を受けて行った、公正価値概念を哲学的・歴史的側面から考察した研究の成果を利用し、会計研究で言及されることの多いピックスをはじめとする、経済(学)的所得(利益)概念の理論的考察を行い、会計測定の基礎にあるべき経済学的思考を明らかにした。加えて、こうした原理的研究と同時に、実証研究から遊離した単なる思弁的「べき」論に陥ることなく、実際の経済現象への洞察を深めるべく行っている、現実の会計データに基づく日本企業に関する事実発見的研究の成果をFukui and Ushi jima (2011)で発表した。

In recent years, accounting research in Japan has become more complete, and research results in other fields and knowledge have been applied to the development of accounting research in neighboring fields. The main purpose of this paper is to analyze the relationship between the two factors. Therefore, this study is based on neoclassical economics, modern accounting theory, and practical accounting analysis. This year, the philosophy of speech and the application of scientific methodology in accounting research have been explored, and the possibility of accounting research has been pursued. The Bank of Japan Financial Research Institute commissioned the study of the concept of equity, philosophy, history, research results, accounting research, and the study of the concept of income (benefits), accounting measurement, and the basis of economic thinking. Fukui and Ushijima (2011) present the results of practical research on the principles of accounting and accounting in Japan.

项目成果

会計研究の基礎概念、『体系現代会計学:第1巻』所収(斎藤静樹他編)

会计研究的基本概念，收录于《系统现代会计：第1卷》（齐藤静树等主编）

• 发表时间: 2010
• 作者: ニック・クロスリー著西原和久;ほか訳;山本真由美;福井義高
• 通讯作者: 福井義高

Value Relevance Study-Relevant for What? -and Beyond : Changing Equity Premium and Empirical Research

价值相关性研究——与什么相关？

• 发表时间: 2008
• 期刊: Accounting Horizons 22
• 作者: Y.Fukui;T.Ushijima;乾弘幸;乾弘幸;西原和久;福井義高;福井義高;乾弘幸;山本智子・氏家靖浩・樫田美雄;西原和久;福井義高;山本智子;乾弘幸;氏家靖浩;Yoshitaka Fukui
• 通讯作者: Yoshitaka Fukui

書評:斎藤静樹著『会計基準の研究』

书评：齐藤静树的《会计准则研究》

• 发表时间: 2009
• 期刊: 週刊経営財務 2932号
• 作者: Y.Fukui;T.Ushijima;乾弘幸;乾弘幸;西原和久;福井義高;福井義高
• 通讯作者: 福井義高

会計測定の再評価

会计计量的重新评估

• 发表时间: 2008
• 作者: 戒能通厚;伊藤;西原和久;ほか;樫田美雄;福井義高
• 通讯作者: 福井義高

会計研究の基礎概念

会计研究的基本概念

• 发表时间: 2010
• 作者: 樫田美雄;他;乾弘幸;Kazuhisa Nishihiara;福井義高
• 通讯作者: 福井義高