難治性皮膚損傷モデル作製と病態生理の解明~受傷後経過時間判定への応用を目指して~
難治性皮膚損傷モデル作製と病態生理の解明~受傷後経過時間判定への応用を目指して~
批准号:
20659108
负责人:
石田 裕子
金额:
$2.05万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
1. 糖尿病マウスを用いた皮膚損傷モデルの作製:平成20年度において確立したストレプトゾトシン誘発糖尿病マウス,ならびにコントロールマウスの背部にバイオプシーパンチを用いて直径4mmの打ち抜き損傷を作製した.2. 肉眼的観察:損傷作製後,経時的に損傷部面積の閉鎖率を比較したところ,糖尿病マウス群ではコントロール群と比べて有意に治癒が遅延していることが判明した.3. 形態学的観察:損傷作製後経時的に採取した損傷部組織を用いて,パラフィン包埋切片を作製し,免疫組織化学的に損傷部への白血球浸潤の程度を検討した.糖尿病マウス群では好中球およびマクロファージ浸潤の減少が認められた.4. 種々の分子の遺伝子およびタンパク質発現の検討:採取した皮膚試料を用いてRT-PCR法により種々の炎症性サイトカインの遺伝子発現を検討したところ,主に単球/マクロファージに対する走化能を有するケモカインMCP-1の発現が,糖尿病マウス群で減少していた.さらに,MCP-1の局在を免疫染色により検討したところ,マクロファージならびに線維芽細胞であることが判明した.また,MCP-1のレセプターであるCCR2のタンパク発現を,マクロファージ,線維芽細胞,血管内皮細胞に認めた.5. リコンビナント投与実験:損傷を作製した糖尿病マウスに,リコンビナントMCP-1 100ng を3回(dayO,2,4)損傷部局所に投与し,治癒を肉眼的に観察したところ,治癒遅延が回復していた.したがって,MCP-1/CCR2シグナルが皮膚創傷治癒に促進的に作用することが判明した.6. その他のサイトカイン発現の検討:野生型マウスの損傷部において,CCR5, oncostatin M receptor β (OSMRβ)の遺伝子発現およびタンパク発現の亢進を認めた.そこで,CCR5遺伝子欠損ならびにOSMRR遺伝子欠損マウスに皮膚損傷を作製したところ,いずれの遺伝子欠損マウスでも野生型マウスと比べて治癒が遅延することを見いだした.したがって,CCR5およびOSMRβを介したシグナルが,皮膚創傷治癒過程に重要な役割を担っていることが示唆された.
英文摘要
1. 糖尿病マウスを用いた皮膚損傷モデルの作製:平成20年度において確立したストレプトゾトシン誘発糖尿病マウス,ならびにコントロールマウスの背部にバイオプシーパンチを用いて直径4mmの打ち抜き損傷を作製した.2. 肉眼的観察:損傷作製後,経時的に損傷部面積の閉鎖率を比較したところ,糖尿病マウス群ではコントロール群と比べて有意に治癒が遅延していることが判明した.3. 形態学的観察:損傷作製後経時的に採取した損傷部組織を用いて,パラフィン包埋切片を作製し,免疫組織化学的に損傷部への白血球浸潤の程度を検討した.糖尿病マウス群では好中球およびマクロファージ浸潤の減少が認められた.4. 種々の分子の遺伝子およびタンパク質発現の検討:採取した皮膚試料を用いてRT-PCR法により種々の炎症性サイトカインの遺伝子発現を検討したところ,主に単球/マクロファージに対する走化能を有するケモカインMCP-1の発現が,糖尿病マウス群で減少していた.さらに,MCP-1の局在を免疫染色により検討したところ,マクロファージならびに線維芽細胞であることが判明した.また,MCP-1のレセプターであるCCR2のタンパク発現を,マクロファージ,線維芽細胞,血管内皮細胞に認めた.5. リコンビナント投与実験:損傷を作製した糖尿病マウスに,リコンビナントMCP-1 100ng を3回(dayO,2,4)損傷部局所に投与し,治癒を肉眼的に観察したところ,治癒遅延が回復していた.したがって,MCP-1/CCR2シグナルが皮膚創傷治癒に促進的に作用することが判明した.6. その他のサイトカイン発現の検討:野生型マウスの損傷部において,CCR5, oncostatin M receptor β (OSMRβ)の遺伝子発現およびタンパク発現の亢進を認めた.そこで,CCR5遺伝子欠損ならびにOSMRR遺伝子欠損マウスに皮膚損傷を作製したところ,いずれの遺伝子欠損マウスでも野生型マウスと比べて治癒が遅延することを見いだした.したがって,CCR5およびOSMRβを介したシグナルが,皮膚創傷治癒過程に重要な役割を担っていることが示唆された.
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Chemokine receptor CCR5 contributes to skin wound healing by mobilizing macrophages and endothelial progenitor cells
趋化因子受体 CCR5 通过动员巨噬细胞和内皮祖细胞促进皮肤伤口愈合
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Zheng, HO, Yasuo Takano., et al, 石田裕子]
通讯作者:
石田裕子
Involvement of CC chemokine receptor 5 in the endothelial progenitor cell homing during skin wound healing
CC趋化因子受体5参与皮肤伤口愈合过程中内皮祖细胞归巢
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nakada S, Tsuneyama K, Kato I, Tabuchi Y, Takasaki I, Furusawa Y, Kawaguchi H, Fujimoto M, Goto H, Hikiami H, Kondo T, Takano Y, Shimada Y., 石田裕子]
通讯作者:
石田裕子
皮膚創傷治癒におけるサイトカイン・ケモカインの役割
细胞因子和趋化因子在皮肤伤口愈合中的作用
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Matsuda N, Yamamoto S, Takano K, Kageyama S, Kurobe Y, Yoshihara Y, Takano Y, Hattori Y., 石田裕子]
通讯作者:
石田裕子
DOI:
10.1007/s00414-009-0320-4
发表时间:
2009-07-01
期刊:
INTERNATIONAL JOURNAL OF LEGAL MEDICINE
影响因子:
2.1
作者:
[Ishida, Yuko, Kimura, Akihiko, Kondo, Toshikazu]
通讯作者:
Kondo, Toshikazu
CC chemokine receptor 5-dependent endothelial progenitor cell homing to skin wound in mice
CC趋化因子受体5依赖性内皮祖细胞归巢至小鼠皮肤伤口
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Koizumi K, Saitoh Y, Minami T, Takeno N, Tsuneyama K, Miyahara T, Nakayama T, Sakurai H, Takano Y, Nishimura M, Imai T, Yoshie O, Saiki I., 石田裕子]
通讯作者:
石田裕子
共 12 条
心臓突然死の分子指標開発―生活反応におけるストレスタンパク質―
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批准号:22K19676
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2022
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负责人:石田 裕子
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依托单位:
大動脈瘤病態形成の分子機序解明―突然死の予知・予防を目指して
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批准号:20H03957
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.4万
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财政年份:2020
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负责人:石田 裕子
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依托单位:
アセトアミノフェン中毒の病態生理学的解析とその法医診断への応用
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批准号:16790365
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2004
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负责人:石田 裕子
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依托单位:
マウスパラコート肺線維症モデルの作成
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批准号:13922077
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (B)
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资助金额:$0.15万
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财政年份:2001
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负责人:石田 裕子
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依托单位:
海外基金