口腔内グラム陽性菌由来のリポタンパク質が持つ免疫活性化作用の解明
口腔内グラム陽性菌由来のリポタンパク質が持つ免疫活性化作用の解明
批准号:
20890221
负责人:
片岡 嗣雄
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
【目的】歯周疾患は、プラークバイオフィルムの蓄積が原因とされ、その継続的な刺激による炎症反応が歯周炎という不可逆的な疾患の誘因となる。しかし、プラークバイオフィルムの主要構成細菌であるグラム陽性菌と歯周疾患誘発との関係は不明である。一方、宿主細胞の自然免疫系は、Toll-like receptor2(TLR2)によって細菌由来リポタンパク質(LP)を認識することが示されているが、LPの病因論的役割は不明な点が多い。そこで本研究では、口腔内グラム陽性菌に特有なLPが宿主細胞のTLR2を介して誘導する免疫活性化作用を解明することを目的とした。【方法】口腔内グラム陽性菌として、う蝕原性細菌であるStreptococcus mutans 109c、S. sobrinus NIDR6715を使用した。Triton X-114二相分離法によって菌体からLPを抽出した。菌体ならびに抽出LP刺激によるヒト単球系細胞THP-1からのIL-8産生量はELISAで評価し、TLR2遺伝子を導入したHEK293細胞におけるNF-κBの活性化はルシフェラーゼレポーター法で評価した。【結果・考察】S. sobrinusとS. mutansの菌体刺激の結果、いずれの菌株もIL-8産生を誘導し、NF-κBを活性化したが、それらはS. mutansよりもS. sobrinusで有意に高い値を示した。さらに、両菌株からの菌体抽出LP刺激もまた、上述の菌体刺激と同様な結果を示した。しかし、この菌体抽出LPの活性はリポプロテインリパーゼ処理により完全に阻害された。以上の結果から、う蝕原性細菌は菌体由来LPのTLR2による認識を介して炎症応答を誘導していること、そしてS. mutansよりもS. sobrinusの方が強い炎症誘導活性、免疫活性を持つことが示唆された。
英文摘要
【目的】歯周疾患は、プラークバイオフィルムの蓄積が原因とされ、その継続的な刺激による炎症反応が歯周炎という不可逆的な疾患の誘因となる。しかし、プラークバイオフィルムの主要構成細菌であるグラム陽性菌と歯周疾患誘発との関係は不明である。一方、宿主細胞の自然免疫系は、Toll-like receptor2(TLR2)によって細菌由来リポタンパク質(LP)を認識することが示されているが、LPの病因論的役割は不明な点が多い。そこで本研究では、口腔内グラム陽性菌に特有なLPが宿主細胞のTLR2を介して誘導する免疫活性化作用を解明することを目的とした。【方法】口腔内グラム陽性菌として、う蝕原性細菌であるStreptococcus mutans 109c、S. sobrinus NIDR6715を使用した。Triton X-114二相分離法によって菌体からLPを抽出した。菌体ならびに抽出LP刺激によるヒト単球系細胞THP-1からのIL-8産生量はELISAで評価し、TLR2遺伝子を導入したHEK293細胞におけるNF-κBの活性化はルシフェラーゼレポーター法で評価した。【結果・考察】S. sobrinusとS. mutansの菌体刺激の結果、いずれの菌株もIL-8産生を誘導し、NF-κBを活性化したが、それらはS. mutansよりもS. sobrinusで有意に高い値を示した。さらに、両菌株からの菌体抽出LP刺激もまた、上述の菌体刺激と同様な結果を示した。しかし、この菌体抽出LPの活性はリポプロテインリパーゼ処理により完全に阻害された。以上の結果から、う蝕原性細菌は菌体由来LPのTLR2による認識を介して炎症応答を誘導していること、そしてS. mutansよりもS. sobrinusの方が強い炎症誘導活性、免疫活性を持つことが示唆された。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
う蝕原性細菌由来リポタンパク質のTLR2を介した炎症誘導活性の解析
TLR2介导的致龋菌脂蛋白炎症诱导活性分析
DOI:
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发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[片桐幸子, 広瀬直樹, 山口真二, 平郁子, 藤本康之, 高野達哉, 松島俊也, 本間光一, 片岡嗣雄]
通讯作者:
片岡嗣雄
GBPsによるLPS認識が歯周炎ならびに炎症性腸疾患に及ぼす病因的役割の解明
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批准号:22K09951
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:片岡 嗣雄
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依托单位:
国内基金
海外基金
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微生物法制备肠衣副产物抗氧化肽技术开发
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