神経細胞膜・特殊ラフト領域の動的構造と機能の解明 : 1分子追跡による研究
神経細胞膜・特殊ラフト領域の動的構造と機能の解明 : 1分子追跡による研究
批准号:
09J03739
负责人:
根本 悠宇里
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2011
中文摘要
神経細胞の細胞膜上での特殊ラフト領域の形成機構、およびその機能の理解のため、ラフト分子であるGPIアンカー型タンパク質のプリオンタンパク質(PrP)とThy-1をターゲット分子とし、1分子蛍光観察実験を行っている。この2種類のタンパク質は、神経細胞膜上の主要なGPIアンカー型タンパク質であるにもかかわらず、その機能にはまだ不明な点が多い。細胞膜上でのPrPとThy-1の挙動を1分子レベルで調べるため、私は3種類のタグタンパク質(GFPタグ、ACPタグ、Haloタグ)を付加したPrP分子とThy-1分子(GFP-PrP、GFP-Thy-1、ACP-Thy-1、ACP-PrP、Halo-PrP、Halo-Thy-1)のDNAコンストラクトを作製し、これを初代培養神経細胞、および、チャイニーズハムスターの卵巣由来の株細胞(CHO-K1)にそれぞれトランスフェクションして、1分子蛍光観察を行った。GFP、ACPまたはHaloを付加したPrP分子とThy-1分子の生細胞膜上での運動を、それぞれ統計的に解析したところ、2つの分子の拡散係数の違いは大きく、PrPはThy-1よりも1/2ほど小さい値を示した。さらに、CHO-K1細胞の細胞膜上のPrPは、拡散しては短時間の間、動きが鈍くなり、その後また動き出すという運動(一時停留)をThy-1よりも高頻度に行っている可能性があることがわかった。これら2つの分子の生細胞膜上での挙動の違いは、PrPとThy-1がそれぞれ細胞膜上に異なる特殊ラフト領域を形成していることを示唆しているのではないかと考えている。Roger Morrisらのグループによって、免疫電顕の観察から「PrPとThy-1はそれぞれ異なるドメインに存在する」と報告されている。これを生細胞で直接的に確かめるため、私は、同一細胞膜上のPrPとThy-1を同時に1分子観察する実験系を立ち上げた。具体的には、一方のタンパク質をGFPタグ、他方をACPタグフュージョンタンパク質とし、共トランスフェクションした同一の神経細胞中での2色同時1分子蛍光観察を行った。トランスフェクション効率の向上、1分子蛍光観察に適した発現レベルの調整といった課題があったが、実験条件を確定させ、1分子観察と解析を進めた。また、コントロールとして、我々の研究室の以前の研究から、すでに非ラフト分子であることが分かっている脂質分子(Cy3-DOPE)も合わせて観察、解析した。さらにPALM/STORM顕微鏡法という新たな手法を用いた実験にも着手している。この方法を用いると回折限界以上の数十nmという超解像度でのイメージングが可能になる。このPALM/STORM顕微鏡法を生きた神経細胞での観察に応用し、GPIアンカー型タンパク質が微小なドメインを形成している可能性を示唆する結果を得た。
英文摘要
神経細胞の細胞膜上での特殊ラフト領域の形成機構、およびその機能の理解のため、ラフト分子であるGPIアンカー型タンパク質のプリオンタンパク質(PrP)とThy-1をターゲット分子とし、1分子蛍光観察実験を行っている。この2種類のタンパク質は、神経細胞膜上の主要なGPIアンカー型タンパク質であるにもかかわらず、その機能にはまだ不明な点が多い。細胞膜上でのPrPとThy-1の挙動を1分子レベルで調べるため、私は3種類のタグタンパク質(GFPタグ、ACPタグ、Haloタグ)を付加したPrP分子とThy-1分子(GFP-PrP、GFP-Thy-1、ACP-Thy-1、ACP-PrP、Halo-PrP、Halo-Thy-1)のDNAコンストラクトを作製し、これを初代培養神経細胞、および、チャイニーズハムスターの卵巣由来の株細胞(CHO-K1)にそれぞれトランスフェクションして、1分子蛍光観察を行った。GFP、ACPまたはHaloを付加したPrP分子とThy-1分子の生細胞膜上での運動を、それぞれ統計的に解析したところ、2つの分子の拡散係数の違いは大きく、PrPはThy-1よりも1/2ほど小さい値を示した。さらに、CHO-K1細胞の細胞膜上のPrPは、拡散しては短時間の間、動きが鈍くなり、その後また動き出すという運動(一時停留)をThy-1よりも高頻度に行っている可能性があることがわかった。これら2つの分子の生細胞膜上での挙動の違いは、PrPとThy-1がそれぞれ細胞膜上に異なる特殊ラフト領域を形成していることを示唆しているのではないかと考えている。Roger Morrisらのグループによって、免疫電顕の観察から「PrPとThy-1はそれぞれ異なるドメインに存在する」と報告されている。これを生細胞で直接的に確かめるため、私は、同一細胞膜上のPrPとThy-1を同時に1分子観察する実験系を立ち上げた。具体的には、一方のタンパク質をGFPタグ、他方をACPタグフュージョンタンパク質とし、共トランスフェクションした同一の神経細胞中での2色同時1分子蛍光観察を行った。トランスフェクション効率の向上、1分子蛍光観察に適した発現レベルの調整といった課題があったが、実験条件を確定させ、1分子観察と解析を進めた。また、コントロールとして、我々の研究室の以前の研究から、すでに非ラフト分子であることが分かっている脂質分子(Cy3-DOPE)も合わせて観察、解析した。さらにPALM/STORM顕微鏡法という新たな手法を用いた実験にも着手している。この方法を用いると回折限界以上の数十nmという超解像度でのイメージングが可能になる。このPALM/STORM顕微鏡法を生きた神経細胞での観察に応用し、GPIアンカー型タンパク質が微小なドメインを形成している可能性を示唆する結果を得た。
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再構成系から紐解く細胞融合シナプスの分子動態の解明
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批准号:23K19352
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2023
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负责人:根本 悠宇里
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依托单位:
国内基金
海外基金
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脂肪间充质干细胞来源的迁移小体靶向转运Thy-1逆转肺成纤维细胞表型的作用与机制研究
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批准号:82300086
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:30万元
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批准年份:2023
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负责人:梅舒雅
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依托单位:
SMYD4甲基化修饰SOX7调控C5b-9致大鼠Thy-1肾炎S100A8/A9生成的分子机制
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批准号:--
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项目类别:面上项目
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资助金额:55万元
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批准年份:2021
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负责人:邱文
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依托单位:
Thy-1调控间充质干细胞成软骨化及其在青少年特发性脊柱侧凸软骨内成骨障碍中的作用和机制研究
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批准号:82102525
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项目类别:青年科学基金项目(C类)
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资助金额:30.0万元
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批准年份:2021
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负责人:杨明园
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依托单位:
Sp1经K63多聚泛素化调控补体C5b-9致Thy-1肾炎TIMP1/3生成的分子机制
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批准号:81971468
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项目类别:面上项目
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资助金额:55.0万元
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批准年份:2019
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负责人:王迎伟
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依托单位:
细胞外热休克蛋白90α通过诱导Thy-1等DNA甲基化参与细胞衰老在肺纤维化中的作用及机制研究
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批准号:81870058
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项目类别:面上项目
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资助金额:56.0万元
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批准年份:2018
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负责人:董航明
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依托单位:
SOX9乙酰化与磷酸化交互作用调控Thy-1肾炎GMC增生的效应与机制
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批准号:31770934
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项目类别:面上项目
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资助金额:60.0万元
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批准年份:2017
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负责人:王迎伟
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依托单位:
Thy-1表达缺失诱导整合素αvβ3变构及活化:脂多糖抑制肺成纤维细胞自噬的机制
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批准号:81670057
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项目类别:面上项目
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资助金额:57.0万元
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批准年份:2016
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负责人:皋源
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依托单位:
PCAF乙酰化调控补体效应物致大鼠Thy-1肾炎GMC炎症因子生成的机制研究
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批准号:31500701
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:20.0万元
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批准年份:2015
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负责人:张婧
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依托单位:
FBXO28/TRAF6复合物调控补体效应物致Thy-1肾炎大鼠GMC增生的机制研究
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批准号:31470853
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项目类别:面上项目
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资助金额:80.0万元
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批准年份:2014
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负责人:邱文
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依托单位:
脂多糖调控Thy-1(+)肺成纤维细胞表型转变及异常增殖的机制
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批准号:81270122
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项目类别:面上项目
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资助金额:70.0万元
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批准年份:2012
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负责人:何征宇
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依托单位: