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植食性昆虫の遺伝構造にもとづくシイ型およびカシ型照葉樹林の分布変遷の比較

基于草食昆虫遗传结构的栗栗和栎常绿林分布变化比较

基本信息

批准号：
21770087
负责人：
青木京子
金额：
$ 3万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

森林の歴史的変遷を考察するためには,そこに住む複数の動植物についてDNAレベルの遺伝的変異の地理的パターンを比較するといったアプローチが必要である。本研究では,日本の照葉樹林の中でも異なる分布変遷を経てきたと考えられるシイ林とカシ林の優占樹種およびそれに種特異的に寄生する複数の植食性昆虫に注目し,植物と昆虫両者を含めた系としてのシイ林およびカシ林の分布変遷の比較・解明を目標とする。平成21年度に行った研究および得られた成果は以下である。1. シイ林優占樹種シイのDNA多型の地理的分布パターンの解析日本のシイ林1地点から約20個体のシイの葉を採集し,ESTに由来するマイクロサテライト多型の地理的構造をみた結果,コジイ・スダジイともに遺伝的分化の境界は,琉球地域および中国・四国地域にみられた。2. シイに付く植食性昆虫類における種内のmtDNA多型の解析シイの新葉に潜葉するヒラセノミゾウムシのミトコンドリアDNA多型の集団解析を行った。その結果,シイの実に特異的に付くシイシギゾウムシと同様,中国・四国地域にハプロタイプの分布境界がみられた。このことからシイとそれに種特異的に付くゾウムシ2種は氷期の気候変動の影響を同じように受け,ある程度共通した分布変遷をたどってきた可能性が高いことが示唆された。3. カシ林優占樹種の種内のcpDNA・EST-SSR多型の解析およびそれに付く植食性昆虫類における種内のmtDNA多型の解析カシ林優占樹種イチイガシ,ウラジロガシ,アカガシおよびその新葉に付く潜葉性昆虫について,日本のカシ林でサンプリングを行い,種内の遺伝的変異についてスクリーニングを行っているところである。

An investigation of the history of the forest and its historyベるといったアプローチが必である. The purpose of this study is to change the distribution of Japan's Teruye Forest.と卡えられるシイ林とカシ林の尊树 species およびそれにSpeciality に Send生するplural のherbivorous insectにattentionし, plant and insect 両者を contain the めた system としてのシイ林およびカシ林のdistribution change のComparison and explanation of the target とする. In 2009, the results of the research carried out by the research team were as follows. 1. Geographical distribution of the DNA polytype of the dominant tree species in the Japanese forest. Analysis of the geographical distribution of the Japanese forest. 1 location. Collection of about 20 individuals. Origin of ESTに. The result of イクロサテライトmulti-type geographical structure をみた,コジイ・スダジイとThe realm of differentiation of もに伝は, Ryukyu region およびChinese, Shikoku region にみられた. 2. Analyzes of mtDNA polytypes within the species of herbivorous insects, new leaves, and latent叶するヒラセノミゾウムシのミトコンドリアDNA polytype の集団analytic を行った.そのRESULT, シイの実にSpecial にpayくシイシギゾウムシと同様, にハプロタイプのdistribution realm がみられた in China and Shikoku region.このことからシイとそれにkind of specific にpayくゾウムシ2 kinds of ice age climatic changes and the influence of the same をじようにReceived け, あるdegree common したdistribution change をたどってきたpossibility がHigh いことが Shows instigation された. 3. Analysis of intraspecific cpDNA and EST-SSR polytypes of Kawasaki tree species Analysis of intraspecific mtDNA polytypes of eating insects, カシ林 Predominant tree species, イチイガシ, ウラジロガシ,アカガシおよびその新叶にpayくleaf-mining insect について,日本のカシ林でサンプリングを行い, the kind of の缝's different についてスクリーニングを行っているところである.