高濃度オゾン条件下での果樹の生育に関する研究

高浓度臭氧条件下果树生长研究

基本信息

批准号：
21780022
负责人：
高田大輔
金额：
$ 2万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

ブドウ'巨峰'について、満開後2週時またはベレゾーン期にオゾン濃度150ppb・5日間の曝露を行った。時期によって傾向は異なるものの、おおむね曝露個体では下位節位葉に可視被害が現れ、光合成活性、根重が低下した。特に満開後2週曝露では根量の低下が著しかった。果汁糖度は前年の結果と異なり本年は低下しなかった。13C安定同位体により解析したところ、オゾン曝露により根への光合成産物の分配量が減少した。ブドウ挿し木苗について、動画記録装置を用いて、またはスンプ法など数種の方法により、気孔観察を行ったが、気孔の反応が個々により異なり、オゾンの影響を確認することが困難であった。そこで、葉の生理活性から葉の状態を把握するとともに、気孔コンダクタンス、葉の可視被害を計測し、オゾン耐性を栽培的・生理的な側面から検討した結果、ブドウでは(i)気孔コンダクタンスが高く,可視障害面積も大きいグループ(ii)気孔コンダクタンスが低く,可視障害面積の小さいグループ(iii)気孔コンダクタンスは高いが,可視障害面積の小さいグループ,が確認でき、品種間差がある可能性が考えられた。イチジク,モモの着果樹について、果実成熟期にオゾン濃度150ppb・5日間の曝露処理を行った所、ブドウ同様に光合成活性、根量が低下した。果実重・果汁糖度ともに非曝露区よりも低下し、ブドウとは異なる結果であった。以上のことから、オゾン曝露は、光合成活性を低下させ、地下部成長量を抑制した。永年作物である果樹の根量の低下は、将来において、樹体の乾物生産力を低下させ、収量に影響する可能性がある。また、糖度といった果実の品質にかかわる部分にも影響を及ぼしている可能性が考えられる。オゾン曝露は、高品質・収量安定・樹冠拡大に潜在的なダメージを与えており、経年的な検討が重要であると考えられる。

葡萄“ kyoho”暴露于臭氧浓度为150ppb，在其全体盛开后2周或在Berezone时期暴露于5天。尽管趋势取决于一年中的时间，但在大多数暴露的个体中，下节点叶片中出现了可见损害，导致光合作用活性降低和降低根重量。特别是，在全盛开两周后暴露时，根体积显着降低。与上一年的结果不同，今年的果汁含量并没有减少。用13C稳定的同位素分析表明，臭氧暴露减少了根部对根的光合产物的量。使用视频记录设备或通过几种方法（例如Smump方法）观察到静态雄蕊，但是气孔的反应因某种方法而异，因此很难确认臭氧的效果。因此，我们根据叶子的生理活性来抓住叶子的状况，测量了叶子的气孔电导和可见的损害，并检查了培养和生理方面的臭氧耐药性。在葡萄中，我们发现（i）一组具有高气孔电导和较大可见损伤面积的组，（ii）一组气孔电导率低和较小的可见损伤面积，并且不同类型之间的差异可能差异。当果树在果实成熟期间的5天后暴露于150ppb臭氧浓度时，像葡萄一样，光合活性和根体积减少。果实和果汁糖含量均低于非暴露区域，这与葡萄不同。从以上，臭氧暴露减少了光合作用的活性并抑制了地下生长的量。长期存在农作物的果树的根产量减少可能会降低将来树木的干物质生产能力并影响产量。这也可能会影响水果的质量，例如糖含量。臭氧暴露可能会损害高质量，稳定的产量和冠层扩大，并且认为随着时间的推移考虑它很重要。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

オゾン曝露がブドウ'ピオーネ'の同化産物の転流に及ぼす影響

臭氧暴露对“Pione”葡萄同化物易位的影响

DOI：
发表时间：
2011
期刊：
影响因子：
0
作者：
Chitose Honsho;Masami Kotsubo;Yuri Fukuda;Yosui Hamabata,Yoshikazu Kurogi;Aya Nishiwaki;Takuya Tetsumura;後藤領太・渡邉学・村上政伸・佐川了・壽松木章;高田大輔
通讯作者：
高田大輔

オゾン曝露がイチジクの光合成速度ならびに果実品質に及ぼす影響

臭氧暴露对无花果光合速率和果实品质的影响