四肢動物の前肢骨格形態と運動機能との関係、及び絶滅動物の前肢姿勢復元
四肢動物の前肢骨格形態と運動機能との関係、及び絶滅動物の前肢姿勢復元
批准号:
10J04730
负责人:
藤原 慎一
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
四肢動物の仲間はこれまでに多様な運動姿勢や運動機能を獲得してきた。特に前肢の筋骨格形態の多様化が動物の生息域や生活戦略の多様化に大きく貢献してきたことは疑いようがない。本研究では、特に四肢動物の運動機能の進化で主要なイベントとされる「トカゲのように肘を張り出す側方型の姿勢と、一般的哺乳類のように肘を体の下に置く下方型の姿勢の進化」に注目した。姿勢の進化と多様化の過程を解明するためには、まず個々の絶滅動物の姿勢が正しく復元されなければならない。しかし、それらの復元は定量的なデータで示されておらず、力学的・解剖学的根拠にも乏しかったため、例えばトリケラトプス(角竜類恐竜)やデスモスチルス・パレオパラドキシア(束柱類哺乳類)などの絶滅四肢動物の前肢姿勢は研究者の主観に頼ることが多く、結果的に様々な復元仮説が出来上がっていた。この問題に決着をつけるべく、本研究では現生四肢動物すべての主要分類群を対象とした計測を行ない、骨格形態と前肢姿勢の関係を導き出した。本研究では、側方型や下方型の姿勢の違いに伴い、地面からの抗力が肘関節へどのようなモーメントをあたえ、それに対抗して肘関節のどの筋が姿勢維持に重要であるかを予測し、肘関節をそれぞれの方向へ動かす筋のモーメントアームを骨格形態上で計測した。その結果、側方型姿勢、下方型姿勢、そしてナマケモノ類のように地面で体を引きずってあるく這いずり型の姿勢で、それぞれ用いる筋のモーメントアームが発達していることが示された。このことから、絶滅四肢動物の骨格形態の計測に基づいてその前肢姿勢を力学的矛盾もなく、かつ定量的な判別によって復元することが初めて可能となった。本研究成果は今後の古脊椎動物学の復元において重要な根拠を提示するだけではなく、現生動物の生態的な多様性がどのような要因によって生まれているのかを解釈する上でも重要な発見である。
英文摘要
四肢動物の仲間はこれまでに多様な運動姿勢や運動機能を獲得してきた。特に前肢の筋骨格形態の多様化が動物の生息域や生活戦略の多様化に大きく貢献してきたことは疑いようがない。本研究では、特に四肢動物の運動機能の進化で主要なイベントとされる「トカゲのように肘を張り出す側方型の姿勢と、一般的哺乳類のように肘を体の下に置く下方型の姿勢の進化」に注目した。姿勢の進化と多様化の過程を解明するためには、まず個々の絶滅動物の姿勢が正しく復元されなければならない。しかし、それらの復元は定量的なデータで示されておらず、力学的・解剖学的根拠にも乏しかったため、例えばトリケラトプス(角竜類恐竜)やデスモスチルス・パレオパラドキシア(束柱類哺乳類)などの絶滅四肢動物の前肢姿勢は研究者の主観に頼ることが多く、結果的に様々な復元仮説が出来上がっていた。この問題に決着をつけるべく、本研究では現生四肢動物すべての主要分類群を対象とした計測を行ない、骨格形態と前肢姿勢の関係を導き出した。本研究では、側方型や下方型の姿勢の違いに伴い、地面からの抗力が肘関節へどのようなモーメントをあたえ、それに対抗して肘関節のどの筋が姿勢維持に重要であるかを予測し、肘関節をそれぞれの方向へ動かす筋のモーメントアームを骨格形態上で計測した。その結果、側方型姿勢、下方型姿勢、そしてナマケモノ類のように地面で体を引きずってあるく這いずり型の姿勢で、それぞれ用いる筋のモーメントアームが発達していることが示された。このことから、絶滅四肢動物の骨格形態の計測に基づいてその前肢姿勢を力学的矛盾もなく、かつ定量的な判別によって復元することが初めて可能となった。本研究成果は今後の古脊椎動物学の復元において重要な根拠を提示するだけではなく、現生動物の生態的な多様性がどのような要因によって生まれているのかを解釈する上でも重要な発見である。
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Shape of Articular Surface of Crocodilian (Archosauria) Elbow Joints and Its Relevance to Sauropsids
DOI:
10.1002/jmor.10846
发表时间:
2010-07-01
期刊:
JOURNAL OF MORPHOLOGY
影响因子:
1.5
作者:
[Fujiwara, Shin-ichi, Taru, Hajime, Suzuki, Daisuke]
通讯作者:
Suzuki, Daisuke
Moment arm analysis of elbow flexor/extensor muscles in sprawling tetrapods.
伸展四足动物的肘屈肌/伸肌的力臂分析。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiwara, S.I., J.R.Hutchinson]
通讯作者:
J.R.Hutchinson
Elbow adductor moment arm as an indicator of sprawling posture of the forelimb in quadrupedal tetrapods
肘内收肌力臂作为四足四足动物前肢伸展姿势的指标
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiwara, S.-I., Hutchinson, J.R.]
通讯作者:
J.R.
ホネのかたち第3回前肢の四足歩行適応-肘関節の伸筋のテコと姿勢の関係
磨砺形状第3部分:前肢对四足运动的适应-肘关节伸肌的杠杆作用与姿势之间的关系
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
The Bone
影响因子:
--
作者:
[Fujiwara, S.-I., Hutchinson, J.R., 藤原慎一]
通讯作者:
藤原慎一
Flexed elbow joint during the stance phase in inverted quadrupedal animals : relationship with posture and elbow morphology.
倒立四足动物站立阶段的弯曲肘关节:与姿势和肘部形态的关系。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiwara, S.I., H.Endo]
通讯作者:
H.Endo
共 14 条
四肢動物の骨格形態のジレンマ:動く機能と、食う・産む機能をどう両立させるか
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批准号:22K03796
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:藤原 慎一
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依托单位:
鳥類とモグラ類の胸郭の運動適応と進化
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批准号:24870009
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2012
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负责人:藤原 慎一
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依托单位:
鳥盤類恐竜の前肢及び胸郭に見られる二次的四足歩行の進化の適応
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批准号:06J10784
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2006
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负责人:藤原 慎一
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依托单位:
海外基金