不完全な実験設定における量子トモグラフィ理論の構築
不完全な実験設定における量子トモグラフィ理論の構築
批准号:
10J07564
负责人:
杉山 太香典
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
既存の量子トモグラフィ理論には、実験的に達成困難な2条件(1.測定器系が情報完全である、2.測定回数が非常に多い)が仮定されているという問題がある。本研究の目的は、上記の2条件を仮定できない不完全な実験設定の下でも精度良く量子トモグラフィを行うために、どのような測定や推定を行なえば良いのかを明らかにし、その推定誤差の大きさを正確に評価することである。この目的のもと、平成24年度は、現在のトモグラフィ実験でよくある条件1のみを仮定した設定、即ち、情報完全な測定器系を用いて有限回測定を行う場合の推定誤差の振る舞いを理論的に解析した。具体的には、任意の有限次元量子系に対する量子状態トモグラフィを考え、期待損失と誤差確率という2つの尺度で推定誤差の評価を行った。(1).期待損失を用いた推定誤差の評価期待損失とは、真の状態と推定した状態の平均的な大きさのことで、エラーバーを拡張した概念である。多くの場合、期待損失は測定データ数に反比例して減少することが知られていた。報告者は新しい推定方法を提案し、系が任意の有限次元の場合に、この反比例の係数の上限を導出した。この上限を用いることにより、期待損失の上限を評価することが可能となった。(2).誤差損失を用いた推定誤差の評価、誤差確率とは、推定した状態が真の状態から大きく外れてしまう確率のことで、量子暗号や量子通信分野で用いられる誤差の尺度である。多くの場合、誤差確率は測定データ数に対して指数関数的に減少することが知られていた。報告者は、新しい推定方法を提案し、系が任意の有限次元の場合に、この減少率の下限と係数の上限を導出した。この下限と上限を用いることにより、誤差確率の上限を評価することが可能となった。上記(1)、(2)の結果を用いることで、これまで出来なかった量子トモグラフィ実験の性能評価が可能になった。
英文摘要
既存の量子トモグラフィ理論には、実験的に達成困難な2条件(1.測定器系が情報完全である、2.測定回数が非常に多い)が仮定されているという問題がある。本研究の目的は、上記の2条件を仮定できない不完全な実験設定の下でも精度良く量子トモグラフィを行うために、どのような測定や推定を行なえば良いのかを明らかにし、その推定誤差の大きさを正確に評価することである。この目的のもと、平成24年度は、現在のトモグラフィ実験でよくある条件1のみを仮定した設定、即ち、情報完全な測定器系を用いて有限回測定を行う場合の推定誤差の振る舞いを理論的に解析した。具体的には、任意の有限次元量子系に対する量子状態トモグラフィを考え、期待損失と誤差確率という2つの尺度で推定誤差の評価を行った。(1).期待損失を用いた推定誤差の評価期待損失とは、真の状態と推定した状態の平均的な大きさのことで、エラーバーを拡張した概念である。多くの場合、期待損失は測定データ数に反比例して減少することが知られていた。報告者は新しい推定方法を提案し、系が任意の有限次元の場合に、この反比例の係数の上限を導出した。この上限を用いることにより、期待損失の上限を評価することが可能となった。(2).誤差損失を用いた推定誤差の評価、誤差確率とは、推定した状態が真の状態から大きく外れてしまう確率のことで、量子暗号や量子通信分野で用いられる誤差の尺度である。多くの場合、誤差確率は測定データ数に対して指数関数的に減少することが知られていた。報告者は、新しい推定方法を提案し、系が任意の有限次元の場合に、この減少率の下限と係数の上限を導出した。この下限と上限を用いることにより、誤差確率の上限を評価することが可能となった。上記(1)、(2)の結果を用いることで、これまで出来なかった量子トモグラフィ実験の性能評価が可能になった。
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Error probability analysis in quantum tomography : A tool for evaluating experiments
量子断层扫描中的误差概率分析:评估实验的工具
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Physical Review A
影响因子:
2.9
作者:
[Takanori Sugiyama, Peter S.Turner, Mio Murao]
通讯作者:
Mio Murao
量子トモグラフィにおける測定器系の性能評価-大偏差的視点から
量子层析成像测量仪器系统性能评估——从大偏差角度
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[杉山太香典, Peter S.Turner, 村尾美緒]
通讯作者:
村尾美緒
量子推定における推定誤差の有限データ解析
量子估计中估计误差的有限数据分析
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[杉山太香典, Peter S. Turner, 村尾美緒]
通讯作者:
村尾美緒
Understanding boundary effects in quantum state tomography -one qubit case
了解量子态断层扫描中的边界效应 - 一个量子位案例
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takanori Sugiyama, Peter S. Turner, Mio Murao]
通讯作者:
Mio Murao
量子トモグラフィにおける現在の課題と適応的な実験計画による解決の試み
量子断层扫描当前面临的挑战以及通过自适应实验设计解决这些挑战的尝试
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[杉山太香典, Peter S.Turner, 村尾美緒]
通讯作者:
村尾美緒
共 27 条
未知のノイズと有限なデータの取り扱いに向けた量子度量衡学理論の拡張
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批准号:15J00276
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.75万
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财政年份:2015
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负责人:杉山 太香典
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依托单位:
海外基金