概日リズム形成における時計タンパク質CRY2のリン酸化依存的な分解制御
概日リズム形成における時計タンパク質CRY2のリン酸化依存的な分解制御
批准号:
10J08444
负责人:
平野 有沙
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
CRYタンパク質は、E-boxを介した時計遺伝子の転写活性化を強力に阻害することにより、概日時計の発振において中枢的な役割を果たす。マウスのCRY2は、557番目のセリン残基(Ser557)のリン酸化に依存してプロテアソーム系を介した分解制御を受ける。本研究は、Ser557をAla置換した変異マウス(S557A-CRY2ノックインマウス)を用い、CRY2のSer557リン酸化の時計発振における役割を解明すると共に、CRYをユビキチン化する新規E3リガーゼの同定を目指した。本年度は、Fbxl3ノックアウトマウスとS557A-CRY2ノックインマウスを交配した二重変異マウスを作製してマウス行動リズムへの影響を調べたが、Fbxl3ノックアウトマウスと二重変異マウスとの間に有意な行動リズム周期の差は観察されなかった。一方、FBXL3の相同タンパク質で機能未知のFBXL21に着目し、FBXL21がCRYをユビキチン化してCRYの安定性を制御する可能性を検証した。Fbxl3/Fbxl21ダブルノックアウトマウスではFbxl3ノックアウトマウスが示す周期長の延長が大きく緩和された。重要なことに、一部のダブルノックァウトマウスは、恒暗条件に移してから数週間のうちに行動リズムが消失するという顕著なリズム異常を示した。マウスの行動実験と並行して生化学的な解析を進め、FBXL3はCRYの分解を促進するのに対して、FBXL21はCRYを安定化することを見出した。さらに、FBXL3がプロテアソーム系分解の標的となるユビキチン鎖をCRYに付加するのに対し、FBXL21は異なるユビキチン鎖を付加することを明らかにした。これらの結果から、FBXL3とFBXL21による拮抗的な作用は概日時計が安定な振動を維持するのに必須であると結論づけた。本研究成果を筆頭著者としてまとめ、Cell誌に受理された。
英文摘要
CRYタンパク質は、E-boxを介した時計遺伝子の転写活性化を強力に阻害することにより、概日時計の発振において中枢的な役割を果たす。マウスのCRY2は、557番目のセリン残基(Ser557)のリン酸化に依存してプロテアソーム系を介した分解制御を受ける。本研究は、Ser557をAla置換した変異マウス(S557A-CRY2ノックインマウス)を用い、CRY2のSer557リン酸化の時計発振における役割を解明すると共に、CRYをユビキチン化する新規E3リガーゼの同定を目指した。本年度は、Fbxl3ノックアウトマウスとS557A-CRY2ノックインマウスを交配した二重変異マウスを作製してマウス行動リズムへの影響を調べたが、Fbxl3ノックアウトマウスと二重変異マウスとの間に有意な行動リズム周期の差は観察されなかった。一方、FBXL3の相同タンパク質で機能未知のFBXL21に着目し、FBXL21がCRYをユビキチン化してCRYの安定性を制御する可能性を検証した。Fbxl3/Fbxl21ダブルノックアウトマウスではFbxl3ノックアウトマウスが示す周期長の延長が大きく緩和された。重要なことに、一部のダブルノックァウトマウスは、恒暗条件に移してから数週間のうちに行動リズムが消失するという顕著なリズム異常を示した。マウスの行動実験と並行して生化学的な解析を進め、FBXL3はCRYの分解を促進するのに対して、FBXL21はCRYを安定化することを見出した。さらに、FBXL3がプロテアソーム系分解の標的となるユビキチン鎖をCRYに付加するのに対し、FBXL21は異なるユビキチン鎖を付加することを明らかにした。これらの結果から、FBXL3とFBXL21による拮抗的な作用は概日時計が安定な振動を維持するのに必須であると結論づけた。本研究成果を筆頭著者としてまとめ、Cell誌に受理された。
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時計タンパク質CRY2のリン酸化依存的分解の生理的役割と制御機構
时钟蛋白CRY2磷酸化依赖性降解的生理作用及控制机制
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T.Ogawa, M.N.Morev, T.Iimoto, T.Kosako, 重田啓介, 平野有沙]
通讯作者:
平野有沙
Ubiquitination-mediated degradation and stabilization of CRY1 and CRY2 are critical for mammalian circadian clock
泛素化介导的 CRY1 和 CRY2 降解和稳定对于哺乳动物生物钟至关重要
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[高橋弘武, 吉川大弘, 古橋武, 平野有沙]
通讯作者:
平野有沙
プロテアソームを介した時計タンパク質の分解と概日時計の制御
通过蛋白酶体降解时钟蛋白并调节生物钟
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T.Ogawa, T.Iimoto, T.Kosako, 大澤聡, 平野有沙]
通讯作者:
平野有沙
東京大学理学系研究科 プレスリリース
东京大学研究生院科学研究科的新闻稿
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
時計タンパク質のリン酸化によるサーカディアンリズムの制御
通过时钟蛋白磷酸化控制昼夜节律
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
感染・炎症・免疫
影响因子:
--
作者:
[深田吉孝, 平野有沙]
通讯作者:
平野有沙
共 19 条
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