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下等植物におけるプロゲステロンおよびその代謝産物の存在と造精器形成阻害作用

低等植物中孕酮及其代谢物的存在及其对生精器官形成的抑制作用

基本信息

批准号：
22580124
负责人：
横田孝雄
金额：
$ 1.75万
依托单位：
Teikyo University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

前年度において、ニューロステロイドであるプロゲステロンとアロプレグナノロンおよびプロゲステロンと類似の動物活性をもつ物質(プロゲスチン)はシダの造精器形成を阻害することを明らかにした。また、我々はカニクサの内生物質としてプロゲステロンの前駆体であるプレグネノロン、プロゲステロン、プロゲステロンの代謝物である5α-ジヒドロプロゲステロンおよびアロプレグナノロンを同定した。このことより、植物、少なくともシダにおいては、プロゲステロンとアロプレグナノロンが内生の生殖生理活性物質として働いていると考えられた。そこで、本年度においてはより下等な植物においてプロゲステロン関連化合物が合成されているかという進化発生的知見をうるために研究を実施した。その結果、シダの中では最も下等なヒカゲノカズラ類のイヌカタヒバおよびコンテリクラマゴケなどの抽出物を各種クロマトグラフィーによって精製した後、ガスクロマトグラフィー-質量分析法により定量的に分析した結果、プレグネノロン、プロゲステロン、5α-ジヒドロプロゲステロンおよびアロプレグナノロンを同定定量できた。一方、進化発生学的に見るとシダ類よりさらに早く分化したコケ類についても対象をひろげ、ゼニゴケおよびヒメツリガネゴケなどにについて分析したところ、上記ステロイドが同様に内生物質として同定された。また、単細胞藻類であるユーグレナおよび真核微生物についても分析したところ、上記ステロイドが同定された。以上のことより、プロゲステロンをはじめとする子ユーロステロイドは生命進化の初期の段階から生物の成長分化に関わってきた可能性が示唆された。

In the past year, there have been reports that substances similar to those found in animal activity have prevented the formation of spermatozoa. We are determined by the 5α-alpha-alpha- This is the first time that a plant has ever produced a physiological active substance. This year, the research on the synthesis of related compounds in lower plants was carried out. The results of the mass spectrometry were analyzed quantitatively. In the case of evolutionary biology, it is necessary to analyze the biological characteristics of different species according to the characteristics of different species. In addition, the analysis of eukaryotes and eukaryotes is carried out in the same way as in the case of algae. The above is an indication of the early stages of life evolution and the possibility of biological differentiation.