集団内協力と集団間攻撃:間接互恵性モデルと共進化モデルが予測する人間の利他性
集団内協力と集団間攻撃:間接互恵性モデルと共進化モデルが予測する人間の利他性
批准号:
11J03610
负责人:
三船 恒裕
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
本年度は昨年度に引き続き、外集団への攻撃性が生じうるかを検討する実験を行った。昨年度はコスト祖を支払った攻撃性を測定する経済ゲームとして新たに先制攻撃ゲームを開発したが、そもそもの攻撃率が低いという問題があった。そこで今年度はまず、ゲームの内容を改善し、さらにゲームでの攻撃行動が防衛のための攻撃であることを示すための実験を行った。具体的には以下の通りである。参加者は二人一組で1500円を元手としてゲームを行い、一方が攻撃のボタンを押すとボタンを押したほうが100円を支払い、押されたほうは1000円を失うこととなった。両者がボタンを押しても結果は早押しで決まり、後から押した場合は自分・相手に対して何の影響もなかった。実験では二人一組の双方がボタンを押せる双方向条件と、一方だけがボタンを押す権利があり、もう一方はボタンを押せない一方向条件を参加者間で配置した。先制攻撃ゲームにおけるボタン押し行動が「相手がボタンを押すかもしれない」という恐怖に基づくものであれば一方向条件ではボタンを押し行動が生じないと予測されるが、実験の結果はこの予測を支持した。双方向条件での攻撃率は50%であったが、一方向条件では4%であった。双方向条件においてかなりの攻撃率が観察されたため、次の実験ではこの攻撃率が内集団相手と外集団相手で異なるのかを確かめる実験を行った。132人を実験参加者とし、最小条件集団を用いて相手の所属集団を操作した結果、攻撃率は相手が内集団の場合は約29%、外集団の場合は約32%であり、統計的な有意差は見られなかった。つまり、昨年度実施したゲームを改良し、攻撃率が高まるようにしても、昨年度の結果と同様に外集団に対して特に攻撃的になるという現象は観察されなかった。これは「ヒトには外集団に対する攻撃性が身についている」と主張する共進化モデルの予測とは明確に反する結果である。
英文摘要
本年度は昨年度に引き続き、外集団への攻撃性が生じうるかを検討する実験を行った。昨年度はコスト祖を支払った攻撃性を測定する経済ゲームとして新たに先制攻撃ゲームを開発したが、そもそもの攻撃率が低いという問題があった。そこで今年度はまず、ゲームの内容を改善し、さらにゲームでの攻撃行動が防衛のための攻撃であることを示すための実験を行った。具体的には以下の通りである。参加者は二人一組で1500円を元手としてゲームを行い、一方が攻撃のボタンを押すとボタンを押したほうが100円を支払い、押されたほうは1000円を失うこととなった。両者がボタンを押しても結果は早押しで決まり、後から押した場合は自分・相手に対して何の影響もなかった。実験では二人一組の双方がボタンを押せる双方向条件と、一方だけがボタンを押す権利があり、もう一方はボタンを押せない一方向条件を参加者間で配置した。先制攻撃ゲームにおけるボタン押し行動が「相手がボタンを押すかもしれない」という恐怖に基づくものであれば一方向条件ではボタンを押し行動が生じないと予測されるが、実験の結果はこの予測を支持した。双方向条件での攻撃率は50%であったが、一方向条件では4%であった。双方向条件においてかなりの攻撃率が観察されたため、次の実験ではこの攻撃率が内集団相手と外集団相手で異なるのかを確かめる実験を行った。132人を実験参加者とし、最小条件集団を用いて相手の所属集団を操作した結果、攻撃率は相手が内集団の場合は約29%、外集団の場合は約32%であり、統計的な有意差は見られなかった。つまり、昨年度実施したゲームを改良し、攻撃率が高まるようにしても、昨年度の結果と同様に外集団に対して特に攻撃的になるという現象は観察されなかった。これは「ヒトには外集団に対する攻撃性が身についている」と主張する共進化モデルの予測とは明確に反する結果である。
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評価懸念と内集団ひいき:最小条件集団における内集団ひいきと心理特性との関連
评价关注和内群体偏爱:最低条件群体内群体偏爱与心理特征之间的关系
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Toshio Yamagishi, Hirofumi Hashimoto, Karen S.Cook, Toko Kiyonari, Mizuho Shinada, Nobuhiro Mifune, Keigo Inukai, Haruto Takagishi, Yutaka Horita, Yang Li, 三船恒裕, 三船恒裕・Dora Simunovic ・ 山岸俊男, 三船恒裕, 三船恒裕・山岸俊男]
通讯作者:
三船恒裕・山岸俊男
日本における社会的支配志向性尺度の信頼性と妥当性
日本社会支配取向量表的信度和效度
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Toshio Yamagishi, Hirofumi Hashimoto, Karen S.Cook, Toko Kiyonari, Mizuho Shinada, Nobuhiro Mifune, Keigo Inukai, Haruto Takagishi, Yutaka Horita, Yang Li, 三船恒裕, 三船恒裕・Dora Simunovic ・ 山岸俊男, 三船恒裕, 三船恒裕・山岸俊男, 三船恒裕・山岸俊男]
通讯作者:
三船恒裕・山岸俊男
DOI:
10.1016/j.obhdp.2012.06.002
发表时间:
2013-03-01
期刊:
ORGANIZATIONAL BEHAVIOR AND HUMAN DECISION PROCESSES
影响因子:
4.6
作者:
[Yamagishi, Toshio, Mifune, Nobuhiro, Simunovic, Dora]
通讯作者:
Simunovic, Dora
先制攻撃ゲームを用いた防衛的攻撃行動の測定
使用先攻游戏测量防守攻击行为
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Toshio Yamagishi, Hirofumi Hashimoto, Karen S.Cook, Toko Kiyonari, Mizuho Shinada, Nobuhiro Mifune, Keigo Inukai, Haruto Takagishi, Yutaka Horita, Yang Li, 三船恒裕, 三船恒裕・Dora Simunovic ・ 山岸俊男]
通讯作者:
三船恒裕・Dora Simunovic ・ 山岸俊男
集団間葛藤による協力促進効果:価値変換作用と期待促進作用
群际冲突的合作促进效应:价值转换效应和期望促进效应
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Toshio Yamagishi, Hirofumi Hashimoto, Karen S.Cook, Toko Kiyonari, Mizuho Shinada, Nobuhiro Mifune, Keigo Inukai, Haruto Takagishi, Yutaka Horita, Yang Li, 三船恒裕, 三船恒裕・Dora Simunovic ・ 山岸俊男, 三船恒裕, 三船恒裕・山岸俊男, 三船恒裕・山岸俊男, 三船恒裕・中西大輔]
通讯作者:
三船恒裕・中西大輔
共 7 条
攻撃力の非対称性と移行による外集団攻撃の心理メカニズムの解明
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批准号:23K20757
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$4.33万
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财政年份:2024
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负责人:三船 恒裕
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依托单位:
攻撃力の非対称性と移行による外集団攻撃の心理メカニズムの解明
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批准号:21H00934
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.07万
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财政年份:2021
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负责人:三船 恒裕
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依托单位:
文化的価値と素人社会理論:適応的ヒューリスティックと協力行動の文化比較
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批准号:08J05455
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.64万
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财政年份:2008
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负责人:三船 恒裕
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依托单位:
海外基金