近世~明治期における天皇権威と社会-陵墓を対象に-
近世~明治期における天皇権威と社会-陵墓を対象に-
批准号:
11J01300
负责人:
上田 長生
金额:
$1.15万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
本年度は、山陵考証家谷森善臣・疋田棟隆らの稿本類や著作を収集・分析し、幕末維新期の考証家による陵墓考証をめぐる諸動向を考察した。また、明治・大正期の陵墓管理の実態について分析を進めた。陵墓考証については、拙著『幕末維新期の陵墓と社会』(思文閣出版、2012年)やその後の研究で取り組んできた幕末期の陵墓考証・治定をめぐる動向を、桓武天皇陵を例に検討した。桓武天皇陵は、豊臣秀吉の伏見城築城で破壊されたため、その治定は幕末から近代にくすぶり続ける。そうした中で、中世の伏見を描いたとされる近世の偽絵図「伏見古図」が幕末期の考証家疋田棟隆によって発見され、明治期の桓武陵治定を度々揺るがせることになる。最終的には、幕末期に治定された箇所で確定されるものの、現治定地とは異なる、偽絵図に描かれた桓武陵の地は、陵墓の疑いを捨てきれないとして、現在に至るまで陵墓参考地として管理されていることを解明した。また、偽絵図「伏見古図」も宮内省が史料としての価値を認めたため、権威を有するようになり、戦後の中世史研究や地域史叙述でも活用され、多大の影響を与え続けている。こうした検討結果は、「桓武天皇陵の治定と「伏見古図」」として成稿し、『史敏』11号(史敏刊行会、2013年7月)として公表した。一方、明治・大正期の陵墓管理については、一部目録化できた河内国丹北郡島泉村(現・大阪府羽曳野市)の吉村家文書を分析した。吉村家は、簿冊型の当該史料の細目録化によって、各年の陵墓管理のサイクルや実態が浮かび上がってきた。それによれば、すでに明治中期には、陵墓管理は極めてシステマティックに行われるようになり、管理者の官僚化が進行していた。また、近世天皇家の菩提寺泉涌寺の調査を開始し、その成果の一部を2014年6月に「陵墓と朝廷権威―幕末維新期の泉涌寺御陵衛士の検討から―」(『歴史評論』771号)として公表する予定である。
英文摘要
本年度は、山陵考証家谷森善臣・疋田棟隆らの稿本類や著作を収集・分析し、幕末維新期の考証家による陵墓考証をめぐる諸動向を考察した。また、明治・大正期の陵墓管理の実態について分析を進めた。陵墓考証については、拙著『幕末維新期の陵墓と社会』(思文閣出版、2012年)やその後の研究で取り組んできた幕末期の陵墓考証・治定をめぐる動向を、桓武天皇陵を例に検討した。桓武天皇陵は、豊臣秀吉の伏見城築城で破壊されたため、その治定は幕末から近代にくすぶり続ける。そうした中で、中世の伏見を描いたとされる近世の偽絵図「伏見古図」が幕末期の考証家疋田棟隆によって発見され、明治期の桓武陵治定を度々揺るがせることになる。最終的には、幕末期に治定された箇所で確定されるものの、現治定地とは異なる、偽絵図に描かれた桓武陵の地は、陵墓の疑いを捨てきれないとして、現在に至るまで陵墓参考地として管理されていることを解明した。また、偽絵図「伏見古図」も宮内省が史料としての価値を認めたため、権威を有するようになり、戦後の中世史研究や地域史叙述でも活用され、多大の影響を与え続けている。こうした検討結果は、「桓武天皇陵の治定と「伏見古図」」として成稿し、『史敏』11号(史敏刊行会、2013年7月)として公表した。一方、明治・大正期の陵墓管理については、一部目録化できた河内国丹北郡島泉村(現・大阪府羽曳野市)の吉村家文書を分析した。吉村家は、簿冊型の当該史料の細目録化によって、各年の陵墓管理のサイクルや実態が浮かび上がってきた。それによれば、すでに明治中期には、陵墓管理は極めてシステマティックに行われるようになり、管理者の官僚化が進行していた。また、近世天皇家の菩提寺泉涌寺の調査を開始し、その成果の一部を2014年6月に「陵墓と朝廷権威―幕末維新期の泉涌寺御陵衛士の検討から―」(『歴史評論』771号)として公表する予定である。
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桓武天皇陵の治定と「伏見古図」
勘武天皇陵墓的建立与《伏见古图》
DOI:
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发表时间:
2013
期刊:
史敏
影响因子:
--
作者:
[Kazuya Kobayashi, Kei Tamura, Misato Okamoto, Eisuke Hasegawa, Kyohsuke Ohkawara, 上田長生, 若松大祐, 上田長生]
通讯作者:
上田長生
陵墓と朝廷権威―幕末維新期の泉涌寺御陵衛士の検討から―
陵墓与朝廷权威:江户末期和明治维新时期仙游寺禁卫队的考察。
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
歴史評論
影响因子:
--
作者:
[Kazuya Kobayashi, Kei Tamura, Misato Okamoto, Eisuke Hasegawa, Kyohsuke Ohkawara, 上田長生]
通讯作者:
上田長生
幕末期の大阪湾警衛と村々
江户末期的大阪湾警察与村庄
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
大塩研究
影响因子:
--
作者:
[岡本美里, Mikheyev Alexander, 若松大祐, 上田長生]
通讯作者:
上田長生
近代陵墓体系の形成-明治初年の陵墓探索・治定と考証家-
近代陵墓制度的形成 - 明治初期坟墓的探索、定居与考古学家 -
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
日本史研究
影响因子:
--
作者:
[周婉窈(著), 若松大祐(訳), 上田長生]
通讯作者:
上田長生
幕末維新期の陵墓と社会
江户末期明治维新时期的陵墓与社会
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[周婉窈(著), 若松大祐(訳), 上田長生, 岡本美里・大河原恭祐, 若松大祐, 若松大祐, 上田長生]
通讯作者:
上田長生
加賀藩御蔵・蔵宿からみる近世藩領社会の米穀流通構造・システムの総合的研究
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批准号:21K00830
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2021
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负责人:上田 長生
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依托单位:
近世~近代の陵墓を通してみた天皇認識・天皇観の展開
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批准号:23720333
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2011
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负责人:上田 長生
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依托单位: