イヌとネコの急性期反応物質の体内動態と機能に関する基礎的および臨床的研究
イヌとネコの急性期反応物質の体内動態と機能に関する基礎的および臨床的研究
批准号:
11J03341
负责人:
玉本 隆司
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
研究課題ではイヌとネコの急性期反応物質について総合的に解析し、臨床応用していくことを目的としている。平成25年度は研究実施計画に記載したその他の細胞への血清アミロイドA (SAA)タンパクの影響について重点的に検討を行った。猫の乳腺腫瘍細胞株およびリンパ腫細胞株を培養し、そこに組み換え猫SAAタンパクを添加した。その結果、腫瘍細胞におけるタンパク分解酵素の一種であるMatrix Metalloproteinase-9 (MMP-9)の遺伝子発現およびタンパク産生が充進する様子が確認された。MMP-9は基底膜の主成分であるIV型コラーゲンを分解することから、腫瘍の浸潤や転移に強く関連することが示唆されている。さらに、SAAを添加した細胞は実際の細胞外マトリックスを破壌して浸潤する能力が亢進していることも示された。これらの反応は腫瘍ごと、あるいは細胞株ごとに多少感受性に差は見られたが、おおむね用量依存性であった。腫瘍に罹患した症例において血中SAA濃度はしばしば高値となるが、その結果として腫瘍のさらなる進行を引き起こしている可能性が示唆された。また、リンパ腫の症例における末梢血中MMP-9濃度の測定も行ったところ、症例によってばらつきはあるが、健常動物と比較して有意に血中MMP-9濃度が上昇していることが明らかとなった。血中MMP-9は厳密には急性期反応物質ではないが、有用な炎症マーカーおよび腫瘍マーカーになり得ると推測される。これも踏まえて、SAA濃度とMMP-9濃度の関連についてさらなる検討が必要と考えられる。
英文摘要
研究課題ではイヌとネコの急性期反応物質について総合的に解析し、臨床応用していくことを目的としている。平成25年度は研究実施計画に記載したその他の細胞への血清アミロイドA (SAA)タンパクの影響について重点的に検討を行った。猫の乳腺腫瘍細胞株およびリンパ腫細胞株を培養し、そこに組み換え猫SAAタンパクを添加した。その結果、腫瘍細胞におけるタンパク分解酵素の一種であるMatrix Metalloproteinase-9 (MMP-9)の遺伝子発現およびタンパク産生が充進する様子が確認された。MMP-9は基底膜の主成分であるIV型コラーゲンを分解することから、腫瘍の浸潤や転移に強く関連することが示唆されている。さらに、SAAを添加した細胞は実際の細胞外マトリックスを破壌して浸潤する能力が亢進していることも示された。これらの反応は腫瘍ごと、あるいは細胞株ごとに多少感受性に差は見られたが、おおむね用量依存性であった。腫瘍に罹患した症例において血中SAA濃度はしばしば高値となるが、その結果として腫瘍のさらなる進行を引き起こしている可能性が示唆された。また、リンパ腫の症例における末梢血中MMP-9濃度の測定も行ったところ、症例によってばらつきはあるが、健常動物と比較して有意に血中MMP-9濃度が上昇していることが明らかとなった。血中MMP-9は厳密には急性期反応物質ではないが、有用な炎症マーカーおよび腫瘍マーカーになり得ると推測される。これも踏まえて、SAA濃度とMMP-9濃度の関連についてさらなる検討が必要と考えられる。
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会议论文
猫の炎症マーカー~血清アミロイドAを中心に~
猫的炎症标志物:关注血清淀粉样蛋白 A
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tamamoto T, Ohno K, Goto-Koshino Y, Fujino Y, Tsujimoto H., 玉本 隆司]
通讯作者:
玉本 隆司
DOI:
10.1016/j.vetimm.2012.08.005
发表时间:
2012-11
期刊:
Veterinary immunology and immunopathology
影响因子:
1.8
作者:
[T. Tamamoto;K. Ohno;Y. Goto-Koshino;Y. Fujino;H. Tsujimoto]
通讯作者:
T. Tamamoto;K. Ohno;Y. Goto-Koshino;Y. Fujino;H. Tsujimoto
DOI:
10.1177/1040638713486112
发表时间:
2013-05-01
期刊:
JOURNAL OF VETERINARY DIAGNOSTIC INVESTIGATION
影响因子:
1.5
作者:
[Tamamoto, Takashi, Ohno, Koichi, Tsujimoto, Hajime]
通讯作者:
Tsujimoto, Hajime
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