血液精巣関門の新たな機能の解明:精子発生の調節を担うゲートキーパーとしての役割
血液精巣関門の新たな機能の解明:精子発生の調節を担うゲートキーパーとしての役割
批准号:
12J02135
负责人:
千原 正尚
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
暑熱環境に曝された精巣では、精細管上皮に重篤なダメージが誘導され、精細胞はアポトーシスにより死滅する。興味深いことに、MRL/MpJ マウスには熱抵抗性精子形成維持機構が存在し、この表現型の責任遺伝子座は1番染色体81cM近傍および11番染色体40cM近傍に存在することが示唆されている。本研究は、これらの遺伝子座の機能解明を目指して実施した。今年度は、昨年度までに作出した1番染色体約81cMおよび11番染色体約40cMの領域がMRL/MpJマウス型であるコンジェニックマウス (B6.MRLc1、B6.MRLc11、B6.MRLc1c11)を用いて熱ストレス誘導後の精巣を解析した。腹腔内停留精巣では、コンジェニックマウスの中でB6.MRLc1c11マウスの精子形成が最も高い熱抵抗性を示した。このことから、持続的高温環境下ではMRL/MpJマウスに由来する1番および11番染色体上の責任遺伝子が相互に作用し合って精巣の熱抵抗性を高めていることが示唆された。温水曝露後短期間における精細管上皮へのダメージは、B6.MRLc11およびB6.MRLc1c11マウスではMRL/MpJマウスと同様に軽度であり、精子形成も部分的に維持されていた。一方、B6.MRLc1マウスではこのような熱抵抗性は認められなかったことから、一過性の高温環境下においては11番染色体上に存在する責任遺伝子座が精細管上皮へのダメージを緩和する働きをしている可能性が示唆された。さらに、温水曝露後長期間が経過した精巣に認められる石灰沈着の発症抑制が、作出したコンジェニックマウスの全てで認められたため、MRL/MpJに由来する1番染色体および11番染色体上のそれぞれの遺伝子座が熱ストレスにより誘導される精上皮の変性の修復に関与している可能性が示唆された。
英文摘要
暑熱環境に曝された精巣では、精細管上皮に重篤なダメージが誘導され、精細胞はアポトーシスにより死滅する。興味深いことに、MRL/MpJ マウスには熱抵抗性精子形成維持機構が存在し、この表現型の責任遺伝子座は1番染色体81cM近傍および11番染色体40cM近傍に存在することが示唆されている。本研究は、これらの遺伝子座の機能解明を目指して実施した。今年度は、昨年度までに作出した1番染色体約81cMおよび11番染色体約40cMの領域がMRL/MpJマウス型であるコンジェニックマウス (B6.MRLc1、B6.MRLc11、B6.MRLc1c11)を用いて熱ストレス誘導後の精巣を解析した。腹腔内停留精巣では、コンジェニックマウスの中でB6.MRLc1c11マウスの精子形成が最も高い熱抵抗性を示した。このことから、持続的高温環境下ではMRL/MpJマウスに由来する1番および11番染色体上の責任遺伝子が相互に作用し合って精巣の熱抵抗性を高めていることが示唆された。温水曝露後短期間における精細管上皮へのダメージは、B6.MRLc11およびB6.MRLc1c11マウスではMRL/MpJマウスと同様に軽度であり、精子形成も部分的に維持されていた。一方、B6.MRLc1マウスではこのような熱抵抗性は認められなかったことから、一過性の高温環境下においては11番染色体上に存在する責任遺伝子座が精細管上皮へのダメージを緩和する働きをしている可能性が示唆された。さらに、温水曝露後長期間が経過した精巣に認められる石灰沈着の発症抑制が、作出したコンジェニックマウスの全てで認められたため、MRL/MpJに由来する1番染色体および11番染色体上のそれぞれの遺伝子座が熱ストレスにより誘導される精上皮の変性の修復に関与している可能性が示唆された。
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Analysis of claudin-3 expression and function during the murine spermatogenesis
小鼠精子发生过程中claudin-3的表达和功能分析
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Chihara M, Otsuka S, Ichii O, Hashimoto Y, Kon Y.]
通讯作者:
Kon Y.
ビタミンA欠乏食給餌マウスからみる精細胞―血液精巣関門の相互作用
在喂食缺乏维生素 A 的饮食的小鼠中观察到精子细胞-血液-睾丸屏障相互作用
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[千原正尚, 市居修, 大塚沙織, 昆泰寛]
通讯作者:
昆泰寛
DOI:
10.1095/biolreprod.113.107847
发表时间:
2013-07-01
期刊:
BIOLOGY OF REPRODUCTION
影响因子:
3.6
作者:
[Chihara, Masataka, Ikebuchi, Ryoyo, Kon, Yasuhiro]
通讯作者:
Kon, Yasuhiro
MRL/MpJ Mouse-derived Loci Acting to Protect the Spermatogenesis Under Testicular Hyperthermia
MRL/MpJ 小鼠来源基因座在睾丸高温下保护精子发生
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Chihara M, Otsuka-Kanazawa S, Ichii O, Kon Y.]
通讯作者:
Kon Y.
DOI:
10.1538/expanim.61.525
发表时间:
2012-10-01
期刊:
EXPERIMENTAL ANIMALS
影响因子:
2.4
作者:
[Nishino, Tomohiro, Sasaki, Nobuya, Agui, Takashi]
通讯作者:
Agui, Takashi
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