バキュロウイルスによる宿主昆虫行動制御メカニズムの解明
バキュロウイルスによる宿主昆虫行動制御メカニズムの解明
批准号:
12J06034
负责人:
國生 龍平
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
病原体の中には、感染により宿主の行動を変化させるものが多く存在するが、病原体による宿主行動操作の分子メカニズムはほとんど解明されていない。バキュロウイルスは主にチョウ目昆虫の幼虫に感染する昆虫ウイルスで、感染幼虫は感染末期に異常な徘徊行動(Enhanced Locomotory Activity: ELA)を起こすことが古くから知られている。本研究は、バキュロウイルスの一種であるBmNPVとその宿主昆虫であるカイコを用いて、ウイルスによる宿主昆虫行動操作メカニズムの全容を明らかにすることを目的としている。これまでに、BmNPVのarif-1遺伝子を欠損すると全身感染効率が低下し、結果として脳におけるウイルス感染が遅延することでELAが惹起されなくなる可能性が示唆されている。そこで、H26年度はarif-1の詳細な機能解析を行った。GFP融合タンパク質を用いた細胞内局在解析の結果、ARIF-1は細胞膜局在し、C末端側が切断されて細胞質中に放出されることが示唆された。arif-1に関する研究成果の一部は論文化し、Journal of General Virology誌に発表した。またBmNPVの変異株を用いた行動スクリーニングの結果、Bm5遺伝子に導入した変異もELAの惹起に影響することを見出した。更なる詳細な解析の結果、BM5は核内の核膜近傍に局在し、ウイルス粒子の産生や感染後期におけるウイルス遺伝子発現制御に関与することが明らかになった。本研究ではまた、ELAの実行因子を同定するため、ELA惹起時に脳で発現量が変動する宿主遺伝子を探索した。RNA-seq解析やその後の詳細な発現解析の結果、ELAの最中に発現量が上昇する遺伝子を2個、ELA惹起直前から発現量が低下する遺伝子を9個見出した。しかしながら、各遺伝子を神経細胞特異的に発現させても感染幼虫のELAに影響は見られなかったことから、これらの発現変動遺伝子とELAの因果関係の解明には更なる詳細な解析が必要である。
英文摘要
病原体の中には、感染により宿主の行動を変化させるものが多く存在するが、病原体による宿主行動操作の分子メカニズムはほとんど解明されていない。バキュロウイルスは主にチョウ目昆虫の幼虫に感染する昆虫ウイルスで、感染幼虫は感染末期に異常な徘徊行動(Enhanced Locomotory Activity: ELA)を起こすことが古くから知られている。本研究は、バキュロウイルスの一種であるBmNPVとその宿主昆虫であるカイコを用いて、ウイルスによる宿主昆虫行動操作メカニズムの全容を明らかにすることを目的としている。これまでに、BmNPVのarif-1遺伝子を欠損すると全身感染効率が低下し、結果として脳におけるウイルス感染が遅延することでELAが惹起されなくなる可能性が示唆されている。そこで、H26年度はarif-1の詳細な機能解析を行った。GFP融合タンパク質を用いた細胞内局在解析の結果、ARIF-1は細胞膜局在し、C末端側が切断されて細胞質中に放出されることが示唆された。arif-1に関する研究成果の一部は論文化し、Journal of General Virology誌に発表した。またBmNPVの変異株を用いた行動スクリーニングの結果、Bm5遺伝子に導入した変異もELAの惹起に影響することを見出した。更なる詳細な解析の結果、BM5は核内の核膜近傍に局在し、ウイルス粒子の産生や感染後期におけるウイルス遺伝子発現制御に関与することが明らかになった。本研究ではまた、ELAの実行因子を同定するため、ELA惹起時に脳で発現量が変動する宿主遺伝子を探索した。RNA-seq解析やその後の詳細な発現解析の結果、ELAの最中に発現量が上昇する遺伝子を2個、ELA惹起直前から発現量が低下する遺伝子を9個見出した。しかしながら、各遺伝子を神経細胞特異的に発現させても感染幼虫のELAに影響は見られなかったことから、これらの発現変動遺伝子とELAの因果関係の解明には更なる詳細な解析が必要である。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
バキュロウイルスの宿主行動操作に関与する宿主遺伝子の探索
寻找参与杆状病毒宿主行为操纵的宿主基因
DOI:
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发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Kanayama, K. Kato, T. Stobdan, G.G. Galitsyn, A.V. Kochetov, K. Kanahama, 國生龍平,木内隆史,河岡慎平,川本宗孝,鈴木穣,菅野純夫,嶋田透,勝間進]
通讯作者:
國生龍平,木内隆史,河岡慎平,川本宗孝,鈴木穣,菅野純夫,嶋田透,勝間進
バキュロウイルスの宿主行動制御戦略
杆状病毒宿主行为控制策略
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[金山喜則・Mohammed, S. A.・西尾聡悟・白武勝裕・池田裕樹・金浜耕基, 國生龍平,嶋田透,勝間進]
通讯作者:
國生龍平,嶋田透,勝間進
浸潤突起を介したバキュロウイルスの新たな中腸基底膜突破メカニズムの解明
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批准号:24K08930
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:國生 龍平
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依托单位:
ウイルスが宿主の行動を操るには?:生得的行動を司る宿主因子の機能実証
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批准号:21K14860
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2021
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负责人:國生 龍平
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依托单位:
バキュロウイルスによる宿主行動操作の神経基盤の解明
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批准号:18J00134
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.33万
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财政年份:2018
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负责人:國生 龍平
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依托单位:
海外基金