モデル線虫を用いた昆虫病原性線虫の共生細菌が発揮する病原性の解析
モデル線虫を用いた昆虫病原性線虫の共生細菌が発揮する病原性の解析
批准号:
14J01687
负责人:
佐藤 一輝
金额:
$1.86万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2017-03-31
中文摘要
今年度は、Caenorhabditis elegansを用いた遺伝学的スクリーニングによって単離したPhotorhabdus luminescensの病原性変異株のうち、plu3602遺伝子の変異株に着目して解析を行なった。plu3602はγ-Proteobacteriaに属する20種類以上の細菌でホモログが見つかっているが、その機能は知られていない。ただ、Plu3602のホモログタンパク質であるHI0817の構造解析では、(1)2つのドメインを持つタンパク質であること、(2)これらドメイン間で二量体(ダイマー)を形成すること、(3)ダイマーの表面は負に帯電していること、(4)多くの細菌間で保存性の高いアミノ酸領域が存在すること、が明らかになっていた。そこでPlu3602におけるアミノ酸の保存性について調べたところ、2つのドメインがダイマーを形成するインターフェイスに位置するアミノ酸残基や、モノマー表面に位置するアミノ酸残基が保存されていた。したがって、これらのアミノ酸はPlu3602においても構造的・機能的に必要不可欠な領域であることが示唆された。また興味深いことにP. luminescensを含めた多くの細菌でplu3602ホモログとXaa-Pro aminopeptidaseをコードするpepP遺伝子が隣接していた。このことから、2つの遺伝子間に何らかの相互作用があり、保存された機能を有していることが示唆された。実際に病原性細菌Pseudomonas aeruginosaではplu3602のホモログ遺伝子またはpepPに変異が導入されると、C. elegansに対する病原性が低下するという報告もある。plu3602遺伝子の病原性への関与を解析するため、プラスミドによる相補株の作出を試みた。しかし、plu3602変異株は導入したプラスミドが安定して保持されず、また他の手法による相補株作成もうまくいかなかったため、plu3602遺伝子を破壊することで機能解析を行う必要性が示唆された。今後さらに詳細な解析を進めることで、Plu3602の分子機能と病原性に寄与するメカニズムを明らかにできると考えている。
英文摘要
今年度は、Caenorhabditis elegansを用いた遺伝学的スクリーニングによって単離したPhotorhabdus luminescensの病原性変異株のうち、plu3602遺伝子の変異株に着目して解析を行なった。plu3602はγ-Proteobacteriaに属する20種類以上の細菌でホモログが見つかっているが、その機能は知られていない。ただ、Plu3602のホモログタンパク質であるHI0817の構造解析では、(1)2つのドメインを持つタンパク質であること、(2)これらドメイン間で二量体(ダイマー)を形成すること、(3)ダイマーの表面は負に帯電していること、(4)多くの細菌間で保存性の高いアミノ酸領域が存在すること、が明らかになっていた。そこでPlu3602におけるアミノ酸の保存性について調べたところ、2つのドメインがダイマーを形成するインターフェイスに位置するアミノ酸残基や、モノマー表面に位置するアミノ酸残基が保存されていた。したがって、これらのアミノ酸はPlu3602においても構造的・機能的に必要不可欠な領域であることが示唆された。また興味深いことにP. luminescensを含めた多くの細菌でplu3602ホモログとXaa-Pro aminopeptidaseをコードするpepP遺伝子が隣接していた。このことから、2つの遺伝子間に何らかの相互作用があり、保存された機能を有していることが示唆された。実際に病原性細菌Pseudomonas aeruginosaではplu3602のホモログ遺伝子またはpepPに変異が導入されると、C. elegansに対する病原性が低下するという報告もある。plu3602遺伝子の病原性への関与を解析するため、プラスミドによる相補株の作出を試みた。しかし、plu3602変異株は導入したプラスミドが安定して保持されず、また他の手法による相補株作成もうまくいかなかったため、plu3602遺伝子を破壊することで機能解析を行う必要性が示唆された。今後さらに詳細な解析を進めることで、Plu3602の分子機能と病原性に寄与するメカニズムを明らかにできると考えている。
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昆虫病原性線虫とその共生細菌が有する病原性と共生のメカニズム
昆虫病原线虫及其共生菌的致病性和共生机制
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
中部大学 生物機能開発研究所紀要
影响因子:
--
作者:
[Yamada, K., Yatabe-Kakugawa, Y., Hori, K. and N. Murakami, 高橋 昂輝, 高橋 昂輝, 高橋 昂輝, 吉村彩・堀清鷹・村上哲明・佐藤博俊, 堀清鷹 ・奥山雄大・海老原淳 ・綿野泰行・村上哲明, 佐藤一輝,吉賀豊司,長谷川浩一]
通讯作者:
佐藤一輝,吉賀豊司,長谷川浩一
V-ATPaseを標的遺伝子としたクロゴキブリにおける全身性RNAi効果の検証
以V-ATPase为靶基因验证黑蟑螂全身RNAi效果
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sato K, Yoshiga T, Hasegawa K, 佐藤一輝,宮田恵多,小澤壮太,長谷川浩一]
通讯作者:
佐藤一輝,宮田恵多,小澤壮太,長谷川浩一
C. elegans体内に形成された結晶様物質の特性解析
秀丽隐杆线虫中形成的晶体状物质的表征
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[堤内要, 佐藤一輝, 柴田阿未, 長谷川浩一]
通讯作者:
長谷川浩一
昆虫病原性線虫とその共生細菌の新たな研究可能性~モデル線虫C. elegansを用いたアプローチを中心に
昆虫病原线虫及其共生细菌的新研究可能性 ~ 重点关注使用模型线虫秀丽隐杆线虫的方法
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sato K, Yoshiga T, Hasegawa K, 佐藤一輝,宮田恵多,小澤壮太,長谷川浩一, 佐藤一輝]
通讯作者:
佐藤一輝
Genetic screening of Photorhabdus luminescens using C. elegans revealed vitamin B6 biosynthetic pathways as an essential pathogenic factor
使用秀丽隐杆线虫对发光杆菌进行遗传筛查,揭示维生素 B6 生物合成途径是一种重要的致病因子
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sato, K., Yoshiga, T., Hasegawa, K.]
通讯作者:
K.
共 7 条
転写後制御のハイジャックによる植物寄生線虫の感染戦略の解明
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批准号:24K17873
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:佐藤 一輝
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依托单位:
エフェクターの網羅的解析による植物寄生線虫の感染戦略の解明
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批准号:22K14904
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2022
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负责人:佐藤 一輝
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依托单位:
植物寄生線虫による植物免疫抑制機構の解明
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批准号:19J00655
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2019
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负责人:佐藤 一輝
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依托单位:
海外基金