認知機能障害薬物療法の神経科学的基盤に関する研究
認知機能障害薬物療法の神経科学的基盤に関する研究
批准号:
15J03564
负责人:
東野 功典
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2017-03-31
中文摘要
本年度は、アルツハイマー病治療薬リバスチグミンの認知機能障害改善作用における神経薬理学的基盤の解明を目指し、リバスチグミンの薬理作用発現におけるブチリルコリンエステラーゼ(BuChE)阻害作用の関与について検討した。選択的BuChE阻害薬iso-OMPAは、大脳皮質前頭前野の細胞外アセチルコリン量を約3倍程度増加させる用量において、ドパミン受容体アゴニストであるアポモルヒネによるプレパルスインヒビション(PPI)障害を改善した。他のアルツハイマー病治療薬であるドネペジルやガランタミンがアポモルヒネ誘発PPI障害を改善するには、10倍以上の細胞外アセチルコリン量増加作用を示す用量が必要であったことから、iso-OMPAのPPI障害改善作用には、細胞外アセチルコリン量増加作用以外のメカニズムが関与している可能性が考えられた。そこで、iso-OMPAの中枢ムスカリンM1受容体機能に対する作用について検討した結果、ムスカリンM1受容体アゴニストであるN-デスメチルクロザピンによる前頭前野ドパミン遊離の増加が、iso-OMPAの併用により増強された。これらの結果から、リバスチグミンによる認知機能障害の改善には、そのBuChE阻害作用を介したメカニズムが関与する可能性が示された。
英文摘要
本年度は、アルツハイマー病治療薬リバスチグミンの認知機能障害改善作用における神経薬理学的基盤の解明を目指し、リバスチグミンの薬理作用発現におけるブチリルコリンエステラーゼ(BuChE)阻害作用の関与について検討した。選択的BuChE阻害薬iso-OMPAは、大脳皮質前頭前野の細胞外アセチルコリン量を約3倍程度増加させる用量において、ドパミン受容体アゴニストであるアポモルヒネによるプレパルスインヒビション(PPI)障害を改善した。他のアルツハイマー病治療薬であるドネペジルやガランタミンがアポモルヒネ誘発PPI障害を改善するには、10倍以上の細胞外アセチルコリン量増加作用を示す用量が必要であったことから、iso-OMPAのPPI障害改善作用には、細胞外アセチルコリン量増加作用以外のメカニズムが関与している可能性が考えられた。そこで、iso-OMPAの中枢ムスカリンM1受容体機能に対する作用について検討した結果、ムスカリンM1受容体アゴニストであるN-デスメチルクロザピンによる前頭前野ドパミン遊離の増加が、iso-OMPAの併用により増強された。これらの結果から、リバスチグミンによる認知機能障害の改善には、そのBuChE阻害作用を介したメカニズムが関与する可能性が示された。
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DOI:
10.1007/s00213-015-4123-7
发表时间:
2016-02
期刊:
Psychopharmacology
影响因子:
3.4
作者:
[Kosuke Higashino;Y. Ago;Takahiro Umeki;Shigeru Hasebe;Y. Onaka;H. Hashimoto;K. Takuma;T. Matsuda]
通讯作者:
Kosuke Higashino;Y. Ago;Takahiro Umeki;Shigeru Hasebe;Y. Onaka;H. Hashimoto;K. Takuma;T. Matsuda
アルツハイマー病治療薬リバスチグミンの感覚情報処理機能障害改善作用におけるムスカリン受容体の関与
毒蕈碱受体参与改善阿尔茨海默病药物卡巴拉汀感觉信息处理功能障碍
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[11.東野功典, 吾郷由希夫,梅木孝弘,尾中勇祐,橋本均,田熊一敞,松田敏夫]
通讯作者:
吾郷由希夫,梅木孝弘,尾中勇祐,橋本均,田熊一敞,松田敏夫
9.東野功典, 梅木孝弘、尾中勇祐、橋本均、松田敏夫、田熊一敞、吾郷由希夫
9. 东野浩典、梅木贵宏、小中佑介、桥本均、松田敏夫、田沼一正、前幸雄
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[9.東野功典, 梅木孝弘、尾中勇祐、橋本均、松田敏夫、田熊一敞、吾郷由希夫]
通讯作者:
梅木孝弘、尾中勇祐、橋本均、松田敏夫、田熊一敞、吾郷由希夫
大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学分野ホームページ
大阪大学研究生院药学研究科神经药理学系主页
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
リバスチグミンによる隔離飼育誘発感覚情報処理障害の改善作用におけるムスカリン受容体の関与
毒蕈碱受体参与卡巴拉汀改善隔离引起的感觉信息处理障碍
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[10.東野功典, 吾郷由希夫,梅木孝弘,尾中勇祐,橋本均,田熊一敞,松田敏夫]
通讯作者:
吾郷由希夫,梅木孝弘,尾中勇祐,橋本均,田熊一敞,松田敏夫
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