植民地期朝鮮における「儒教的」家族制度と朝鮮総督府
植民地期朝鮮における「儒教的」家族制度と朝鮮総督府
批准号:
16J02735
负责人:
田中 美彩都
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31
中文摘要
本年度は、植民地期朝鮮(1910~1945)における養子制度の運営実態を解明するため、前年度に引き続き、植民地の直前の時期である旧韓末(1894~1910)の養子制度の運用に焦点を当てて研究を行った。前年度に、旧韓末の養子行政・法制面の検討を終えたのち実践面に関して当該期の新聞記事や広告に表れた運用のありようを分析したが、その結果を4月に韓国・朝鮮文化研究会第64回研究例会で報告した。その後の討論を通じて、①直前の時期にあたる朝鮮後期(16~19世紀)の状況把握に努めてこそ旧韓末の実態の特性を浮彫りにしうること、②当該期の識字率は非常に低く新聞にアクセスできる層が限られており、また特殊なケースだからこそ新聞に掲載されたという可能性もあるため、史料の限界や特性に留意することの必要性を認識した。上記の課題を考慮しながら再検討した結果、①養子をめぐる問題を解決するためにとられた手段や手続方法、②養子関係を解消する際の原因やその主体、③養子との葛藤をめぐり、女性、とりわけ寡婦が選択した主体的な行動、④宦官がとった異姓養子、⑤収養子・侍養子とよばれる異姓養子の用語の現れ方という五つの論点を抽出した。これらはいずれも朝鮮後期と旧韓末に行われた儒教的養子制度の相違点を浮彫りにするのみならず、植民地化後の朝鮮総督府による家族法政策が社会に与えた影響を明らかにするうえでも有用な視角である。かかる問題意識に基づき現在論文を執筆中である。また本年度は米国にて統監府および朝鮮総督府が実施した慣習調査事業に関連する史料群を調査した。本史料は日米韓に散在しているため収集に時間を要したが、近代朝鮮の家族法政策の展開過程を把握する上できわめて重要な史料である。今後は、日韓で収集した関連史料と併せて内容を分析し、そこで新たに明らかになった事項を踏まえて既発表論文を見直しつつ、博士論文に結実させたい。
英文摘要
本年度は、植民地期朝鮮(1910~1945)における養子制度の運営実態を解明するため、前年度に引き続き、植民地の直前の時期である旧韓末(1894~1910)の養子制度の運用に焦点を当てて研究を行った。前年度に、旧韓末の養子行政・法制面の検討を終えたのち実践面に関して当該期の新聞記事や広告に表れた運用のありようを分析したが、その結果を4月に韓国・朝鮮文化研究会第64回研究例会で報告した。その後の討論を通じて、①直前の時期にあたる朝鮮後期(16~19世紀)の状況把握に努めてこそ旧韓末の実態の特性を浮彫りにしうること、②当該期の識字率は非常に低く新聞にアクセスできる層が限られており、また特殊なケースだからこそ新聞に掲載されたという可能性もあるため、史料の限界や特性に留意することの必要性を認識した。上記の課題を考慮しながら再検討した結果、①養子をめぐる問題を解決するためにとられた手段や手続方法、②養子関係を解消する際の原因やその主体、③養子との葛藤をめぐり、女性、とりわけ寡婦が選択した主体的な行動、④宦官がとった異姓養子、⑤収養子・侍養子とよばれる異姓養子の用語の現れ方という五つの論点を抽出した。これらはいずれも朝鮮後期と旧韓末に行われた儒教的養子制度の相違点を浮彫りにするのみならず、植民地化後の朝鮮総督府による家族法政策が社会に与えた影響を明らかにするうえでも有用な視角である。かかる問題意識に基づき現在論文を執筆中である。また本年度は米国にて統監府および朝鮮総督府が実施した慣習調査事業に関連する史料群を調査した。本史料は日米韓に散在しているため収集に時間を要したが、近代朝鮮の家族法政策の展開過程を把握する上できわめて重要な史料である。今後は、日韓で収集した関連史料と併せて内容を分析し、そこで新たに明らかになった事項を踏まえて既発表論文を見直しつつ、博士論文に結実させたい。
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植民地期朝鮮における異姓養子制度の認容とその影響―近代「儒教的」家族制度の展開―
殖民地时期朝鲜混名收养制度的接受及其影响:现代“儒家”家庭制度的发展
DOI:
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发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 森平雅彦(代表)・岩波俊彦・押川信久・川西裕也・小池史織・高村源太郎・田中美彩都・李康郁, 田中美彩都, 田中美彩都]
通讯作者:
田中美彩都
Legalization of Non-Agnatic Adoption in Colonial Korea and its Effects―The Modern Development of a ‘Confucian’ Family System―
朝鲜殖民地非父系收养的合法化及其影响——“儒家”家庭制度的现代发展——
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 森平雅彦(代表)・岩波俊彦・押川信久・川西裕也・小池史織・高村源太郎・田中美彩都・李康郁, 田中美彩都, 田中美彩都, 田中美彩都, 田中美彩都]
通讯作者:
田中美彩都
旧韓末における養子行政・法制の変容
前汉末年收养管理及法律制度的变迁
DOI:
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发表时间:
2018
期刊:
朝鮮史研究会論文集
影响因子:
--
作者:
[田中美彩都]
通讯作者:
田中美彩都
『櫟翁稗説』訳註(六)
《龙王编说》翻译注释(6)
DOI:
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发表时间:
2016
期刊:
年報朝鮮学
影响因子:
--
作者:
[田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会, 森平雅彦(代表)・岩波俊彦・押川信久・川西裕也・小池史織・高村源太郎・田中美彩都・李康郁]
通讯作者:
森平雅彦(代表)・岩波俊彦・押川信久・川西裕也・小池史織・高村源太郎・田中美彩都・李康郁
『櫟翁稗説』訳註(8)
《龙王秀说》译注(八)
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
年報朝鮮學
影响因子:
--
作者:
[田中美彩都, 櫟翁稗説を精読する会]
通讯作者:
櫟翁稗説を精読する会
共 10 条
独立後韓国(1945-1960)の家族法編纂過程における「伝統」と植民地性:養子を中心に
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批准号:24K16175
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2024
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负责人:田中 美彩都
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依托单位:
植民地期朝鮮の非儒教的養子制度にみる「慣習」と「伝統」の植民地性
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批准号:22K20055
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2022
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负责人:田中 美彩都
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依托单位:
近代朝鮮の養子と「儒教的家族制度」をめぐる「伝統」の創出
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批准号:21J00671
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2021
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负责人:田中 美彩都
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依托单位:
海外基金