初期シーア派思想研究ー伝承集とコーラン注釈書を典拠にしてー
初期シーア派思想研究ー伝承集とコーラン注釈書を典拠にしてー
批准号:
16J02934
负责人:
平野 貴大
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31
中文摘要
本研究は小幽隠期(874-941年)のイマーム派思想研究である。最終年となる本年度では、(1)資料の収集、(2)博士論文の構成要素となるイマーム派の秘教的側面の分析を行った、(1)一次資料となるアラビア語文献は、主としてインターネットの図書サイトを通じて入手した。また、インドネシアにおいてイマーム派文献の収集も行い、同国では数人のイマーム派学者たちと本研究に関する意見交換も行った。(2)イマーム派の秘教的側面に関する今年度の研究の目的は、大きく分けて(A)イマーム派と極端派(宗教指導者イマームたちを神格化する集団)との間の教義上の境界線の解明すること、及び、(B)二元論的世界観が初期イマーム派の特徴であるという先行研究の主張を再考することであった。Aについて、本研究では最も極端派的傾向の強いイマーム派学者とされるサッファール・クンミー(d.902)の伝承集の中に極端派批判の記述が多くあることに着目した。同書の分析を通じて、10世紀初頭において「神格化」「預言者性の継続」「シャリーアの破棄」の3つの教義が極端派の明確なメルクマールとしてイマーム派内ですでに認識されていたことを示した。また、極端派のメルクマールとは見なされていない一部の教義の中には小幽隠期の時点では両派の間で未分節な教義も存在していたことも示した。Bについて、一部の先行研究は、初期のイマーム派の教義の特徴の1つが、イスラーム以前の宗教であるグノーシス主義などの影響を受けた二元論的世界観であると主張してきた。今年度の研究では、イマーム派の特徴と見なしてきた二元論的世界観は、イスラームの多数派のスンナ派の思想の中にも見出されることを示した。また、イマーム派の現世観は二元論とはかけ離れた構造を持っていることを示した。これらの観点から、同派が二元論的世界観を持っているとしてもそれは同派の特徴とはならないと結論付けた。
英文摘要
本研究は小幽隠期(874-941年)のイマーム派思想研究である。最終年となる本年度では、(1)資料の収集、(2)博士論文の構成要素となるイマーム派の秘教的側面の分析を行った、(1)一次資料となるアラビア語文献は、主としてインターネットの図書サイトを通じて入手した。また、インドネシアにおいてイマーム派文献の収集も行い、同国では数人のイマーム派学者たちと本研究に関する意見交換も行った。(2)イマーム派の秘教的側面に関する今年度の研究の目的は、大きく分けて(A)イマーム派と極端派(宗教指導者イマームたちを神格化する集団)との間の教義上の境界線の解明すること、及び、(B)二元論的世界観が初期イマーム派の特徴であるという先行研究の主張を再考することであった。Aについて、本研究では最も極端派的傾向の強いイマーム派学者とされるサッファール・クンミー(d.902)の伝承集の中に極端派批判の記述が多くあることに着目した。同書の分析を通じて、10世紀初頭において「神格化」「預言者性の継続」「シャリーアの破棄」の3つの教義が極端派の明確なメルクマールとしてイマーム派内ですでに認識されていたことを示した。また、極端派のメルクマールとは見なされていない一部の教義の中には小幽隠期の時点では両派の間で未分節な教義も存在していたことも示した。Bについて、一部の先行研究は、初期のイマーム派の教義の特徴の1つが、イスラーム以前の宗教であるグノーシス主義などの影響を受けた二元論的世界観であると主張してきた。今年度の研究では、イマーム派の特徴と見なしてきた二元論的世界観は、イスラームの多数派のスンナ派の思想の中にも見出されることを示した。また、イマーム派の現世観は二元論とはかけ離れた構造を持っていることを示した。これらの観点から、同派が二元論的世界観を持っているとしてもそれは同派の特徴とはならないと結論付けた。
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Was the Early Imami Worldview Deterministic and Dualistic? : Analysis of Hadith Literature Written During the Minor Occultation
早期的今玛世界观是决定论和二元论的吗?
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
Journal of Islamic Studies
影响因子:
0.9
作者:
[Hiroki Kuroda, Masanori Tachikawa and Tetsuya Terasaki, Takahiro Hirano]
通讯作者:
Takahiro Hirano
初期十二イマーム派(イマーム派)における顕教的教義:10世紀初頭のタフスィールの分析を通じて
早期十二伊玛目(伊玛目派)的显教教义:通过对十世纪初期的塔夫西尔(tafsir)的分析
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroki Kuroda, Masanori Tachikawa and Tetsuya Terasaki, Takahiro Hirano, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, Takahiro Hirano, 平野貴大, 平野貴大]
通讯作者:
平野貴大
フラートの著作に見る初期シーア派のクルアーン解釈
从富拉特的著作中可以看到早期什叶派对《古兰经》的解释
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
宗教研究
影响因子:
--
作者:
[Hiroki Kuroda, Masanori Tachikawa and Tetsuya Terasaki, Takahiro Hirano, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大, 平野貴大]
通讯作者:
平野貴大
現代シーア派学者によるムウタズィラ派採用論批判の考察――ハーメネイーのムフィード(d.413/1022)観に焦点をあてて――
当代什叶派学者对穆塔齐拉收养理论的批评研究——聚焦哈梅内伊对穆菲德的看法(d.413/1022)——
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
一神教世界
影响因子:
--
作者:
[Hiroki Kuroda, Masanori Tachikawa and Tetsuya Terasaki, Takahiro Hirano, 平野貴大]
通讯作者:
平野貴大
図説イスラム教の歴史
伊斯兰教的图解历史
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松山洋平, 小布施祈恵子, 後藤絵美, 下村佳州紀, 平野貴大, 法貴遊, 菊地達也]
通讯作者:
菊地達也
共 14 条
The Study of the Views of Imami Shi'i Scholars regarding Various Islamic Sects
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批准号:23K18621
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$0.83万
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财政年份:2023
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负责人:平野 貴大
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依托单位:
Imami Recognition of Other Sects: The Development of Imami Recognition to Therir Modern Religious Thought
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批准号:20J00302
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.58万
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财政年份:2020
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负责人:平野 貴大
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依托单位:
海外基金