江戸川乱歩を視座とした探偵小説と大衆の成立と崩壊に関する総合的研究
江戸川乱歩を視座とした探偵小説と大衆の成立と崩壊に関する総合的研究
批准号:
16J08487
负责人:
柿原 和宏
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
江戸川乱歩を視座として探偵小説ジャンルと大衆読者の関係を歴史的に考察する本研究において、本年度の調査および研究では、前年度に明らかにした戦前・戦後における大衆読者の探偵小説の消費のあり方をより具体的・立体的に捉えるための研究を行った。戦前については、大衆読者の特質を明確にするための比較項として、探偵小説専門読者による探偵小説受容の分析を行った。また戦後については、大衆読者の探偵小説受容の時代的・制度的背景を考察した。本年度に行った研究発表を中心に、それぞれの観点における成果を以下に述べていく。【戦前】戦前の主要な探偵小説専門誌である『ぷろふいる』(1935~)読者欄の分析を通して、戦前の探偵小説専門読者による乱歩の探偵小説の受容を考察した。そこでは新人作家を批判する文脈で乱歩が賞揚され、主として魅力的な謎の構築とそれを論理的に解明する構成をもつ本格性によって乱歩の探偵小説が評価されていたことが明らかになった。こうした探偵小説専門読者による本格ミステリ作家としての乱歩の受容は、同時期の大衆読者によるエログロ性において乱歩を消費するあり方とは異なるものであり、大衆読者による探偵小説受容の特性がより明確化されることとなった。【戦後】戦後の探偵小説は、犯罪捜査や体制の抱える同時代的な問題を表現することで大衆読者に対して社会正義の意識を啓蒙する側面をもつことにもなる。探偵小説ジャンルが変化した背景を考察するため、戦後に多くもたれた探偵作家と体制側の座談会を取り上げ、言説分析を行った。その結果、GHQ主導のもとで戦後の日本を民主国家として再建することをめざす警察や司法関係者との接触によって、探偵作家がその意識を受け取り、探偵小説による社会貢献を志向したことが析出された。このことで戦後に探偵小説ジャンルと大衆読者との関わりが社会的位相で展開される時代的・制度的な背景が明らかになった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
菊池寛現代通俗小説事典
菊地宏现代流行小说百科全书
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[片山宏行・山口政幸監修, 若松伸哉・掛野剛史編集]
通讯作者:
若松伸哉・掛野剛史編集
探偵小説ジャンルと〈悪〉の表象―昭和30年代を中心に
侦探小说类型和“邪恶”的表现——主要集中在20世纪50年代
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永田隆平, 藤橋雅宏, 佐藤喬章, 跡見晴幸, 三木邦夫, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏]
通讯作者:
柿原和宏
上海帰りの明智小五郎の見た浅草―江戸川乱歩『一寸法師』における推理と都市表象との交錯について
明智小五郎从上海归来时所见的浅草:论江户川乱步《一瞬星》中演绎与城市表征的交集
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
『アジア・文化・歴史』
影响因子:
--
作者:
[永田隆平, 藤橋雅宏, 佐藤喬章, 跡見晴幸, 三木邦夫, 柿原和宏]
通讯作者:
柿原和宏
1930年代の大衆雑誌における探偵小説の位置について―講談社メディアにおける江戸川乱歩テクストを中心に
论侦探小说在20世纪30年代流行杂志中的地位——以讲谈社媒体中的江户川乱步文本为中心
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永田隆平, 藤橋雅宏, 佐藤喬章, 跡見晴幸, 三木邦夫, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏, 柿原和宏]
通讯作者:
柿原和宏
江戸川乱歩 研究動向
江户川乱步研究动态
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
『アジア・文化・歴史』
影响因子:
--
作者:
[永田隆平, 藤橋雅宏, 佐藤喬章, 跡見晴幸, 三木邦夫, 柿原和宏, 柿原和宏]
通讯作者:
柿原和宏
共 8 条
海外基金