ドイツ保守革命の共同体論――群集から共同体へ

德国保守主义革命的共同体理论：从群体到共同体

• 批准号: 16J09626
• 负责人: 稲葉 瑛志
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2016
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2016-04-22 至 2018-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16J09626/
• 关键词: 保守革命; エルンスト・ユンガー; ファシズム; 男性同盟; 労働者; 共同体論; ドイツ文学; カール・シュミット; ユンガー; 共同体; ホーフマンスタール; シュミット; 群衆; 空間

本年度は、エルンスト・ユンガーの共同体論について以下三点から研究を行った。まず、革命的ナショナリスト期ユンガーの作品『冒険心第一稿』（1929）における共同体への呼びかけを、作者による読者の政治的意識の動員という観点から論じた。アガンベン『スタシス』の内戦の理論を本作品読解に用い、テクストにおける政治的コードが、正統性を喪失した国家性に代わり、孤独な「アナルヒスト」から成る男性同盟形成を促していたことを明らかにした。その成果は、『ドイツ文学』第156号に論文「エルンスト・ユンガー『冒険心――第一稿、昼夜の手記』、あるいは内戦の文学――友敵区別としてのテクスト戦略について」、155-173頁（査読済）として掲載された。次に、ナチス政権下のユンガーの思考を、倫理と審美主義との葛藤の問題としてテーマ化し、ドイツ保守主義に受け継がれてきた反人文主義的思考に照らして論じた。「絶望的な前哨」というドイツ保守主義のトポスが、ブルクハルトからシュペングラーを経て、ユンガーにおいても脈絡と受け継がれていることを示した。その成果は、日本独文学会秋季研究発表会（2017年9月30日）於獨協大学にて、「ナチス期エルンスト・ユンガーの「反人文主義」的思考」として発表された。最後に、ユンガーの作品『労働者』（1932）と「苦痛について」（1934年）を、スローターダイクの指摘した「秘密工作者」という視点から、ファシズム期における身体の硬化／喪失、「有機的構成」という集団的身体の「結晶」に関する「報告書」として論じた。その成果は、『Germanistik Kyoto』第19号に論文「苦痛、有機的構成――1930年代初頭のエルンスト・ユンガーにおける「政治の美学化」言説について」、（査読済）として掲載予定である。また、DLA Marbachにてユンガーの未発表書簡を多数調査し、複写した（2018年3月）。

This year, the following three points were studied: The first draft of the revolutionary movement (1929) was written by the author of the movement of political consciousness. The theory of the internal affairs of the "Russian Federation" is explained in this work. The political party, the legitimacy, the loss of the national character, the loneliness, the formation of the male alliance, and the promotion of the "Russian Federation" are discussed in detail. The results of the paper are as follows: "The first draft of the book, the first draft of the book," pp. 155-173. Second, under the political situation, the thinking of ethics and aesthetics, the thinking of anti-humanism, and the thinking of conservatism. "Desperate outpost" and "conservative" and "conservative" The results were presented at the Autumn Research Conference of the Japan Independent Literature Society (September 30, 2017),"Reflections on" Anti-Humanism "at the Independent Literature Society of Japan. Finally, the works of the author,"The Worker"(1932),"Suffering"(1934),"The Secret Worker","The Hardening/Loss of the Body","Organic Composition","Crystallization" of the Collective Body "," Report "and" Discussion ". The results of the paper are: "Germanistik Kyoto" No. 19,"The Composition of Suffering and Organism: The Early 1930s," Political Aesthetics "," The Theory of Aesthetics ","()"," The Theory of Suffering and Organism ", and" The Theory of Aesthetics ". Most of the unpublished books in DLA Marbach were investigated and copied (March 2018).

项目成果

冷たさ、苦痛、有機的構成――1930年代初頭のエルンスト・ユンガーにおける「政治の美学化」言説について

冷漠、痛苦、有机构成：恩斯特·荣格关于20世纪30年代初“政治审美化”的论述

• 发表时间: 2018
• 期刊: ドイツ文学
• 作者: Taichi Nakamura;Katsunori Suzuki;Makoto Yamashita;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;鈴木克規・仲村太智・山下誠;稲葉瑛志;稲葉瑛志
• 通讯作者: 稲葉瑛志

「労働空間」と「広域」――30年代エルンスト・ユンガーとカール・シュミットの技術論と秩序構想

“工作空间”与“广域”：Ernst Jünger 和 Carl Schmitt 20 世纪 30 年代的技术理论和秩序概念

• 发表时间: 2017
• 期刊: ドイツ文学
• 作者: Taichi Nakamura;Katsunori Suzuki;Makoto Yamashita;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;鈴木克規・仲村太智・山下誠;稲葉瑛志;稲葉瑛志;稲葉 瑛志;宮本唯未;稲葉瑛志
• 通讯作者: 稲葉瑛志

エルンスト・ユンガー『冒険心――第一稿、昼夜の手記』、あるいは内戦の文学――友敵区別としてのテクスト戦略について

恩斯特·荣格（Ernst Jünger）的《冒险精神：初稿，日与夜的笔记》，或内战文学：论区分朋友和敌人的文本策略。

• 发表时间: 2018
• 期刊: ドイツ文学
• 作者: Taichi Nakamura;Katsunori Suzuki;Makoto Yamashita;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;鈴木克規・仲村太智・山下誠;稲葉瑛志
• 通讯作者: 稲葉瑛志

ナチス期エルンスト・ユンガーの「反人文主義」的思考

恩斯特·荣格在纳粹时代的“反人道主义”思想

• 发表时间: 2017
• 作者: Taichi Nakamura;Katsunori Suzuki;Makoto Yamashita;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;鈴木克規・仲村太智・山下誠;稲葉瑛志;稲葉瑛志;稲葉 瑛志;宮本唯未;稲葉瑛志;稲葉瑛志
• 通讯作者: 稲葉瑛志

„Arbeitsraum“ und „Großraum“

“Arbeitsraum”和“Großraum”

• DOI: 10.11282/jgg.154.0_195
• 发表时间: 2017
• 期刊: Neue Beiträge zur Germanistik
• 作者: Taichi Nakamura;Katsunori Suzuki;Makoto Yamashita;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;仲村太智・鈴木克規・山下誠;鈴木克規・仲村太智・山下誠;稲葉瑛志;稲葉瑛志;稲葉 瑛志
• 通讯作者: 稲葉 瑛志