イネを用いた作物の低シュウ酸化技術開発のための基盤研究
イネを用いた作物の低シュウ酸化技術開発のための基盤研究
批准号:
22K05435
负责人:
宮城 敦子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本研究課題は作物におけるシュウ酸の低減のため、モデル植物であるイネの葉を用いてシュウ酸蓄積機構の解明を目指すものである。これまでに、研究代表者は世界のイネ・コアコレクション(WRC)および日本のイネ・コアコレクション(JRC)(いずれも農研機構農業生物資源ジーンバンクより分譲)を用いた解析により、イネの品種間で葉のシュウ酸含有量に20倍以上の開きがあること、ジャポニカ型品種の葉がインディカ型およびアウス型品種に比べてシュウ酸を多く蓄積する傾向があることを見出した。WRCおよびJRCともに全ゲノム配列が解読されていることから、シュウ酸含有量に影響を及ぼす遺伝子座を特定するため、昨年度はシュウ酸含有量の品種間差を利用してゲノムワイド関連解析(GWAS)を行った。当初、これまでに研究代表者が阻害剤実験や正逆染色体部分置換系統の解析などで見出した4つの候補遺伝子などががGWASでも検出されるのではないかと予測していた。しかしながら、シュウ酸含有量に影響を及ぼすような有意な遺伝子(座)は見出されなかった。おそらく、さまざまな遺伝的要因がシュウ酸蓄積に関与しているためと考えられる。一方、シュウ酸の周辺代謝物についてもCE-MSを用いて定量を行い、シュウ酸含有量との相関解析を行った。その結果、シュウ酸とクエン酸との間に強い正の相関がみられ、シュウ酸合成経路の上流であるクエン酸の含有量がシュウ酸含有量に影響する可能性が考えられた。同じくシュウ酸合成経路の上流であるアスコルビン酸はシュウ酸と弱い負の相関を示した。以上より、GWASによりシュウ酸含有量の品種間差に影響を及ぼす遺伝子(座)は特定できなかったものの、アスコルビン酸よりもクエン酸を上流とするイソクエン酸経路がシュウ酸ん含有量に影響を及ぼす可能性が示唆された。
英文摘要
本研究課題は作物におけるシュウ酸の低減のため、モデル植物であるイネの葉を用いてシュウ酸蓄積機構の解明を目指すものである。これまでに、研究代表者は世界のイネ・コアコレクション(WRC)および日本のイネ・コアコレクション(JRC)(いずれも農研機構農業生物資源ジーンバンクより分譲)を用いた解析により、イネの品種間で葉のシュウ酸含有量に20倍以上の開きがあること、ジャポニカ型品種の葉がインディカ型およびアウス型品種に比べてシュウ酸を多く蓄積する傾向があることを見出した。WRCおよびJRCともに全ゲノム配列が解読されていることから、シュウ酸含有量に影響を及ぼす遺伝子座を特定するため、昨年度はシュウ酸含有量の品種間差を利用してゲノムワイド関連解析(GWAS)を行った。当初、これまでに研究代表者が阻害剤実験や正逆染色体部分置換系統の解析などで見出した4つの候補遺伝子などががGWASでも検出されるのではないかと予測していた。しかしながら、シュウ酸含有量に影響を及ぼすような有意な遺伝子(座)は見出されなかった。おそらく、さまざまな遺伝的要因がシュウ酸蓄積に関与しているためと考えられる。一方、シュウ酸の周辺代謝物についてもCE-MSを用いて定量を行い、シュウ酸含有量との相関解析を行った。その結果、シュウ酸とクエン酸との間に強い正の相関がみられ、シュウ酸合成経路の上流であるクエン酸の含有量がシュウ酸含有量に影響する可能性が考えられた。同じくシュウ酸合成経路の上流であるアスコルビン酸はシュウ酸と弱い負の相関を示した。以上より、GWASによりシュウ酸含有量の品種間差に影響を及ぼす遺伝子(座)は特定できなかったものの、アスコルビン酸よりもクエン酸を上流とするイソクエン酸経路がシュウ酸ん含有量に影響を及ぼす可能性が示唆された。
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Dynamic seasonal changes in photosynthesis systems in leaves of Asarum tamaense, an evergreen understorey herbaceous species
常绿林下草本植物细辛叶片光合作用系统的动态季节变化
DOI:
10.1093/aob/mcac156
发表时间:
2023
期刊:
Annals of Botany
影响因子:
4.2
作者:
[Naoki Wada, Issei Kondo, Ryouichi Tanaka, Junko Kishimoto, Atsuko Miyagi, Maki Kawai-Yamada, Yusuke Mizokami, Ko Noguchi]
通讯作者:
Ko Noguchi
Loss of peroxisomal NAD kinase 3 (NADK3) affects photorespiration metabolism in Arabidopsis
过氧化物酶体 NAD 激酶 3 (NADK3) 的缺失影响拟南芥的光呼吸代谢
DOI:
10.1016/j.jplph.2023.153950
发表时间:
2023
期刊:
Journal of Plant Physiology
影响因子:
4.3
作者:
[Shota Suzuki, Daimu Tanaka, Atsuko Miyagi, Kentaro Takahara, Masaru Kono, Chaomurilege, Ko Noguchi, Toshiki Ishikawa, Minoru Nagano, Masatoshi Yamaguchi, Maki Kawai-Yamada]
通讯作者:
Maki Kawai-Yamada
有用セラミド生産法の開発に向けたスフィン ゴ糖脂質糖転移酵素欠損変異体の解析
分析鞘糖脂糖基转移酶缺陷突变体,以开发有用的神经酰胺生产方法
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮城 敦子, 内宮 博文, 川合 真紀, 鈴木 雄介,宮城 敦子,山口 雅利,川合 真紀,石川 寿樹]
通讯作者:
鈴木 雄介,宮城 敦子,山口 雅利,川合 真紀,石川 寿樹
DOI:
10.5511/plantbiotechnology.22.0122a
发表时间:
2022-06-01
期刊:
PLANT BIOTECHNOLOGY
影响因子:
1.6
作者:
[Ailizati, Aili, Nagahage, Isura Sumeda Priyadarshana, Yamaguchi, Masatoshi]
通讯作者:
Yamaguchi, Masatoshi
Metabolomic analysis of rice brittle culm mutants reveals each mutant- specific metabolic pattern in each organ
水稻脆秆突变体的代谢组学分析揭示了每个器官中每个突变体特异性的代谢模式
DOI:
10.1007/s11306-022-01958-9
发表时间:
2022
期刊:
Metabolomics
影响因子:
3.6
作者:
[Atsuko Miyagi, Kazuhisa Mori, Toshiki Ishikawa, Satoshi Ohkubo, Shunsuke Adachi, Masatoshi Yamaguchi, Taiichiro Ookawa, Toshihisa Kotake, Maki Kawai-Yamada]
通讯作者:
Maki Kawai-Yamada
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