大腸低分化腺がんにおけるSAA1の分子機能解明と診断・治療への応用
大腸低分化腺がんにおけるSAA1の分子機能解明と診断・治療への応用
批准号:
22K07964
负责人:
青木 敬則
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
大腸がんにおけるSAA1の機能を解析するため、まず大腸がん細胞株を用いてsiRNAによるSAA1のノックダウン実験を行った。MTTアッセイの結果、SAA1ノックダウンは大腸がん細胞の増殖に影響を与えなかったが、遊走能・浸潤能を低下させた。逆にSAA1の過剰発現は大腸がん細胞の遊走能・浸潤能を促進することが、Boydenチャンバーアッセイおよびコラーゲンゲル浸潤アッセイから確認された。さらにSAA1を過剰発現した大腸がん細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ解析し、MYCシグナルや細胞周期に関する遺伝子群の発現が誘導されることを見出した。次に大腸がん細胞においてSAA1発現を誘導するメカニズムを解析した。SAA1発現を誘導するサイトカインとしてインターロイキン1β (IL-1β)が知られている。大腸がん細胞株をリコンビナントヒトIL-1βで処理した結果、SAA1発現の誘導が確認された。またIL-1β処理は大腸がん細胞の遊走・浸潤能を促進したが、その効果はSAA1ノックダウンにより減弱したことから、IL-1βはSAA1の誘導を介して大腸がん細胞の遊走・浸潤を促進すると考えられた。大腸がん微小環境においてIL-1βを産生する細胞として線維芽細胞、マクロファージ、好中球などが考えられる。我々は、ヒト単球性白血病細胞THP-1をphorbol 12-myristate 13-acetate (PMA)で処理し、マクロファージ様細胞を誘導し、大腸がん細胞との共培養実験を行った。その結果、共培養によりマクロファージ様細胞ではIL-1β発現が誘導され、大腸がん細胞ではSAA1発現が誘導されることを明らかにした。また大腸がん臨床検体の免疫組織染色から、早期大腸がん浸潤先進部においてマクロファージがIL-1βを発現し、その近傍の大腸がん細胞がSAA1を発現することを確認した。
英文摘要
大腸がんにおけるSAA1の機能を解析するため、まず大腸がん細胞株を用いてsiRNAによるSAA1のノックダウン実験を行った。MTTアッセイの結果、SAA1ノックダウンは大腸がん細胞の増殖に影響を与えなかったが、遊走能・浸潤能を低下させた。逆にSAA1の過剰発現は大腸がん細胞の遊走能・浸潤能を促進することが、Boydenチャンバーアッセイおよびコラーゲンゲル浸潤アッセイから確認された。さらにSAA1を過剰発現した大腸がん細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ解析し、MYCシグナルや細胞周期に関する遺伝子群の発現が誘導されることを見出した。次に大腸がん細胞においてSAA1発現を誘導するメカニズムを解析した。SAA1発現を誘導するサイトカインとしてインターロイキン1β (IL-1β)が知られている。大腸がん細胞株をリコンビナントヒトIL-1βで処理した結果、SAA1発現の誘導が確認された。またIL-1β処理は大腸がん細胞の遊走・浸潤能を促進したが、その効果はSAA1ノックダウンにより減弱したことから、IL-1βはSAA1の誘導を介して大腸がん細胞の遊走・浸潤を促進すると考えられた。大腸がん微小環境においてIL-1βを産生する細胞として線維芽細胞、マクロファージ、好中球などが考えられる。我々は、ヒト単球性白血病細胞THP-1をphorbol 12-myristate 13-acetate (PMA)で処理し、マクロファージ様細胞を誘導し、大腸がん細胞との共培養実験を行った。その結果、共培養によりマクロファージ様細胞ではIL-1β発現が誘導され、大腸がん細胞ではSAA1発現が誘導されることを明らかにした。また大腸がん臨床検体の免疫組織染色から、早期大腸がん浸潤先進部においてマクロファージがIL-1βを発現し、その近傍の大腸がん細胞がSAA1を発現することを確認した。
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Serum amyloid A1は好中球をリクルートして早期大腸癌の浸潤を促進する.
血清淀粉样蛋白 A1 募集中性粒细胞并促进早期结直肠癌的侵袭。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[竹本昴平, 割田友子, 大谷清, 岩淵 禎弘, 吉戸文乃,須藤豪太,高澤啓,北嶋洋志,山本英一郎,青木敬則,新沼猛,石黒一也,久保俊之,原田拓,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,鈴木拓.]
通讯作者:
吉戸文乃,須藤豪太,高澤啓,北嶋洋志,山本英一郎,青木敬則,新沼猛,石黒一也,久保俊之,原田拓,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,鈴木拓.
SMOC1の大腸腫瘍診断マーカーとしての臨床的有用性の検討.
检查 SMOC1 作为结直肠肿瘤诊断标记物的临床效用。
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[田守 昭博, 木村 公則, 木岡 清英, 榎本 平之, 小田桐 直志, 小塚 立蔵, 打田 佐和子, 榎本 大, 河田 則文, 溝上 雅史, 青木敬則,山本英一郎,高澤啓,新沼猛,山野泰穂,萬顕,北嶋洋志,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,菅井有,鈴木拓.]
通讯作者:
青木敬則,山本英一郎,高澤啓,新沼猛,山野泰穂,萬顕,北嶋洋志,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,菅井有,鈴木拓.
Assessment of postoperative common bile duct stones after endoscopic extraction and subsequent cholecystectomy.
内镜下取出胆囊切除术后胆总管结石的评估。
DOI:
10.1007/s00464-022-09017-z
发表时间:
2022
期刊:
Surg Endosc.
影响因子:
--
作者:
[Sugiura R, Nakamura H, Horita S, Meguro T, Sasaki K, Kagaya H, Yoshida T, Aoki H, Morita T, Fujita M, Tamoto E, Fukushima M, Ashitate Y, Ueno T, Tsutaho A, Kuwatani M, Sakamoto N.]
通讯作者:
Sakamoto N.
活性化マクロファージはIL-1β-SAA1 axisを介して早期大腸がんの浸潤を促進する
活化的巨噬细胞通过IL-1β-SAA1轴促进早期结直肠癌的侵袭
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takamori Hajime, Urabe Fumihiko, Matsuzaki Juntaro, Kimura Shoji, Sasaki Hiroshi, Kimura Takahiro, Inaba Koji, Nakamura Eijiro, Matsui Yoshiyuki, Fujimoto Hiroyuki, Ochiya Takahiro, 須藤豪太,山本英一郎,青木敬則,高澤啓,吉戸文乃,新沼猛,久保俊之,原田拓,萬顕,北嶋洋志,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,鈴木拓.]
通讯作者:
須藤豪太,山本英一郎,青木敬則,高澤啓,吉戸文乃,新沼猛,久保俊之,原田拓,萬顕,北嶋洋志,甲斐正広,小山内誠,仲瀬裕志,鈴木拓.
A case of gastric-phenotype, minute, tubular adenocarcinoma of the stomach with deep submucosal invasion.
一例胃表型微小管状胃腺癌,伴有粘膜下层深部浸润。
DOI:
10.1111/pin.13311
发表时间:
2023
期刊:
Pathol Int.
影响因子:
--
作者:
[Nakamura R, Aoki H, Gotoda H, Ota S, Kushima R, Katanuma A.]
通讯作者:
Katanuma A.
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