Urinary lipid analysis to investigate the pathogenesis of food protein-induced gastroenteritis.
Urinary lipid analysis to investigate the pathogenesis of food protein-induced gastroenteritis.
批准号:
22K08575
负责人:
樺島 重憲
金额:
$1.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)は、原因食物摂取後1-4時間で嘔吐や下痢といった消化管に限局した症状を示す食物アレルギー(FA)の一種で、その病態は明らかになっていない。本研究では、原因食物を摂取して症状が誘発された際の患者の尿中脂質を分析することによりFPIESの病態を解明することを目指している。尿には、肥満細胞や好酸球、好中球といった様々なエフェクター細胞の活性化を反映する脂質代謝物が含まれており、その網羅的解析により症状誘発の機序を明らかにできると期待される。2022年度には、肥満細胞がFPEISの症状誘発に関与する可能性が指摘されてきたことから、肥満細胞の活性化を反映する尿中脂質prostaglandin D2 metabolite(PGDM)に注目して検討を行った。成育医療研究センターおよび浜松医科大学にて経口食物負荷試験を行った小児FPIES患者32例(年齢0-12歳)をリクルートし、このうち9例が陽性であった。陰性患者、陽性患者のいずれにおいても、食物負荷の前後で尿中PGDMレベルの上昇は確認されなかった。即時型FAの症例を対象として過去に我々が行った検討では、尿中PGDMの変化はサブクリニカルな微妙な反応も含めて肥満細胞の活性化を鋭敏に検出できることが確認されており、今回の結果はFPIESの症状誘発に肥満細胞が関与しないことを示唆するものであった。最新の報告では、消化管のセロトニンがFPIESの症状誘発に重要な役割を果たすことが指摘されている。消化管においてセロトニンを放出する細胞としては、腸クロム親和性細胞および肥満細胞があり、今回の検討は、FPIESの症状誘発のカスケードを絞り込む上で有用な知見を与えるものである。
英文摘要
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)は、原因食物摂取後1-4時間で嘔吐や下痢といった消化管に限局した症状を示す食物アレルギー(FA)の一種で、その病態は明らかになっていない。本研究では、原因食物を摂取して症状が誘発された際の患者の尿中脂質を分析することによりFPIESの病態を解明することを目指している。尿には、肥満細胞や好酸球、好中球といった様々なエフェクター細胞の活性化を反映する脂質代謝物が含まれており、その網羅的解析により症状誘発の機序を明らかにできると期待される。2022年度には、肥満細胞がFPEISの症状誘発に関与する可能性が指摘されてきたことから、肥満細胞の活性化を反映する尿中脂質prostaglandin D2 metabolite(PGDM)に注目して検討を行った。成育医療研究センターおよび浜松医科大学にて経口食物負荷試験を行った小児FPIES患者32例(年齢0-12歳)をリクルートし、このうち9例が陽性であった。陰性患者、陽性患者のいずれにおいても、食物負荷の前後で尿中PGDMレベルの上昇は確認されなかった。即時型FAの症例を対象として過去に我々が行った検討では、尿中PGDMの変化はサブクリニカルな微妙な反応も含めて肥満細胞の活性化を鋭敏に検出できることが確認されており、今回の結果はFPIESの症状誘発に肥満細胞が関与しないことを示唆するものであった。最新の報告では、消化管のセロトニンがFPIESの症状誘発に重要な役割を果たすことが指摘されている。消化管においてセロトニンを放出する細胞としては、腸クロム親和性細胞および肥満細胞があり、今回の検討は、FPIESの症状誘発のカスケードを絞り込む上で有用な知見を与えるものである。
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