大腸癌におけるRYBP を介した腫瘍制御機構の解明
大腸癌におけるRYBP を介した腫瘍制御機構の解明
批准号:
22K08889
负责人:
森中 孝至
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
今年度は当教室で切除した大腸癌肝転移巣122例に対してRYBPの免疫染色を行い、発現傾向、臨床病理学的因子、予後との関係を評価した。さらに2012年から2014年までに当院で外科的切除した大腸癌原発巣140例に対しても同様の評価を行った。大腸癌原発巣では腫瘍細胞の核内での発現を認め、RYBP低発現群では遠隔転移、術後再発が有意に高い結果となった。さらにRYBP低発現は癌特異的生存率、無病生存率を有意に短縮する結果となった。肝転移巣での評価では核内発現はほとんどの症例で観察されなかった。またapoptosisとの関連を評価するためp53の免疫染色を行いTP53遺伝子野生型、変異型に分類した。するとTP53野生型の群ではRYBP低発現は有意に予後不良であるのに対し、TP53変異型群ではその有意性は認めなかった。それらの結果からRYBPと野生型p53の関連が示唆され、細胞実験にてその詳細を評価することとした。当教室で保有する大腸癌細胞株のうち、TP53野生型であるHCT116、SW48、TP53変異型であるDLD-1、TP53をノックアウトしたHCT116(TP53-/-)の細胞株を用いて評価、解析を始めた。RYBP-p53の関係を評価するため、それぞれの細胞株に対してsiRNAを用いRYBPをノックダウンし、ウエスタンブロットにて蛋白量を評価すると、TP53野生型の細胞株でのみ、RYBPをノックダウンすると有意にp53の蛋白量が低下することが確認できた。さらにproliferation assayを行うと、TP53野生型細胞株でのみRYBPのノックダウンにより腫瘍増殖能が促進されることが分かった。
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