イムノリポソームを用いたサイトカイン遺伝子導入による糸球体腎炎治療の試み
イムノリポソームを用いたサイトカイン遺伝子導入による糸球体腎炎治療の試み
批准号:
08877179
负责人:
宇都宮 保典
金额:
$1.15万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 1997
中文摘要
我々は糸球体内に浸潤したマクロファージはメサンギウム細胞の形質変換を誘導し、糸球体障害の増悪・伸展に関与している可能性を報告した。したがって、糸球体内マクロファージの機能を制御することは糸球体腎炎治療において極めて重要と考えられる。そこでマクロファージの機能を抑制するサイトカイン遺伝子を各種ベクターに発現させ、糸球体腎炎の遺伝子治療の試みを行った。1)Immunoliposomeの作成:糸球体腎炎ではICAM-1などのさまざまな細胞接着分子が発現し、マクロファージなど炎症細胞の糸球体内への浸潤に関与していることが報告されている。そこで抗ICAM-1抗体を結合させたリポゾームにIL-10遺伝子を挿入したImmunoliposomeの作成を試みた。しかしながら、その安定性および効率に問題があり、プロモーター変更など現在検討中である。2)アデノウイルスを用いた骨髄細胞への遺伝子導入:ヒトglucocerebrosidase(GC)遺伝子を組換えたアデノウイルスベクターを作成し、マウス骨髄細胞へのGC遺伝子導入を試みた。その結果、GC遺伝子を導入した骨髄細胞はGC遺伝子(PCR法)の発現およびGC活性を有することが確認された。さらにICAM-1のリガンドであるCD11b/CD18が骨髄細胞表面に発現していることをflow cytometerにて検討した。3)実験モデルでの検討:糸球体でのICAMの発現とCD11b/CD18陽性骨髄細胞の浸潤の関連を検討するため、リポポリサッカライド(LPS)誘導糸球体腎炎を作成、GC遺伝子を導入した同種骨髄細胞を尾静脈より投与し糸球体内への外来遺伝子導入が可能か検討した。その結果、GC遺伝子(+)骨髄細胞を投与したマウスではGC遺伝子(-)骨髄細胞投与群に比し糸球体内のGC活性は3倍で、GC遺伝子の存在がPCR法にて確認された。以上の結果より、CD11b/CD18陽性骨髄細胞により糸球体腎炎における炎症の場に特異的に目的の遺伝子を導入し得る可能性が示唆された。現在、遺伝子導入率の向上および安定性を解決するため、レトロウイルスによる系の開発および抗炎症性遺伝子による糸球体腎炎の遺伝子治療について検討をすすめている。
英文摘要
我々は糸球体内に浸潤したマクロファージはメサンギウム細胞の形質変換を誘導し、糸球体障害の増悪・伸展に関与している可能性を報告した。したがって、糸球体内マクロファージの機能を制御することは糸球体腎炎治療において極めて重要と考えられる。そこでマクロファージの機能を抑制するサイトカイン遺伝子を各種ベクターに発現させ、糸球体腎炎の遺伝子治療の試みを行った。1)Immunoliposomeの作成:糸球体腎炎ではICAM-1などのさまざまな細胞接着分子が発現し、マクロファージなど炎症細胞の糸球体内への浸潤に関与していることが報告されている。そこで抗ICAM-1抗体を結合させたリポゾームにIL-10遺伝子を挿入したImmunoliposomeの作成を試みた。しかしながら、その安定性および効率に問題があり、プロモーター変更など現在検討中である。2)アデノウイルスを用いた骨髄細胞への遺伝子導入:ヒトglucocerebrosidase(GC)遺伝子を組換えたアデノウイルスベクターを作成し、マウス骨髄細胞へのGC遺伝子導入を試みた。その結果、GC遺伝子を導入した骨髄細胞はGC遺伝子(PCR法)の発現およびGC活性を有することが確認された。さらにICAM-1のリガンドであるCD11b/CD18が骨髄細胞表面に発現していることをflow cytometerにて検討した。3)実験モデルでの検討:糸球体でのICAMの発現とCD11b/CD18陽性骨髄細胞の浸潤の関連を検討するため、リポポリサッカライド(LPS)誘導糸球体腎炎を作成、GC遺伝子を導入した同種骨髄細胞を尾静脈より投与し糸球体内への外来遺伝子導入が可能か検討した。その結果、GC遺伝子(+)骨髄細胞を投与したマウスではGC遺伝子(-)骨髄細胞投与群に比し糸球体内のGC活性は3倍で、GC遺伝子の存在がPCR法にて確認された。以上の結果より、CD11b/CD18陽性骨髄細胞により糸球体腎炎における炎症の場に特異的に目的の遺伝子を導入し得る可能性が示唆された。現在、遺伝子導入率の向上および安定性を解決するため、レトロウイルスによる系の開発および抗炎症性遺伝子による糸球体腎炎の遺伝子治療について検討をすすめている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
宇都宮 保典: "糸球体と間質の相互作用について" 腎と透析. 42・4. 451-457 (1997)
宇都宫康典:“论肾小球和间质的相互作用”《肾脏与透析》42・4(1997)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Y.UTSUNOMIYA,et al.: "Macrophage-colong stimulating factor (M-CSF) enhances proteinuria and recruitment of macrophages into the glomerulus in experimental murine nephritis." Clin Exp Immunol. 106. 286-296 (1996)
Y.UTSUNOMIYA 等人:“巨噬细胞结肠刺激因子 (M-CSF) 可增强实验性小鼠肾炎中的蛋白尿和巨噬细胞募集到肾小球中的能力。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
ネフロン発生分子機構に基づく腎障害発症機序の解明と新規治療標的分子の探索
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批准号:23591203
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.16万
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财政年份:2011
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负责人:宇都宮 保典
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依托单位:
免疫複合体腎炎の成因に関する実験的解析
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批准号:04770233
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:宇都宮 保典
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依托单位:
海外基金