海岸生アナイボゴケ科地衣類の生育地調査と分類学的検討

沿海地衣生境调查与分类研究

• 批准号: 08740675
• 负责人: 原田 浩
• 金额: $ 0.58万
• 依托单位: Natural History Museum and Institute, Chiba
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08740675/
• 关键词: 地衣類; 海岸生; アナイボゴケ科; 分類; 生態

瀬戸内西部から九州北部にかけて,海岸部における地衣類の野外調査を実施した.調査に当たっては特にアナイボゴケ科に着目し,潮間帯から飛沫帯にかけて岩上の地衣類の生育状況を調査・記録し,必要に応じて資料を採取した.採取した資料について,実験室において実体顕微鏡を用いて外部形態を観察し,また切片を多数作成し生物顕微鏡により内部形態を精査し,記載・スケッチ・写真等によって記録した.また必要に応じ成分分析(呈色反応,顕微結晶法,薄層クロマトグラフィー)を行った.採取した資料は全て標本化した.従前の調査によって得られていた千葉県産をはじめ伊豆半島産や紀伊半島産などの海岸生アナイボゴケ科地衣類標本との比較と,Nylander(1890)によって報告された日本産アナイボゴケ科地衣類標本との比較を実施した.その結果,今回の調査地については,5種のアナイボゴケ属地衣類が海岸に産することがこれまでに判明した.これらは,ヨーロッパでよく知られている海岸の地衣フロラとは明らかに異なることが判った.なお,このうち2種は既に日本から知られていたが,いずれも少数の標本によってしか確認されていなかった種であり,多くの生態・地理学的新知見を得た.他の3種は,これまで日本から知られていた種とは形態的な差異が見いだせるので,新種か日本新産種の可能性がある.これらについては更に検討を継続する必要がある.アナイボゴケ科以外の海岸生地衣類について幾つかの新知見を得た.イソクチナワゴケ(新称;Enterographa praepallens)は従来3箇所から知られるに過ぎなかったが,今回,新たに多数の地点で生育を確認した.ホルトノキゴケ属の一種が海岸の岩上に生育するのは国内では初めて確認した.分類学的所属については,更に検討が必要である.

沿海地区的地衣进行了现场调查，从西塞多内陆海到九州北部进行。在调查中，我们专注于Animidae家族，并调查并记录了从潮间带到液滴区域岩石上地衣的生长状态，并根据需要收集材料。使用实验室中的立体显微镜观察到收集的材料，并准备了许多切片，并使用生物学显微镜检查了内部形态，并使用描述，素描，照片等记录。组件分析（颜色反应，微晶方法，微晶方法，薄层色谱法）也是必要的。对所有收集的材料进行了采样。与来自Izu半岛和KII半岛的沿海地衣标本进行比较，这些标本是通过先前的调查获得的，并由Nylander（1890年）报告。我们比较了Animobidae家族的日本地衣标本。结果，发现在海岸生产了五种animobidae家族的地衣。这些显然与欧洲海岸的沿海地衣不同。然而，日本已经知道了两个物种，但两种物种都被少数标本证实，并且获得了许多新的生态和地理发现。可以发现其他三个物种与日本已知的物种的形态不同，因此有可能是日本的新物种或新物种。这些需要进一步检查。我们已经获得了有关Animobidae家族以外的有关沿海服装的新发现。 Praepallens（Praepallens）仅在三个地点就被闻名，但现在已经确认其增长在许多新地点。这是日本第一次在沿海岩石上生长该属的物种。分类隶属关系需要进一步考虑。